欠片71.『4人の冒険者ー④』
欠片71.『4人の冒険者ー④』です!
※カッティングエッジ
西洋剣の部位名称の一つ。刃そのもの。
今回は刃の面のことを表しています。
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
" "=強調
ー1本=幕間、過去
ー2本=時の流れ
サーチめがけて突いてきた『骸鎧屑蠍』の尻尾をサッ!っとかわす。
しかし、尻尾の中間辺りを通り過ぎようとした瞬間、尻尾を横に振り払ってきた。
「…なッ!!マジかッ…ハッ…!!」
ドゴッ…!!
ブンッ!!っと、勢いよく地面に投げ出されたサーチは"ズザァァ"……と背中から倒れていった。
「サーチくん!!大丈夫かい!!」
サーチはすぐに起き上がると、ヒイロに返事をした。
「…問題ない!肩でガードしたからギリギリ致命傷はさけた!」
(…ッテテ…横腹に当たってたら危なかったな。)
「あの尻尾とハサミが厄介だ!なんとかできるか?」
サーチが冒険者たちに聞く。
「任せてくれ!ボクがハサミをなんとかする!!」
「ニザリー!キミは陽動をかけて尻尾の攻撃を誘ってくれ!!」
『りょーかいにゃ!!』
「モンクはサーチくんにも強化を頼む!!」
「マジコは仕留めきれなかった時のカバーを頼めるかい?」
『分かりました。』「分かったわ!」
と、的確な指示を出すヒイロの姿を見て、サーチはワクワクしていた。
「スッゲェ…」
(あの短時間で、ここまで作戦を考えれるのか!!)
(よし、オレも仕留めれるようにしなきゃ…な…?)
フィフィィィン。
(ん?なんだこれ?体に力がみなぎってくる!!)
『『筋力増強』』
『『脚力強化』』
《二重詠唱!!》
『一時的に身体能力を上げました!』
『今のうちに!』
(僧侶の人か…!)
「ありがとう!助かる!!」
「スッゲェ…!!体が何倍にも軽く感じる!」
「これなら…」
「一気に距離を詰めれるッ!!」
ヒイロを見るサーチ。
「いつでもいけるよ!」
「おうッ!!」
「ニザリー!!」
ヒイロの声を合図に、各々(おのおの)が動き始める。
『にゃにゃあッーー!!』
『おーい!こっちに攻撃してみろにゃー!』
『骸鎧屑蠍』の背後から、尻尾に短刀で攻撃をするニザリー。
その効果もあって『骸鎧屑蠍』は、尻尾をニザリーに向けて突き刺そうとした。
『にゃっ!!』
ドシュッ!!!
次の瞬間、ニザリーはお腹を貫かれた。
かに思われたが…
『にゃ〜んてにゃっ!!』
『暗殺術・影隠!!』
と、メラメラと…『骸鎧屑蠍』の尻尾に突き刺さっていたニザリーの体は消え去り、幻影となっていった。そして、別の場所にニザリーがピースサインをして立っていた。
『にゃひー!!』
ニザリーの幻影が突きされた頃…ビュッ!!と2人の少年が素早く飛び出した。
その姿を捉えた『骸鎧屑蠍』は左手のハサミを振り上げ、2人に向かって振り下ろした。
ヒイロとサーチは、アイコンタクトをしたあと頷いた。
「たとえ倒せなくても…」
「ヤツの攻撃はハジけるんだッ!!」
「『斜日光・反天』!!!」
カチャッ…。グググッ……!!
カァァン!!!
※
左下から斜め上に向かって振り上げる際に、剣のカッティングエッジに傾斜をつけ衝撃を受け流し、攻撃を押し返す技である。
その反撃により『骸鎧屑蠍』の体が浮き上がる。
「…いいねッ!!」
と、サーチがスライディングしながら呟くと『骸鎧屑蠍』の頭の裏側に、銃弾を撃ち込んだ。
ガチッ……パパァンッ!!
ボチュチュッ…!!と音が鳴り…『骸鎧屑蠍』の頭に大きな穴が空いた。
ボトボト…トッ……
パシャァァッ〜〜……と緑色の小雨が降り注ぐ中、サーチは倒れてくる『骸鎧屑蠍』の胴体に、潰されそうになっていた。
「うわぁぁッ!!ヤベ〜〜ッ!!」
「防御結界!!」
ガキィンッ!!とサーチの周りに、エメラルド色をした丸い球体が囲んだ。
「え?なんだこれ?」
「ふぅ〜間一髪ってところね!!」
「間に合って良かったわ!」
振り返ると、マジコが笑顔でグッドポーズをとっていた。
「ありがとう!助かったよー!!」
そうして、サーチと4人の冒険者は『骸鎧屑蠍』を倒したのであった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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[今回の一言♩]
※印が増えてきた…前書きがさらに長くなるから、あんまり使いたくないのに…
キャラの見た目の説明難しい。




