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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
68/263

欠片66.『潜入ー1日目』

欠片(ピース)66.『潜入ー1日目』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調

ー1本=幕間、過去

ー2本=時の流れ


話は(さかのぼ)り、潜入開始へと時は戻る。


【大要塞 極子水星要塞(ミニマルフォートレス)


【要塞近くの森林内】



バシュンッ。



目の前には、広大な更地が広がっていた。晴天の中、心地よい風が吹いており、森の端には、瞬間移動したアストラとクロードの姿がそこにあった。



「よし」

「ワタシはこのまま、機屑物(ガーベマジル)()りに行く」


「貴方はどうする?」



カチャリ。と音が聞こえ、クロードが返事をした。


「私は街まで行きます。」



「要塞のすぐ手前の辺りに、少しだけ他の扉よりも…大きな扉があります。」

「そこに『旅人旅館(イン・トラベル)』へ向かう、地下へ入り口がありますので。」


    ・・

「そこに一度、(おもむ)きましょう。」

「今後は、彼らをその一室にお連れいたします。」


と手短に要点を伝えるクロード。



「分かった」

「結構日前には、もう一仕事してもらうぞ」


「承知しております。」



「では、よろしく頼む」


「はい。かしこまりました。アストラさんもお気をつけて。」


と微笑みながら見送りをするクロードだった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


祈祷要塞(プレイヤーフォートレス) 大聖堂(だいせいどう)内】



「ほんとに行っちゃったよ!!」

「マジでいないじゃん!すごっ!!」


目の前で消えた、アストラとクロードを見て、「うっは!うっはー!」とサーチは興奮する。



『ねえ、そんなにはしゃいでも』

『アタシらはまだ数日先なんだから、考えても無駄よ〜』


と、(あき)れたように話すフロデューテは、そそくさと教会を後にする。



『アタシはこっちでやることやるから』

『サーチ、アンタも準備しておきなさいよー!』


「分かってるよ!」


とサーチは返事をして、自分の拳を握りしめる。

その手を見つめ、白骨屍屑山(コープスベッジマウンテン)での戦いを思い出していた。



(あの時の…不思議な感覚。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(どうすればいいか、手に取るように分かる)


(なにをしたらいいのかも)


(なんだ、この感覚…不思議な感覚だ)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(オレは、あの力を…上手く使えるようにならないと。)




「よーし!今日も鍛錬(たんれん)だー!!」



と、教会から走り去っていくのだった。

その光景を、後ろから見つめていた聖女[ホリー]は(つぶや)く。



「…ふふっ。これからが大変ですけれど…応援してますわ。」

「サーチ様っ♡」




最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想やブックマークなどしていただけると、今後の励みにもなりますので応援よろしくお願いいたします♩



[今回の一言♩]

いつのまにか、この漫画アニメ化してたんだ!ってやつが多いことに気づいたよ。(泣)

見る暇ない…

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