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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
57/256

欠片55.『聖女』

欠片(ピース)58.『聖女』です!



※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間、過去回想など

ー2本=漫画で例えた時の流れ


メリウス・マーキュリからの刺客(しきゃく)を倒したサーチ達は、ひどく重症を負っていた。

そして、ユリニトから応急処置を受け、安静にしていた。



『この街にはもう人がいませんからねぇ…』

『今ある薬品では応急処置しか出来ません。』



『ここからだと、南に12km先にある要塞が一番近いですね〜』



ユリニトがそう言うと、アストラが答える。



「やむをえん、そこへ行くしかないな」



『アストラさんもあまり無理しちゃダメですからね?』

『その腕、かなりの重症ですよ…』



「分かっている」


「だが…それよりもサーチの容態(ようだい)がマズい。」

「早めに出発しよう」



『夕方までにはつきたいですねぇ〜』


『ボクは荷馬車を持って来るので待っててください』



そして、4人を乗せた馬車は、南の要塞めざして進んで行った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


極子水星要塞(ミニマルフォートレス) とある研究所】



モニターには、サーチたちとリプ、レイとの戦闘の映像が流れていた。



ジジ…ジ…



「……アハッ!!…これが!!」

「この姿…!!」


「…ウフフッ…やっぱり『彼』は…ーーーね」



「どうしてもっと早く、気づけなかったのかしら…」

「何が『彼』を…フフフッ。」



「まあ、今はまだいいわ」

「それにしても、元々あの捨てゴマ達には期待していなかったから、いいのだけど」



「あの子達を(いち)からつくるの大変なのよねぇ〜…」

「ハァ〜ぁ…ダフネスに頼んで、また用意してもらわなくちゃ。」



「それ、とっ…アストラが死ななかったのは、ざ〜んねん〜」

「彼女が死んでくれれば、この先ラクだったのに〜」


「やっぱり、元よしみなだけあるわね。」



「次は…もう少し強力なヤツにした方がよさそうかしら♩」



『シャァァ〜』



「…ウフフッ…いい子ね♩」


と、蛇を撫でる人影の姿があった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


白骨屍屑山(コープスベッジマウンテン)から南に12Km】


祈祷要塞(プレイヤーフォートレス)

その要塞は、白骨屍屑山(コープスベッジマウンテン)に埋められた死霊の魂を、鎮魂(ちんこん)するための拠点として創られた要塞である。


そのため、住民の8割が教徒(キョウト)であり、教会本部の大聖堂(だいせいどう)よりは規模が小さいが、大聖堂が建てられている。



「……ご苦労様。また移動させちゃってごめんね?」



「いえ、これも聖女である貴女(アナタ)の為ですから。ホリー様。」


聖女の付人(つきびと)[クロード(28)]

     [種族:ヒト]




「ふふっ、いつも感謝してるわクロード」


聖女 [ホリー(16)]

   [種族:ヒト]



と、聖女ホリーはニコリと笑った。



「私には、身に余るお言葉です。」



「もうっ!!そんなに謙遜(けんそん)しないの!」



「かしこまりました。」



「それに、もうじき彼らがここに来るわ!」

「また会うのが楽しみね!流星(ながれぼし)くんっ!」



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


※ホリーとクロードのイメージラフイラストを置いておきます。

(今後変更の可能性あり)


挿絵(By みてみん)

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