欠片55.『聖女』
欠片55.『聖女』です!
※本作の「」と間にある───の種類について説明
[]=人物名と年齢、種族、テキスト
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
{}=人物の念話
{{ }}=他種族の念話
〔〕のセリフ=行動に合わせて、過去のセリフを照らし合わせている場面で使用
【】=漫画で例えると『四角い囲みのナレーション語り』や『用語説明』
・・=強調
" "=強調、効果音など
─1本=漫画で例えると『場面転換』や『幕間』
➖─➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸
─2本=漫画で例えると『時の流れ』
メリウス・マーキュリからの刺客を倒したサーチ達は、ひどく重症を負っていた。
そして、ユリニトから応急処置を受け、安静にしていた。
『この街にはもう人がいませんからねぇ…。』
『今ある薬品では応急処置くらいしか出来ません。』
『ここからだと。南にある要塞が一番近いですね〜』
ユリニトがそう言うと、アストラが答える。
「やむをえん。そこへ向かうしかないな。」
『アストラさんもあまり無理しちゃダメですからね?その腕。かなりの重症ですよ…』
「分かっている。」
「だが……それよりもサーチの容態がマズい。」
「早めに出発しよう」
『分かりました。』
『夕方までにはつきたいですねぇ〜』
『ボクは荷馬車を持って来るので、待っててください。』
そうして。4人を乗せた馬車は、南の要塞を目指して進んで行った。
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【極子水星要塞 とある研究所】
モニターには、サーチたちとリプ。レイとの戦闘の映像が流れていた。
ジジ…ジ……。
「──アハッ!!……これが!!」
「この姿……!!」
「ウフフッ。やっぱり『彼』は……ーーね!」
「どうしてもっと早く。気づけなかったのかしら。」
「何が『彼』を……フフフッ。」
「まあ、今はまだいいわ」
「それにしても……元々あの捨てゴマ達には期待していなかったからいいのだけど──」
「あの子達を一からつくるの大変なのよねぇ〜。」
「ハァ〜ぁ…。ダフネスに頼んで、また用意してもらわなくっちゃ。」
「それ、とっ。アストラが死ななかったのは、ざ〜んねん〜〜。」
「彼女が死んでくれれば、この先ラクだったのに。」
「やっぱり、元よしみなだけあるわね。」
「次は……もう少し強力なヤツにした方がよさそうかしら♩」
『シャァァ〜』
「…ウフフッ…いい子ね♩」
研究所がある部屋には、蛇を撫でる人影の姿が光に照らされていた。
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【白骨屍屑山から南に12Km
──祈祷要塞】
その要塞は、白骨屍屑山に埋められた死霊の魂を、鎮魂するための拠点として創られた要塞である。
そのため。住民の8割が教徒であり、教会本部の大聖堂よりは規模が小さいが。それでも大きめの大聖堂が建てられている。
「ご苦労様。また移動させちゃってごめんね?」
「いえ。これも聖女様であられる──貴女の為ですから。ホリー様。」
聖女の付人[クロード(28)]
[種族:ヒト]
「ふふっ。いつも感謝してるわクロード」
聖女[ホリー(16)]
[種族:ヒト]
聖女ホリーは『ニコリ』と微笑みながら、付人のクロードに言葉をかけていた。
「私には。身に余るお言葉です。」
「もうっ!!そんなに謙遜しないの!」
「あなたのおかげで、いろんな場所に行けるんですもの!頼りにしてるわ!」
「ありがとうございます。」
「それに。もうじき彼らがここに来るわ。」
「また会うのが楽しみね!流星くんっ!」




