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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
51/252

欠片49.『二人の少女との死闘ー②』

欠片(ピース)49. 『二人の少女との死闘ー②』です!



※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間、過去回想など

ー2本=漫画で例えた時の流れ


『キミとボクで、あっちの白髪の子が勝つか、それともボクの仲間が勝つか』


『賭けをしよう!どうかな?』



『アハッ!!ナニそれ〜〜オモシロソウ〜!!』



『でしょ〜?もしボクの仲間が勝ったら、キミと戦うことになるだろうし』

『一時的に観戦するのはどうかな?』



『ン〜イイよ〜!マってあげるよ♩』



すると、レイは自分の腕を噛み出した。

腕からはボタボタと血が流れ出る。



《うわぁ〜…なんか怖いことしてる…》

《けど、なんとか時間は稼げそ……》



バシュッ!!!



その瞬間、ユリニトはレイが血で作り出した細長い剣で、上半身と下半身を真っ二つに切り裂かれた。



『アッハハハハ!!!ナワケねーだろボケがッ!!!』

『サッサとシネよ!!!』



ドサッ…とした下半身が倒れる音と共に、ユリニトの上半身は宙を飛び、地面へと落ちた。


ボトッ……



口元からは血が出ており、反応はない。




『リプの方はオワッタかな〜〜?』



ピクッ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【アストラサイド】


距離を保ったまま、二人はジッとして(にら)み合っていた。



ジリッ…ジリジリ……


砂を踏む音が聞こえる。周りの戦闘音が聞こえないくらい二人は集中していた。



(コイツ…)


(蹴った時に違和感があった。)


(内臓を潰す威力で蹴ったハズだ。それなのに…)



「無傷、か。」



(血すら吐かないとはな)



(屍人(グール)とは、死んだ人間だ)

(それでも臓器は、あると思ったんだがな)



(…なのに、なんだこの違和感は)


(あの感触…)




『ホラホラーー!!イクよーー!!!』



『『増屍増死(マシマシ)!!』』



アストラ目掛けて振り下ろしてきた右腕が、一瞬ボコボコ動き出した。

そして、スグに元の形へと戻りアストラを殴る。

アストラは正面から両腕をクロスにしてガードした。



『オラァァァァアーーー!!!シネヤァァァ!!!』


バッ!!



ドゴッ…ゴッ!!!



「この威力は…!」


再び、真っ直ぐに吹っ飛ばされたアストラは、空中で体勢を変え、建物に着地する。そして、ヒビが入った壁を蹴った。


その反動でさらに壁にヒビが入る。一瞬にしてリプの目の前まで到着し、リプの右目に『龍屑(リュウセツ)(ポア)』によって突きを繰り出した。




『ハ?』



「『(スティング)』!!」



ボジュッ!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【サーチサイド】



ピクッ…とユリニトの中指が動き出す。



『リプの方にイこっ〜〜と!!』




『待て。』



少しだけ低めの声が聞こえてくると、レイは気づいた。



『!?』

『ナンデ…オマエ!!』



レイが振り返ると、ユリニトの体がくっつき始めていた。




『少しだけ…格の違いを見せてあげるよ。』




最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


[今回の一言♩]

ブックマークの追加、ほんとうにありがとうございます!!気づいた時、めちゃくちゃ嬉しくてニコニコしてます(๑˃̵ᴗ˂̵)♩感謝!!


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