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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章─極子水星要塞〜演劇の始まり〜─
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欠片49.『二人の少女との死闘─②』


欠片《ピース》49. 『二人の少女との死闘─②』です!




『キミとボクで、あっちの白髪の子が勝つか、それともボクの仲間が勝つか。』



『賭けをしよう!どうかな?』



ユリニトの提案にレイは賛成し始める。



『アハッ!!ナニそれ〜〜オモシロソウ〜!!』



『でしょ〜?もしボクの仲間が勝ったら、キミと戦うことになるだろうし』

『一時的に観戦するのはどうかな?』



『ン〜イイよ〜!マってあげるよ♩』



すると、レイは自分の腕をいきなり噛み出した。

腕からはボタボタと血が流れ出る中。ユリニトはその光景を痛々しそうに見つめていた。



《うわぁ〜……なんか怖いことしてる〜。》

《けど、なんとか時間は稼げそ───》



"バシュッ"!!!



その瞬間──ユリニトはレイが血で作り出した細長い剣で、上半身と下半身を真っ二つに切り裂かれた。



『アッハハハハッ〜〜!!!』


『ナワケね〜だろボケがッ!!!』

『サッサとシネよ!!!』



──ドサッ。


下半身が倒れる音と共に、ユリニトの上半身は宙を飛びながら地面へと落ちていった。



ボトッ……。



ユリニトの口元からは血が出ており、反応はなかった。

レイはその場を立ち去ろうと振り返りながら陽気に呟いていた。



『リプの方はオワッタかな〜〜?』



ピクッ…。



─────────────────────────



【アストラサイド】



距離を保ったまま2人は『ジッ』と、睨《にら》み合っていた。



ジリッ…ジリジリ……。


砂を踏む音が聞こえる中。周りの戦闘音が聞こえないくらいに2人は集中していた。



(コイツ)


(蹴った時に違和感があった。)

(内臓を潰す威力で蹴ったハズだ。それなのに──)



「無傷。か。」



(血すら吐かないとはな)


(屍人《グール》とは、死んだ人間だ)

(それでも臓器はあると思ったんだがな)



(なのに。なんだこの違和感は)


(あの感触……。)




『ホラホラ──!!イクよ──!!!』



『増屍増死《マシマシ》ィッ!!』



アストラ目掛けて振り下ろしてきた右腕が『ボコボコ』と動き出す。

そして、スグに元の形へと戻ると。そのままアストラに殴りかかった。



『オラァァァァア───!!!シネヤァァァ!!!』



一方でアストラは、正面から両腕をクロスにしてガードをする。



──バッ!!



"ドゴッ"──"ゴッ"!!!



(この威力は…!)



───ヒュゥゥゥン。──スタッ!


再び真っ直ぐに吹っ飛ばされたアストラは、空中で体勢を変え建物の側面へと着地する。


その後。ヒビが入った壁を蹴るアストラ。



ググッ……グ……バッ──!!"ビキキィ"…!!


その反動でさらに壁にヒビが入ると、一瞬にしてリプの目の前まで到着する。


そして、リプの右目に『龍屑・孔(リュウセツ・ポア)』によって突きを繰り出した。




『ハ?』

《ちかっ──》



「『針《スティング》』!!」



"ボチュッ"!!



『あっ……』



─────────────────────────



【サーチサイド】



ピクッ…。


動かずに倒れていたハズの、ユリニトの中指が動き出す。



『リプの方にイこっ〜〜と!!』




『待て。』



背後から少しだけ低めの声が聞こえてくると、レイは目を見開いて驚いていた。



『──ッ!?』

『ナンデ……オマエッ!!』



レイが振り返ると。真っ二つに切断されたユリニトの体が修復し始めていた。




『少しだけ……。格の違いを見せてあげるよ。』



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


[今回の一言♩]

ブックマークの追加、ほんとうにありがとうございます!!気づいた時、めちゃくちゃ嬉しくてニコニコしてます(๑˃̵ᴗ˂̵)♩感謝!!


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