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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
47/260

欠片45.『疑惑』

欠片(ピース)45.『疑惑』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間

➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

ー2本=漫画で例えた時の流れ



フロデューテの話を聞いた3人は、今後の活動について話し合うことにした。



『とりあえず、フロデューテちゃんはさ〜』

彷宵徨要塞(イブニングフォートレス)に戻るってことでいいんだよね〜?』



『そうね』

『このことを姉に伝えなきゃいけないし。』


『けど…』




「師匠」


何かを伝えようとしているサーチを見て、言葉を(さえぎ)るアストラだった。



「分かっている」

「巻き込まれた以上はやむをえん」


「それに…」



「フロデューテ、といったな」

彷宵徨要塞(イブニングフォートレス)には送り届けてやる」


「その代わり、オマエの姉である」

「ヴィーナスと話をさせろ」



「それがワタシからの条件だ。」

「あとはオマエ達の好きにしていい」



《お姉ちゃんと話す…?一体誰なのよコイツ…》

《でも、いまは仕方ないわね。》


『分かった。アタシから話は通すわ!』



「ああ」



『でも、、その前にアタシからもお願いがあるの!!』



「なんだ?」



『アタシも極子水星要塞(ミニマルフォートレス)に連れてって欲しいんだ!!』



その発言に3人とも驚き、フロデューテを見つめた。



「え!アンタは故郷に帰りたいんだろ?」

極子水星要塞(ミニマルフォートレス)に用があるのか?」



『なにか、訳ありみたいですね〜♩』




「目的はなんだ?」



アストラの言葉に、フロデューテは言葉を飲み、話し始めた。



八天星(はちてんせい) 水星(すいせい)、メリウス・マーキュリに……』



『子供を誘拐して……殺害した疑惑がある。』



「『!!!』」


その言葉を聞いて、3人とも驚いた様子だった。



「子供を…誘拐してるって…」

「しかも、殺す…?」


聖騎士(パラディン)だろ?なんで人類の英雄が、そんなことすんだよ!!」



『それが事実なら…どんでもないことですよ。』



サーチとユリニトが反応するも、フロデューテは話を続けた。



『その時はまだ、(うわさ)程度だった。』

『だけど、教会で起きた出来事で確信した!』


『教会の信徒(シント)たちである、新教徒(ニュウ・リリジィアス)は…』



『ヤツの信仰者(しんこうしゃ)だ!!!』



「!!!」



サーチは驚きで言葉が出ない。


『ヤツは…各地に新教徒(ニュウ・リリジィアス)を隠し、闇渡(やみわた)しで、人身売買を行なっているのよ。』



「なぜ、分かった?」



アストラがそう尋ねると、再び話し出すフロデューテ。



『ヤツの配下に、姉…ヴィーナスのスパイがいるの』


『前々からメリウスの動きが怪しいと思っていた姉が、極子水星要塞(ミニマルフォートレス)に送り込んでいたのよ。』



「フム…」

「その話の内容に関して、オマエの言葉だけじゃ判断できん」



「なら、どうするんだよ!アストラ!!」

「このまま、ほっとくわけにもいかないだろ!」



モヤモヤしているサーチは、アストラに強く当たった。



「そうだな」

「直接…本人に聞きに行くとするか」



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


[今回の一言♩]

今日もごましょうゆラーメンでした♩

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