欠片45.『疑惑』
欠片45.『疑惑』です!
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
{}=人物の念話
{{ }}=他種族の念話
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
" "=強調、効果音など
ー1本=漫画の場面転換、幕間
➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸
ー2本=漫画で例えた時の流れ
フロデューテの話を聞いた3人は、今後の活動について話し合うことにした。
『とりあえず、フロデューテちゃんはさ〜』
『彷宵徨要塞に戻るってことでいいんだよね〜?』
『そうね』
『このことを姉に伝えなきゃいけないし。』
『けど…』
「師匠」
何かを伝えようとしているサーチを見て、言葉を遮るアストラだった。
「分かっている」
「巻き込まれた以上はやむをえん」
「それに…」
「フロデューテ、といったな」
「彷宵徨要塞には送り届けてやる」
「その代わり、オマエの姉である」
「ヴィーナスと話をさせろ」
「それがワタシからの条件だ。」
「あとはオマエ達の好きにしていい」
《お姉ちゃんと話す…?一体誰なのよコイツ…》
《でも、いまは仕方ないわね。》
『分かった。アタシから話は通すわ!』
「ああ」
『でも、、その前にアタシからもお願いがあるの!!』
「なんだ?」
『アタシも極子水星要塞に連れてって欲しいんだ!!』
その発言に3人とも驚き、フロデューテを見つめた。
「え!アンタは故郷に帰りたいんだろ?」
「極子水星要塞に用があるのか?」
『なにか、訳ありみたいですね〜♩』
「目的はなんだ?」
アストラの言葉に、フロデューテは言葉を飲み、話し始めた。
『八天星 水星、メリウス・マーキュリに……』
『子供を誘拐して……殺害した疑惑がある。』
「『!!!』」
その言葉を聞いて、3人とも驚いた様子だった。
「子供を…誘拐してるって…」
「しかも、殺す…?」
「聖騎士だろ?なんで人類の英雄が、そんなことすんだよ!!」
『それが事実なら…どんでもないことですよ。』
サーチとユリニトが反応するも、フロデューテは話を続けた。
『その時はまだ、噂程度だった。』
『だけど、教会で起きた出来事で確信した!』
『教会の信徒たちである、新教徒は…』
『ヤツの信仰者だ!!!』
「!!!」
サーチは驚きで言葉が出ない。
『ヤツは…各地に新教徒を隠し、闇渡しで、人身売買を行なっているのよ。』
「なぜ、分かった?」
アストラがそう尋ねると、再び話し出すフロデューテ。
『ヤツの配下に、姉…ヴィーナスのスパイがいるの』
『前々からメリウスの動きが怪しいと思っていた姉が、極子水星要塞に送り込んでいたのよ。』
「フム…」
「その話の内容に関して、オマエの言葉だけじゃ判断できん」
「なら、どうするんだよ!アストラ!!」
「このまま、ほっとくわけにもいかないだろ!」
モヤモヤしているサーチは、アストラに強く当たった。
「そうだな」
「直接…本人に聞きに行くとするか」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
[今回の一言♩]
今日もごましょうゆラーメンでした♩




