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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第二章ー彷宵徨要塞〜あの日の覚悟と鳳凰の願い〜ー
165/261

欠片163.『絵空事』

欠片(ピース)163.『絵空事(えそらごと)』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間

➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

ー2本=漫画で例えた時の流れ




【元 極子水星要塞(ミニマルフォートレス)跡地】



「な、何だったの?」


『にゃにゃあ〜!?意味がわかんにゃかったにゃー!!』

『変にゃヤツだったにゃ〜〜』



マジコやニザリーが理解できていなかった中、ヒイロは驚いた顔のまま、何かを考えていた。

その様子をモンクは静かに見つめていた。


『………。』




(どういう事だ…アレは……)

(なら、アイツは…)




「ヒイロ〜〜?どったのー?」


と、マジコは顔を覗き込むように話しかけた。



「マジコッ!!キミは気づかなかったのか!?彼の言葉の違和感に!!」



「んんー?何がー?」



「彼は…」


「ーーーーー……」

「ーーーーーーーー!!」



「ッ!!……確かにそうだわっ…!!」



と、驚く2人をニザリーとモンクは不思議そうに見つめていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



磁界(ジカイ)鉄人工房(テツジンコウボウ)



帰還したアストラとオーアは、サーチたちがいる工房へと足を運んでいた。



その工房は高さ45m、横幅100m、奥行き30mほどある広さで、天井には1本の穴が地上へと繋がっていた。



"カァァン"!! "カァァン"!!



"ジジジジジジィ"〜〜〜!!



と、金槌を振るう音や、金属を切る音が鳴り響いていた。



「凄い熱だな。」



『ええ。地下空間ですからね。空気の通路がなかなか無いですから、熱がこもりやすいんです。』


『それに、この規模ですから!ピャピャッ!』




スタッ、スタッ……


と、しばらく歩いていると、大きな台の上に直径3mはある横長の円筒(えんとう)に似た、下部が平らな機械が乗っていた。


そこにはサーチとマグネストもおり、多くのドワーフが作業をしていた。



「デカいな」



「ん?あー!師匠ーー!」


と、サーチが下にいるアストラに気付き、手を振っていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


下に降りてきたサーチとマグネストは、アストラたちと話していた。



「というわけだ。もう炭鉱へ採掘に行っても平気なハズだ。」



『おお〜〜!ほんとうか!!助かるゼェ!』

『まさか、モーラのヤツァ……そんな理由で当たり散らかしてたとはよォ〜…。』


『ったく、相談くれェ〜〜乗るっつーのに。水臭ェ。』



『まぁまぁ、彼にも話せないこともあるでしょうし。これからは大丈夫だとおもうので、良かったじゃないですか〜。ピャピャッ。』



『そうだなぁ。よぉぉし!!早速足りねェ分を取りに行くかァ!!』

『サーチ、オメェも来るか?』


「えっ?いいのかーー!!」



『おうよ!!』



「いきてぇー!!オレも連れてってくれー!!」



と、サーチはウキウキしていた。

その近くで、アストラはオーアに耳打ちをしていた。



「オーア。モーラが在屑物(アニマ)だったことは、まだ内緒にしておけ。」



『……?どうしてですか?』



「……少し、気になる事がある。」



『?』



「様子を見たい。」



『はぁ…分かりました。アストラさんがおっしゃるのなら、そうしましょう。』



「ありがとう」


と、アストラは神妙な面持ちで、遠くを眺めていた。



「………。」


➖ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


大魔戦争(たいませんそう)  万里の守城の戦い】


全長2kmにもなる横長の白い壁でできた門の上には、多くの兵士たちが陣取っていた。


その中に若き日のアストラとツベチカが、銀色の鎧を着て横に立っていた。



「もうすぐここも突破されます」

「どうしますか?」



『なぁ〜に、心配するな。オレがおる。』



「敵の数は、斥候(せっこう)からの報告では五万ですよ。我々は五千人しかいない。」


(うつむ)くアストラに、ツベチカは頭の上に手を乗せた。



『怖いのか?』



「……はい。」

「父上が……期待しておりますので。」




『……フンッ〜ム。そんな気負わんでええわい。』


『そうだ!』

『こんな話を知っとるか?』



「?」



『昔の話だがの……魔族との戦争が激しい時に、ある英雄が居た』

『その英雄は魔族との戦いに、ある生物に「ワタシと一緒に来ないか?」と話したそうだ』



「……」



『だが、その生物は言葉も話せぬ存在だったらしい』

『それでも彼は、諦めなかった』



『そうして何度も何度も諦めずに、言葉をかけ続けた。』

『すると、その生物はなんと……言葉を話せるようになったんだとよ』




『子どもの頃に聞かされた事がある絵本の内容の一部だ』


『諦めなけりゃあ、人生何が起こるかわかんねぇもんさ。だからよぉ……これくらいのことで、絶望しちゃなんねぇのよ!!』



「……ツベチカさん。」



『オメェはまだ(わけ)ェ、しっかり見てな!!』

『何でオレが、ここの防衛を任されたのかってことをなァ!!』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➖



「絵本の話か……現実か。」


「エムエム。一体何者なんだ。」



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


[今回の一言♩]

泊まりに行くとなかなか寝れない。自分のベッドと枕の安心感よね。

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