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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
150/258

欠片148.『心』

欠片(ピース)148.『心』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間

➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

ー2本=漫画で例えた時の流れ



ガラガラッ……。


吹き飛ばされたエイトは、頬が赤らんでいた。


『これが……100%の力か。』

『すでにボクよりも……。』


《それも、現状でこの力。》

《流石は"アイン"の。》



ドッ…!ズザザァァァーー!!


と、そこへサーチが追いついた。


シュッ!!


素早くエイトの元へと移動し、顔面と腹部を殴るサーチ。


バギィ!!ボグッ!!!



そして、勢いよくターンをし、顔面に蹴りを喰らわせた。


ガッ!!バギィッ!!!



『……グッ…。』

《速い……ボクでも反応できない…》


《既に目標は達してはいるが…。》

《ナンダロウ。この胸のモヤは。》


《ボクは、彼を……。命令だとボクは死ななくてはならないのに。》


《彼を……倒したい。》



『………。』

『何なんだコレは…。』



【エイトは悩んでいた】


【生まれてきた意味を知り その目的を達成した】


【一つ目は 『彼』の命を奪うことをしてはならない】

【二つ目は 『彼』の眠りし力の解放】

【三つ目は 自身が『彼』に倒されるシナリオを受け入れる】


【ことだった】


【しかし 彼の中には】

【『命令』を無視してまで 『彼』を倒したいと思うようになっていた】



『……。』

《怒りが…おさまらねぇ。アイツをもっと!!グチャグチャに……》


『オイ。もっと、力をよこせ。』



キィィィィイン。


と、サーチの背中からオレンジ色の光が強く光り輝いた。



『なに!?』

《彼の力はすでに100%だったハズだ!!ここからさらに上がるなんて……特異点を超えたのか…?ありえない!!》



『何驚いてんだ?』

『さっきまでの威勢はどうした。』


『来ないならオレから行くぞ』



シュッーー


『フンッ!!!』



ドギュッ!!グシャッア!!


バチャチャ!!


と、背後に移動したサーチは、エイトの心臓を抜き取り潰した。



『ゴフッ……ゔっ…』


ギュルッ!カパァ!!


エイトは首を反対に回し、口を開いた。

そして、赤白い光の光線をサーチに繰り出そうとしていた。


『………』


サーチは特に反応もなく、エイトの頭を掴んだままもぎ取った。


ガシッ。グググッ……


ブチ……ブチブチ…ブチ。ボギュッ!!!



頭と背骨を引き抜いたサーチは、そのまま放り投げた。

そして、銃剣を抜き取ると……胴体にただの『魔力の弾丸』を無数に浴びせた。


キュィィィィン!!



ドドドドドドドドドドッ……ーーー!!!!!



ドシュドシュ、ドシュシュシュ……!!!



蜂の巣になった胴体だったが、エイトは全ての魔核を一つに集約し、頭に移動させていた。

その為、頭から新たに体が復元し始めた。



『しぶといな。』


ガチャリ。



『『魔力放射弾(マナバースト)高出力(ワン)』』



ドギュウゥンッ!!!



と、サーチは銃口から、外側が白く内側が赤色の太いレーザーを放った。


シュゥゥゥゥ〜〜……。


砂煙が消え、真っ直ぐに(えぐ)れた地面の一部には穴が空いていた。


『……?』


ピピッ。


[対象が瓦礫の隙間を通って移動してます]


『どこだ』


スッ。と周囲を見渡すサーチは、瓦礫の下に魔力反応を見つけた。



『そこか』


ガチッ。



ドギュウゥンッ!!!


『……。』


[魔力のみの反応を確認]

[体の一部に魔力を込めていただけと思われます]


[本体は魔力を抑えて隠れていると推測]



『隠れてばかりだな』

『オレが怖いのか?』


『出てこいよ、もう回復してるだろ?』


『もう。終わりにしよう。』



『オマエを倒して、機屑物(ガーベマジル)を倒して、オレは世界を救う。』



『その邪魔をするな。』



ガチャリ。


と、『破片(ベネシ)銃剣(オッド)(セツ)』を構えた。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



[今回の一言♩]

歯の治療で麻酔しても効きにくくて、つよつよの打つけど、その極太針が痛い。

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