欠片135.『分断作戦』
欠片135.『分断作戦』です!
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族、テキスト
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
{}=人物の念話
{{ }}=他種族の念話
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
" "=強調、効果音など
ー1本=漫画の場面転換、幕間
➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸
ー2本=漫画で例えた時の流れ
【無丘陵連坦 サーチサイド】
……ジジジ…
{サーチ、聞こえるか?}
「!!」
カチッ。
と、ボタンを押すサーチ。
{おう!聞こえてるぞー!師匠、そっちはどうなった?}
{……あまり良くはないな。例のプランも決行だ。準備しておけ!}
その言葉にサーチは驚いたが、すぐに気持ちを切り替えた。
「!!」
(……ダメだったか…。仕方ねぇ!やるっきゃねぇよな!)
・・・・
{なら、予定通りこっちに師匠らとメリウス・マーキュリが来るんだな!}
{いや、少し事情が変わった。そちらに送るのはクロード殿とヴィーナス、そして……おそらく人口屍人の一体だ。}
(ん?ヴィーナス?)
(なんでフロデューテの姉ちゃんの名前が出るんだ?)
{コイツがかなり厄介でな……力のゴリ押しが効かないほどの再生能力をしている。そして、核となる魔核が存在しているハズだが、全身から魔力反応がありワタシでも見分けがつかん。}
{おまけに、八天星と同等レベルの基礎スペックを持ち合わせてる。}
{コチラに制限があるとはいえ、手こずっているほどだ。}
(マジかよ…。ゴクッ)
しばらく返事がないサーチに、アストラは言葉をかけた。
(………)
{安心しろ。ヤツが本気を出したら問題ない。}
{このまま念話は繋げておけ。タイミングが来たら合図を送る。}
{分かった!}
{ワタシもここでメリウスを倒したら、そっちに向かう。}
{サーチ}
(?)
{どうした師匠?}
{死ぬな。ワタシとの約束だ。}
「!!!」
目を見開いだサーチは、ニヤリと笑いながらキリッと答えた。
{夢も誓いも……まだ叶えちゃいねぇんだ!こんなとこで死なねーよ!!ヘヘヘッ!}
{フッ、なら後で会おう}
{おう!!}
「よーし!!ここに来るのが、どんなヤツだか知らねぇけど!」
「みんなを守るために、ぜってぇー止めてやるぜ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【真層:秘密実験研究部屋 通称−SP−】
{……クロード殿。例のプランをやる。}
{ワタシがタイミングを作る、その隙にヴィーナスと共にサーチの元へ行ってくれ。}
{なるほど。かしこまりました。いつでもいけます。}
{タイミングは常に念話で行え!分かったな、ヴィーナス!}
……ジジ…
{{アア、分かってるよ!}}
「行くぞ!!」
バッ!!…ダダッ!
走りながら、エイトの元へ辿り着くと、『叩』を振り回していくアストラ。
ブンッ!ブンッー!
"ドゴッ"!"ブワッ"!!
と、地面が割れ、空を切る音が鳴り響く。
ボググッ。
と、エイトが2本の左腕で殴りかかってきた。
"ガンッ"!!
と、『叩』の刃の側面で受け止める。
ザザッーー……。
(対した威力だ。)
(この体のどこに……)
「!!」
(そうか、あの白髪の少女と同じか)
➖ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『増屍増死!!』
アストラ目掛けて振り下ろしてきた右腕が、一瞬ボコボコ動き出した。
そして、スグに元の形へと戻りアストラを殴る。
アストラは正面から両腕をクロスにしてガードした。
『オラァァァァアーーー!!!シネヤァァァ!!!』
バッ!!
ドゴッ…ゴッ!!!
「この威力は…!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➖
(おそらく、筋繊維の密度を何倍にも重ねているな。)
(見た目は細い腕でも、実際はあの時の膨れ上がった少女の腕並みのパワーがあるんだろう…。)
ググッ……。
(ヤツに触れるには、全ての腕の動きを止めるしか無いな。)
チラッ。
「ハァァアァ!!!」
"グググッ"……!"ドガァァン"!!
と、地面に落ちている『孔』を見たアストラは、『叩』を押し付けながら、そのままエイトを壁まで押さえつけた。
そして、柄を握っていた人差し指と中指を、"クイッ"とさせた。
"カタ""カタ""カタッ"…。
ヒュンッ!!
と、落ちていた『龍屑・孔』を手に取った。
{今だ!!ワタシの近くに二人とも来いッ!}
その瞬間二人ともアストラの近くに駆け寄る。
スローモーションのように時が流れ
アストラは『叩』を離し、右手に持つ『孔』を顔の左側に構えた。
「穿てーー」
「『四局・天穹孔葬』!!!」
"ドドドドッ"!!!!
と、4本の腕を貫いた。
「今だッ!!」
バッ!!
と、左手を伸ばしたクロードは、エイトの体に触れた。
その右手にはヴィーナスの手を掴んでおり、3人は"バシュンッ"!!とその場から消え去っていった。
『ヘェ〜……』
『分断したのはいいけれど、ヴィーナスと彼。死ぬわよ?ウフフッ。』
「心配などしていない。アイツの実力はワタシが一番分かっている。」
『あっそう〜。じゃあ、せっかく二人きりになったし、久しぶりにじゃれあいましょ?』
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
感想やブックマーク、Xのフォローなどしていただけると、今後の励みにもなりますので、応援よろしくお願いいたします!
[今回の一言♩]
どんぶり系も食べたいなぁ。




