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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
137/261

欠片135.『分断作戦』

欠片(ピース)135.『分断作戦』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間

➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

ー2本=漫画で例えた時の流れ



無丘陵連坦(コンテヒルズ)  サーチサイド】



……ジジジ…

 

{サーチ、聞こえるか?}




「!!」


カチッ。


と、ボタンを押すサーチ。



{おう!聞こえてるぞー!師匠、そっちはどうなった?}



{……あまり良くはないな。例のプランも決行だ。準備しておけ!}



その言葉にサーチは驚いたが、すぐに気持ちを切り替えた。



「!!」

(……ダメだったか…。仕方ねぇ!やるっきゃねぇよな!)


       ・・・・

{なら、予定通りこっちに師匠らとメリウス・マーキュリが来るんだな!}




{いや、少し事情が変わった。そちらに送るのはクロード殿とヴィーナス、そして……おそらく人口屍人(じんこうグール)の一体だ。}




(ん?ヴィーナス?)

(なんでフロデューテの姉ちゃんの名前が出るんだ?)



{コイツがかなり厄介でな……力のゴリ押しが効かないほどの再生能力をしている。そして、核となる魔核が存在しているハズだが、全身から魔力反応がありワタシでも見分けがつかん。}


{おまけに、八天星と同等レベルの基礎スペックを持ち合わせてる。}

{コチラに制限があるとはいえ、手こずっているほどだ。}




(マジかよ…。ゴクッ)



しばらく返事がないサーチに、アストラは言葉をかけた。



(………)

{安心しろ。ヤツが本気を出したら問題ない。}


{このまま念話(テレパシー)は繋げておけ。タイミングが来たら合図を送る。}




{分かった!}



{ワタシもここでメリウスを倒したら、そっちに向かう。}



{サーチ}



(?)

{どうした師匠?}



{死ぬな。ワタシとの約束だ。}




「!!!」


目を見開いだサーチは、ニヤリと笑いながらキリッと答えた。



{夢も誓いも……まだ叶えちゃいねぇんだ!こんなとこで死なねーよ!!ヘヘヘッ!}



{フッ、なら後で会おう}



{おう!!}



「よーし!!ここに来るのが、どんなヤツだか知らねぇけど!」

「みんなを守るために、ぜってぇー止めてやるぜ!!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



真層(しんそう)秘密実験研究部屋(シークレットプラント) 通称−SP−】




{……クロード殿。例のプランをやる。}


{ワタシがタイミングを作る、その隙にヴィーナスと共にサーチの元へ行ってくれ。}




{なるほど。かしこまりました。いつでもいけます。}



{タイミングは常に念話(テレパシー)で行え!分かったな、ヴィーナス!}



……ジジ…


{{アア、分かってるよ!}}




「行くぞ!!」


バッ!!…ダダッ!


走りながら、エイトの元へ辿り着くと、『(ヒィト)』を振り回していくアストラ。



ブンッ!ブンッー!


"ドゴッ"!"ブワッ"!!


と、地面が割れ、空を切る音が鳴り響く。




ボググッ。


と、エイトが2本の左腕で殴りかかってきた。



"ガンッ"!!


と、『(ヒィト)』の刃の側面で受け止める。



ザザッーー……。


(対した威力だ。)

(この体のどこに……)



「!!」

(そうか、あの白髪の少女と同じか)



➖ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



増屍増死(マシマシ)!!』


アストラ目掛けて振り下ろしてきた右腕が、一瞬ボコボコ動き出した。

そして、スグに元の形へと戻りアストラを殴る。

アストラは正面から両腕をクロスにしてガードした。



『オラァァァァアーーー!!!シネヤァァァ!!!』


バッ!!


ドゴッ…ゴッ!!!


「この威力は…!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➖



(おそらく、筋繊維の密度を何倍にも重ねているな。)

(見た目は細い腕でも、実際はあの時の膨れ上がった少女の腕並みのパワーがあるんだろう…。)



ググッ……。


(ヤツに触れるには、全ての腕の動きを止めるしか無いな。)



チラッ。



「ハァァアァ!!!」



"グググッ"……!"ドガァァン"!!


と、地面に落ちている『(ポア)』を見たアストラは、『(ヒィト)』を押し付けながら、そのままエイトを壁まで押さえつけた。



そして、(つか)を握っていた人差し指と中指を、"クイッ"とさせた。



"カタ""カタ""カタッ"…。



ヒュンッ!!


と、落ちていた『龍屑(リュウセツ)(ポア)』を手に取った。



{今だ!!ワタシの近くに二人とも来いッ!}



その瞬間二人ともアストラの近くに駆け寄る。

スローモーションのように時が流れ


アストラは『(ヒィト)』を離し、右手に持つ『(ポア)』を顔の左側に構えた。



穿(うが)てーー」



「『四局(しきょく)天穹孔葬(ファーマメント・バーリア)』!!!」



"ドドドドッ"!!!!


と、4本の腕を貫いた。




「今だッ!!」


バッ!!


と、左手を伸ばしたクロードは、エイトの体に触れた。

その右手にはヴィーナスの手を掴んでおり、3人は"バシュンッ"!!とその場から消え去っていった。



『ヘェ〜……』

『分断したのはいいけれど、ヴィーナスと彼。死ぬわよ?ウフフッ。』



「心配などしていない。アイツの実力はワタシが一番分かっている。」



『あっそう〜。じゃあ、せっかく二人きりになったし、久しぶりにじゃれあいましょ?』


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想やブックマーク、Xのフォローなどしていただけると、今後の励みにもなりますので、応援よろしくお願いいたします!


[今回の一言♩]

どんぶり系も食べたいなぁ。


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