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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
131/261

欠片129.『場違い』

欠片(ピース)129.『場違い』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間

➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

ー2本=漫画で例えた時の流れ



サーチが無丘陵連坦(コンテヒルズ)に着いて間も無くして、アストラたちが公爵部屋の秘密通路を降り始めていた。


そして、3人はいよいよ地下五層目の扉へと辿り着いていた。


『んじゃあ、開けんぞ?』


ガチャッ…。



バッ!!と3人は戦闘態勢へと移行する。


しかし、真っ暗な空間の中、物音一つ聞こえなかった。



『なんだァ?何も来ねーぞ?』


「……」

「妙だな。」



3人が警戒している中。



コツ……カッ…。コツ…。


と、暗闇の中から、ヒールの足跡が聞こえてきた。



『久しぶりね♩ヴィーナス、アストラ』


八天星(はちてんせい)  水星】[メリウス・マーキュリ]

        [種族:ヒト(生命体(エターナル・ライフ))]



キッ!!


と、ヴィーナスが睨む。


『ヨォ!!久しぶりなとこワリィけどよぉ……テメェには聞きてぇことが山ほどあんだよ!!』



バッ!!


「待て!!ヴィーナスッ!!」


アストラの制止に答えずに、ヴィーナスはメリウスへと殴りかかった。



『ハァァァアぁぁぁ!!!』



"ブゥゥンッ"!!!



パシッ。


と、メリウスはその拳を簡単に止めた。


『再開の挨拶がそれ〜?悲しいわねぇ。』



『!!』

《コイツ……能力を使ってないとはいえ、アタイのパンチを素手で》


『チィッ!!』


バッ!!


と、掴まれた手を振り払い、ヴィーナスは距離をとった。



「少しは冷静になれ。」

「感情を揺さぶるのがヤツの得意な手段だ。そのまま戦えば、()まれるぞ。」


『……分かってる!!』



メリウスは足を組むように立ち、手振りをして答えた。


『そもそも、何しにココへ来たのかしら?』

『どうやってこの場所が分かったの?』



「……。」

「オマエが一番分かっているだろう?」



その後、アストラとメリウスは、お互い見つめ合いながら沈黙した。



(……これが…あの、八天星の一人…メリウス・マーキュリか。)


…ゴクッ。



クロードの額からは汗が流れていた。


(目を合わせることさえ出来ない……うっ…息が詰まるほどの(プレッシャー)と殺気を感じる。)


(まるで、ヘビに睨まれたカエルのような……死への恐怖を…)



(私はそれなりに戦えると思っていたが……この空間にいること自体が、場違いだと感じさせられる…!!)



チラッ。


と、メリウスがこちらに目を向けた瞬間に、"ゾゾゾッ"!!と死の恐怖を間近に感じたクロードは、足が震えていた。


「…あっ…くっ……」



ボッ!!


「『(スティング)』!!」



その瞬間、メリウスに向けて、アストラが『龍屑(リュウセツ)(ポア)』を突き刺した。


しかし、メリウスは刀身が届くよりも先に右に顔だけ避けた。



『なによ〜ちょっと殺気を出しただけじゃない〜』

『そんなに怒らなくても』


『ねぇ〜?』



『それにしても、久しぶりに見た気がするわ』

『『龍屑(リュウセツ)(ポア)』……先代から受け継いだ『星屑(せいせつ)』。』


『確か、彼は〜…』


指を唇に添えて、白々しく問いかけるように話しているメリウスに、アストラは拳を握り小さな声で言葉を放った。


「黙れ。」



『なぁに?あの事故は仕方がなかったじゃない〜!』

『誰もアナタのことを責めたりはしていないわよ?』


『そうでしょう?ヴィーナス。』



『……。』


チラッ。


ヴィーナスはアストラを横目で見ているも、警戒はそのまましていた。



『自責の念に耐えかねて、辞めちゃったって後から聞いたけど、ほんとうにショックだったのよ?』


『彼もきっと、あの世でアナタのことを許してくれてると思うわ!ウフフッ。』



「黙れッ!!!…と、言っているんだ。」



アストラは、必死に怒りを堪えながら冷静に尋ねた。


「昔の話はいい。それよりも」



「オマエに聞きたいことがある」




最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想やブックマーク、Xのフォローなどしていただけると、今後の励みにもなりますので、応援よろしくお願いいたします!



[今回の一言♩]

思ったより一章が続いてますが、まだまだ続きます。(笑)

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