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愛機と共に空の旅を  作者: おいしいキャベツ(甘藍)
フグを食うことになった島
17/17

発進

本編ラスト

「おーい、早くしろー」

「待ってくださいフレアさん! あと1枚だけ!」

「何回そのフリやるんだよ」

 滞在して数日が過ぎ、俺達は今から島を出るところだ。俺は愛機の様子を確かめつつ、ハム太の生存を確認。爆睡していた。

 ルージュにはこの数日の間で、カメラを買ってやった。いや、買ってやったというより、買わされた。携帯出来る小さめサイズのデジタルカメラだ。ちなみに電池式。

 買う際、店員のおばちゃんがせっかくだから、と言って値引きしてくれた。何がせっかくだったのかは、俺には分からない。

 そういえば、俺達がバスケットに入れて運んでいたフグ、あれはどうやらただの模型だったそう。あんな繊細な魚、雑に扱わねぇよ、と店主に笑われた。周りの常連にも笑われた。うるせえ! とやけ酒したところ、見事翌日には二日酔い。流石に辛かった、あれは。

 って、思いふけってるのもいいが、そろそろ次の島に向かわないとな。

「置いてくぞー」

「それは止めてください!」

 大急ぎでルージュはこちらに走ってくる。そして、なかなかの跳躍で後部座席に収まる。

「ベルト締めとけよ」

「分かってますよ」

 ルージュに次ぎ、俺は運転席に乗る。風防を閉め、エンジンをつける。

「次はどこに行くんですか?」

 後ろから、ルージュが聞いてくる。

「さぁ、どこだろうな」

 俺の中ではもう行き先はとっくに決めていたが、ルージュには伏せておくことにした。旅というのは、知らないからこそ面白い。

「おし、出るぞ」

「はいっ!」

 そう言って、俺は愛機を離陸させる。

 次の目的地までは、おおよそ3時間だ。

想定以上に長くなってしまいました。てなわけで、「フグを食うことになった島」終わりです。次はどんなの書こうかな〜と考えつつ、今日も今日とて、机でプラモを作って過ごします。

 それでは、また今度!

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