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ノイマン
はじめは4Bや6B鉛筆の削りカスかと思った。握る方の木端ではなく、芯を削ったあとの黒い粉の方だ。かがんで指で舐めても汚れず、むしろそれよりは大きく重く刺さってくるから砂鉄か何かの類かと、そちらにあたまを持っていったら片の先のその片よりも小さな頭をもたげて睨んでくる。昭和のころのガリ勉かオタクがかけていたような大ぶりの眼鏡の中から文句を言いそうな眼が睨んでくる。どこかで見たことのある顔だなぁーとこちらが思い出そうとするタイミングでも図ったように、その真っ黒な群からひとり白いジャンプスーツ姿で跳ね出して、ジャカじゃかジャーンジャカじゃかジャーンのポーズを決めてくる。5年以上前の一発芸でブレイクしたお笑いコンビの・・・・・名前は、たしか
ノイマンと声を下ろしたら、覚めた。




