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機神冒険活劇<カリュプス プロヴォカーレ>  作者: 九傷
1章 【ルーキーズカップ】

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20/20

設定資料集②



>用語解説



・デウスマキナ

搭乗型の機械人形。

かつて、自然災害により偶然解放された未踏領域で、オリジナルとなるデウスマキナが発見された。

人類はそれをベースに研究を重ね、人造のデウスマキナの開発に成功した。

その使用目的は世界各地に存在する未踏領域の踏破であったが、近年ではその戦闘力の高さから戦争での利用が増えている。


オリジナルと呼ばれるデウスマキナは、神代――神話の時代に造られたとされる。

実際には神と呼ばれた者達が造ったものと、それをベースに旧人類が改造したものの2種類があるが、いずれにしても現代よりも高性能なため共通してオリジナルとして扱われている。

現代のデウスマキナは、旧人類が改造した【ヘラクレス】などをベースに開発されたものが多い。



・神々

デウスマキナを作ったとされる存在。

現代では偉大なる科学者をモチーフとした創作とされているが、かつて本当に存在していた。

その存在は超常の存在かもしれないし、同じ人間かもしれないが、記録はどこにも残っていない。

神々のうちの一人が、人類にデウスマキナを与えたが、それが過ぎた愛とされ災いの原因となった。

デウスマキナの力に溺れた人類は、ついにその力で神々に牙をむき、神々の怒りを買って一度滅ぼされることとなった。



・イクス暦

現代で使用されている暦。

紀元前のことはほとんど記録に残されていないが、神話の時代(神代)として童話などで語られている。



・未踏領域

人類未踏の領域の総称。

世界各地に1000以上あるとされている。



・キャトルセゾン公国

辺境の島国で、どの国とも敵対していない中立国家。

世界を股にかける開拓者の多くが集っており、開拓者協会の本部もこの国にある。

基本的に軍事力は有していないが、自衛目的の組織は存在する。



・レムス帝国

大陸の東に位置する大国家。

軍事大国でもあり、全国でも有数の軍事力を誇る。



・ロームルス帝国

歴史から抹消された亡国。

たもとを分かった皇族の一部が、レムス帝国として国を再建させた。



・ヴァーミリオン王国

大陸の西に位置する大国家。

レムス帝国とは敵対関係にあり、こちらも高い軍事力を誇っている。



・ブリエンヌ家

キャトルセゾン公国の貴族。



・アウグスティス家

ロームルス帝国の皇族。

ロームルス帝国とともに滅んだ。



・アントニウス家

現帝国の皇族。



・帝国空軍

マリウスの所属していた組織。

主に戦闘用飛空艇、空戦可能なデウスマキナにより構成されている。

他に、陸軍、海軍も存在する。



・『サンドストームマウンテン』

ヴァーミリオン王国の最南端に広がる、広大な山脈地帯。

その広さは約5000キロメートル程もあり、キャトルセゾン公国がすっぽり収まるサイズ。

高度1万メートルを超す上層部は嵐巣区画と呼ばれ、大きなスズメバチの巣のような砂嵐に覆われており、未踏領域の一つに数えられている。

未踏領域とされる上層部以外も強い風が吹き荒れており、その風速は最大で70メートルを超すという。



・開拓者

未踏領域の挑戦する者達の総称。

開拓者のほとんどは開拓者協会に登録しており、その実績によりA~Fランクで管理されている。

各ランクごとに調査依頼の種類や、立ち入りできる未踏領域に制限があり、Fランクではほとんどの未踏領域に挑むことができない。

Eランク以降は昇級に試験もあり、昇級難度が跳ね上がる。

また、Aランクには未踏領域の踏破、またはそれに匹敵する実績を残さねばなることができない。



・開拓者協会

開拓者を管理する協会。

いわゆるギルドのような存在で、これに所属することでいくつかの特権が与えられる。

所属しなくてもいくつかの未踏領域に挑戦することは可能だが、各国への入国許可や開拓者特権などを持たないため、行動にかなりの制限がある。

また、フリーの場合調査依頼などの収入源もないため、開拓者としてだけでは生活することはできない。

それもあって、余程の事情がない限り開拓者は開拓者協会に所属することが常識となっている。



・『ルーキーズカップ』

毎年行われる、開拓者のルーキー向けのレース大会。

参加対象となるのはF~Dランクまでの開拓者で、開拓者歴3年以内の者のみとなる。

条件を満たしていれば何度でも参加可能だが、一度でも賞金を得ている場合は、以降入賞しても賞金は支払われない。

開催地は毎年変わり、賞金も都度変動するが、基本的に最終ゴールは未踏領域手前に設定されることが多い(未踏領域の難易度により調整される)。



・『ドンナー山脈』

未踏領域の一つに数えられる広大な山脈。



・『カプリッツィオ』

帝国の東に存在していた未踏領域。

その領域に入ると、人間は正常な精神を保てなくなるため、狂乱領域と呼ばれていた。

数十年前に、自然災害か何かで解放されたとされている。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 日陰作品応援企画でこの作品を知りました。 面白かったです。 神代の機神を駆使する主人公と、機神の知識の豊富なヒロイン。 彼らの今後の活躍に期待が膨らみます。
[一言] デウスマキナの設定イイですねえ! こういうオーパーツ的なものってロマンありますよね!
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