表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染は吸血鬼  作者: モク
5/7

眼鏡っ娘=巨乳は間違い!

 〜ある日の登校中〜


「また登校中かよ」

「一言目がそれか!」

  さっそく姫に殴られたんですけどー! 姫が最近暴力的になってきているような気がする。

「突然なんですけど、なんで眼鏡っ娘=巨乳なの?」

「そうでもないと思うけどな」

  姫は、私の突然の質問に興味なさげに答えるしかし私は知っている。

  姫が胸が小さいことで、悩んでいるということを、だから私が教えてやる貧乳の素晴らしさを。

「いやそんなことないね! 代表的な所だと◯川◯とかね」

「もうしょっぱな◯出さないといけないの、どうにかしようよ」

  私はそんな姫の言葉に反論するように、喋りだした。

「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯オ◯◯。どうこの読んでいる人によって全く捉え方が違ってくる、◯の数。姫のプライベートをバラしちゃった」

  一、二、三、四、五。誤発。違う五発も殴られてしまった。

  姫の怒りは今までとは、比べ物にならいくらいのものだった。

「水どれだけ◯で隠しても、私には聞こえてるのを忘れちゃダメだよ(フフッ)」

  姫の笑顔が怖すぎて私は、黙っていることしかできなかった。

  ほとぼりも冷めた所で私は、話を本題に戻す。


「だからね私が言いたいのは、姫の胸は最高ってことなんだよ」

  一瞬自分のまな──胸を見た姫は、手のひらを丸め勢いよく殴りかかってくる。(あそこでまな板と考えたら、殺されていた気がする)

  私はその手をギリギリのところで、止め喋り出す。


「ま、まって私は褒めてるの! そのまな──ちい──姫の最高の胸を」

「どういうこと?」

「だからね、さっき私の言った。眼鏡っ娘=巨乳っていうのは私的には絶対違うの! するとだよ? 姫は眼鏡かけてて、巨乳ではない。(むしろ小さい)ってなると私の望みぴったりなんだよ」

「その()の部分は見ないであげるけど、一つ聞くね。本音は?」

「優越感に浸れる」

  さっきよりも早い殴りが、私を襲うがまたもや私は、それをギリギリのところで止めた。(あと数ミリのところだった)


「ま、まってこの気持ちは本心じゃないの、誰かに操作されてるの! 作者とかそんな奴に」

「それは違うよ水」

  姫が突然真面目に喋りだした。


「だってあなたは生きているもの。あなたはここにいてここで生きている。」

  そんな聖母感が溢れる姫に、いつのまにか祈りを捧げていた。辺りも光に包まれているそんなような気がした。


「姫、私これからこの作品が尊くなるように頑張るよ」

「そう、それならさっきまでのことは全て許すわ」

  そう言って聖母とその光達は消えていった。



「でも尊いってなんだろうね。姫ー」

「うーん言葉では表せない。それが尊いってことだと私は思うなー」

「つまりや◯君ってことだよね」

  速攻でぶったかれた。もの凄く痛い。


「水、九行前に言ったことなんで破るの!」

「だって尊いで真っ先に浮かんだのが、や◯君だったから」

「まぁ確かにや◯君は尊かった」

  私はなんとなく言ってみると。


「ううん、違う。だって! だって...君のこと、好きになりそう!」

「燈◯じゃないと全然尊くない! 燈◯連れてきて!」

  とてもじゃないけど、無理なお願いをされたので私は無理矢理落ちに持っていく。

  まず手始めに近くの壁に姫の背中をつかせ、私の手のひらを壁に、ドンっ! とついた。

  そこで私は、姫の耳元に囁いた。


「今度血⋯⋯吸う時いつもより長く吸ってほしいな」

  私は吐息混じりのそんな声が囁いた。

  姫は赤面していた。照れていた。もうこのまま家に二人で帰りたいぐらいの可愛さだった。

  私は最後に微笑んだ。



「今回もほとんど吸血鬼要素なかったけど、大丈夫かな?」

「大丈夫⋯⋯次はきっとあるはず」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ