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異世界は一瞬の煌き 続編  作者: 肥後 椿
26/30

異世界は一瞬の煌き(第26部分)

Mから、学ぶべきこと

後世へと、引き継ぐための準備等々

楓達に休みはないが、


次周期までの間は

一息つける感じだ


Mは、別宇宙の

別異世界の、住人のため

Mが、こちらの世界で行う、様々な事は、均衡を崩すことなく、改善へと導く、


それは

逆も然り

もしも、Mの世界で何事か、

起こったとしたら、楓達が力になれる事も意味していた


Mは

別宇宙の

とある異世界に生まれた

彼は、生まれた時より、天才的な頭脳を持っていた


Mは幼少のときより、異世界の存在を皆に教え、その対処や対策を施し

Mの異世界に、異変が起きぬよう

最善を尽くしてきた


ある日、Mが開発した異世界を見る事のできるフィルム状のTVで

楓達の異世界を見た、最悪の未来を辿る彼等を、助けたいと考えたMは、


何とか、コンタクトを取れないかと

様々な機械を発明し始めた、

1つの異世界を作る機械を造ったMは


それをクリアと名付けた、それが

香穂の異世界であり

最初の異世界でもある

そこに、核となる心臓部を置いて

この異世界を見守った


楓達と、出会えたのは

実は数十年後なのだが

タイムスリップで、月日を短縮

今に至る


しかしMが別宇宙の別異世界に来れるのは限られている

やはり、Mの世界に負荷がかかるため

何度も来ることは、難しい


Mの異世界では、楓のとある異世界と似ている、Mは香穂の異世界を、似せて造ったためだろう


どの異世界も、Mの異世界と似ている

Mの異世界の食事は、普通はサプリメントのみだが、お祭りのある日等は

普通の食事を、摂取する


Mの言語は多国語だ、ただ殆どが

テレパシーで会話するため、言語と言うのは、殆ど使用しない

移動は主に船、


船は、あの異世界の乗り物に似ている

というか、元々はこの船をモチーフにしているのだから、似ていて当然なのだろう、


船も、あの乗り物と同じく

そっと、掌を左から右へと滑らせるようにするとスッと宙に浮きドアも開く

指で、触れるだけで、自動運転

考えるだけで、行きたい所へと

運んでくれる


船の見た目は、円盤型だが、

中は、広く円形ではない感じを、受ける

これも、魔法の様なもの

無限に、広く感じる、あの世界と似ている


Mの名は

こちらの世界の言葉で、表すなら

マーシャル

叶恵は、Mの頭文字を当てたようだ


Mの異世界では、総ては、地上ではなく空中、宙の中での生活になる

それは、香穂の世界と似ているが

Mの世界には、地上に降り立つという観念がない、空中が普通なのだ


マーシャルの1日は

人工の太陽を、登らせる事から始まる

その日の天候を調節する

M達の1日は、それぞれが、与えられた役割の仕事をする、


M達一人一人が、重要な役割があり

異世界の均衡もその一つ、

そういう意味では、マーシャルの役割は重要な仕事だ


1日の終わりには、船のシャッターの様なものを降ろす、1度登らせた

人工の太陽は、数週間は登ったままとなるため、船自体に、明かり調節機能をつけてある


別宇宙の均衡と、異世界の観察調整等々が、マーシャル達の主な仕事


それが、正常に行われているため

均衡が保たれている


マーシャル(M)は今夜も

暗く染まった、夜空の輝く星を眺めている


楓が声をかけた

「M、ありがとう、貴方のおかげで

私達の異世界は、保たれているわ…

故郷へも、もうすぐ帰れるわね…

寂しくなるけれど、深く感謝しているわ…」


マーシャル(M)

「楓、気遣ってくれてありがとう

私は大丈夫だ、君達に出会えてこうして今、共に居れる事が嬉しいのだょ」


テレパシーで、優しく流れ込んで

くるMの意識に、楓は、暖かな気持ちになった


あと数週間程で、マーシャルとも

お別れになる

それまでに、楓達は、マーシャルから学び、修得しなくてはいけなかった、

マーシャルとも会えないかもしれないからだ


2人並んで見る

大切な1日の終わりに

瞬く、星の輝きは冬の澄みきった

夜空に、美しく輝き

優しく瞬いていた


 


 














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