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異世界は一瞬の煌き 続編  作者: 肥後 椿
14/30

異世界は一瞬の煌き(第14部分)

異世界の謎を、総て解くには

異世界で

古布を、見つけた場所を、ヒントに考えてみた

楓と真はこの世界、隆史と叶恵のいる世界

更に耀のいる世界の、大まかに3つの異世界


3つの世界に加え

其々に似た、人物がいる透明の異世界の様に

別の異世界もある


そして

別の宇宙も…

まずは、この異世界の謎、そのためには

叶恵と、最初に出会い

隆史が、古布を納めたあの窓を…


何故、あの窓からなのか?

楓は皆と共に、あの窓と

この異世界の繋がりを探るため

長老の元を訪れた


長老

「そろそろ、来る頃だろうと思っておった」


「お久しぶりです…」


隆史

「お久しぶりです、流石ですね

総て御存知なのですね」


叶恵達も、挨拶をすませると

長老の客間へ通され

そこで長老は

巻き物の様な、筒状の物を持ってきて

テーブル上に、それを広げた


これも、古布のようだった

古布に似てはいるが、まだ年代が浅い様に思えた


その古布には耀と記されていた

以前、耀が、持っている古布にも

耀の名が、記されていた

つまり 耀宛に記された

古布と言うことになるのだろうか?


それならば、耀宛に書いたのは誰なのだろう?

素朴な疑問が、脳裏を掠めた

耀は、古布に記した人物を知ってるようだった


その古布には、今までの、其々の異世界の

古布6枚、別世界の古布6枚(全部で12枚)

が混ざりあい1枚の大きな古布となる事

そして、耀や楓達の事が書かれていた


長老

「あの渦が収まり、平穏を取り戻した日に、

この古布は地下にある古書室に突然現れた

のじゃ…」

楓達は、長老の話に耳を傾けていた

話が終わると


叶恵

「そうなのですね、長老は内容を見られたのですか?私達が来ることを待っていたとおっしゃられましたので…」


長老

「いや、内容はわからぬが、この巻き物を持った時に、そんな気がしたのじゃ」


隆史「長老、この巻き物が現れたのは渦が無くなった日だったと、話されましたが何故地下へ」


長老「…うむ、メロディが古書から聞こえたのじ

ゃよ、懐かしいメロディがの」微笑む長老


「長老、ありがとうございます、この巻き物のお

陰で、総てが解けるかもしれません」


長老「うむ…」


「耀さん、聞いても良いかしら?」


耀

「はい、何でしょう?」


「耀さんは、古布を書き記した人を御存知な

の?」


耀

「…ええ!知ってますとも、とても、よく」


「それは、この中にいる人物?」


耀

「はい、そうです!この中にいますよ!僕の目の

前にね」


「それは…誰なのか、教えてもらっても良いかし

ら?」


耀

「はい、今こうやって話していますよ、楓さん」


「えっ?!」

耀の言葉に、息を呑み

頭の中は、真っ白になっていた


耀

「少なくとも、僕が知る限り、

この古布を、書き記したのは、未来の貴方です

楓さん」


「…!?!…」


隆史

「楓!…」 ドサッ…!と音がした

楓は、倒れ込み気を失っていた


目覚めると、そこは長老の家の客室だった


隆史

「目覚めたね…大丈夫かい?」


「隆史さん…えぇ、ありがとう大丈夫ょ、皆

さんは?」


隆史

「うん、大丈夫だよ…耀さんは先に帰ったょ叶恵

さん達は長老の古書にいるょ、古布がまだある

かもしれないって探してる」


「そう…耀さんはあの後、他に何か話されたのか

しら?」


隆史

「いや、あの後は、特に…僕達が知ってる事だけ

さ…」


「そう…ありがとう隆史さん

それじゃ、私達も行きましょう、古書へ」


地下の古書へ隆史と共に行くと、叶恵達が

珍しい古書に歓喜しながら、古布を探していた


長老

「おぉ…目覚めたのじゃな、大丈夫かの?」


「はい、長老、ありがとうございます」


「古布ではないですが、古布にのついて興味深い事が、書かれています…これを見てください…」


長老

「おぉ、それはワシの前の長老の本じゃよ」


一同、古書のテーブルへ腰掛け、本を読み始めた

その本には、古布について、地球上のあらゆる

場所に存在するが、それはこの世界ではない場所だと記されていた、そこへ行くための扉、

その扉は、この古書にあるとも記されている


古書のページを捲ると、数十ページほとの厚さに

小さな、扉の絵が描かれ呪文が書かれていた

楓は、手を翳し唱える、絵の中の扉が

目の前の空間に現れたが、それは楓にしか見えず

どうやら皆には、透明の扉のようだ


長老

「ほぅ…これは!…」


叶恵

「凄いわね、見えないけど触れるわ」


隆史

「この扉は何処の異世界に繋がっているのか?」



「だいぶ慣れましたけどこれは…スゴいですね」


「えぇ本当に…行ってみましょう?」


ガチャ…ギィィィィィ…

重く鈍い音をたてながら扉が開いた


ストンッ…!

その扉から、1歩踏み出すと、扉と床に段差があるようで、危うく転びそうになりながら

降りたった


そこは…叶恵の部屋のようだったが、何処か違う

叶恵の部屋の壁の辺りには、ドアがあり

そのドアを開けると隆史の部屋が繋がっている

隆史の部屋の壁にもドアが…叶恵、真、耀

本当にドアで繋がっている、全く別の世界だった


ここも、また別の異世界なのか?

それとも、もしかしたら?…そう思っていたら

すぐに消え

また新たなドアが現れる、開くとそこは、森と湖

どうなっているのか、次々に変わっていく


そして、本の扉はフッと消えて本の中に戻った

もう一度呪文を、唱えようとするが、

特別な石(宝石)が必要なようだった

耀に連絡をする、石を持って耀が戻ってきた

その石を、本の扉の挿絵の上に置いた


石が、スゥーッと本の扉に、吸い込まれていった

そして、ドォーン…

長老の、家の横から、大きな音と扉が現れた

今度は、扉は消えずにあった

楓達は、その扉を開いた


扉を開き

目の前に広がる景色は、またも次々と変わった




































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