表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界は一瞬の煌き 続編  作者: 肥後 椿
12/30

異世界は一瞬の煌き(第12部分)

古布(羊皮紙)には

現代の地図、そこには

何故か、耀の名前が記されていた

困惑しながらも

その場所へ、向かう事にしたのだが


不思議な事は

何故、耀の名前が記されているのか?

隆史の実家、楓の家、楓の会社

地図の場所を線で結ぶ

すると3点の中心部になった


これには、意味があるように思えた

地図に記された場所に到着した

楓は、その場所で

耀から渡されたあの石(宝石)を取り出し置いた

透明の異世界の時の様に、地面が光りだし


「耀さん!」

楓は、白く輝く部分の地面を、見つめながら

耀の名を呼んだ


耀

「…楓さん…良かった!…案じてました

闇の…異世界は…無事……に…戻った…のですね?」


「えぇ…ありがとう、耀さんが渡してくださったこの石(宝石)のおかげょ」

途切れるように、聞こえていた


楓は

古布に耀の名が、記されていたことを話した

耀は、驚いた様子もなく、普通の事のように


耀

「そう…ですか…今…そちら…に向かいます…」

途切れ途切れに聞こえていたが、

声が聞こえなくなったその直後


耀

「…お待たせしました」


「えっ!」

耀が石の側に、現れた

最初、その速さに、驚いた楓だったが


「耀さん、ようこそ!こちらの異世界へ

この地図を見て下さい… 」早速本題へ入った


耀

「うん…この場所に僕がお渡しした石を…

それと…これを…」

更に別な石と古布(違う色合いの羊皮紙)を

とりだして、楓に渡し


耀

「この古布と、この地図の古布を

重ねて下さい」

そう言いながら、重ね合わせる

古布は、まるで溶けあうように

1つになり、全く別の、古布へと変わった


1つの古布には、文字が

1つの古布には、地図が絵ががれていたが、

それが、混ざりあい、1枚の古布に変わった


古布自体に、文字と地図が浮き出ている

まるで、古布の上には

浮き出た(プロジェクションマッピング)の様な映像の、世界が広がっていた


地図と文字が

1つになり、また別の意味が生まれる

耀はそれまで、知っているかのようだった

古布に、記された、別の意味を読み解くと


古布に記された別の意味は…

「この異世界は、幾つもあって、

それは1つではない、宇宙が1つではない様

に、解明されていない宇宙は、ある…」


楓は、読み解きながら、壮大なスケールの話に

恐れをなしていた

古布の内容は

未来からの、メッセージの様にも思えた…


耀

「僕等は…この異世界の…いえ…

… 何でもありません」


隆史と、同じ哀しみの表情をふと、浮かべなから

言いかけて止めた


楓は、

隆史と、耀の悲しみを湛えた表情が

気にならないはずもなく

古布の内容が、これほどスケールの大きなもので、なければ、心のままに優先していただろう

けれど、今は、もう1つ意味に集中していた


「宇宙は1つではない、こんな事凄すぎて…」


耀

「そうですね…ですが…この異世界を見てきた楓さんなら、わかるはずだと

僕は思います、壮大な宇宙は

この世界の、宇宙だけではない、

比喩等ではなく、実際にあるのだと」


「そうね…これだけ異世界が、

存在してたのだもの

何も宇宙が他にもあっても、不思議な事なんて

ないのかもしれないわね」


楓は、話しながらも

少し、恐ろしくさえ感じていた


古布の、元々の意味に戻って次の、古布を探す

楓は次の古布には

いったいどんなことが、記されているのか?

不安と期待、複雑な心境が楓の胸にひろがった

次に記されていたのは、叶恵の住む異世界だった


楓の住む異世界では3枚の古布

楓の家、隆史の実家、耀の名が記された場所

次の叶恵の住む世界には、

どんなことが記され、どんな古布へと変わるのか


「それじゃあ、行きましょう」


耀

「はい、ここからは、僕も一緒に行きますょ」


「そうね…ありがとうございます

一緒に行きましょう」


耀

「古布の謎を総て解いたら、僕も…隆史さんと同じく総てをお話します、楓さんや皆さんに」


楓は、その総てを聞くことが、

隆史の、哀しい表情を、

彼が、込み上げた感情を、消すかのような

滲む涙の意味を…知る気がした…。


この異世界の総てを知る事


それが、この古布が全部揃った時に

解き明かされる、大きな謎の解明になる

しかし、スケールが大きくなり過ぎて

多少怖くもあったが

それだけ、期待も増した気がした


「叶恵の異世界へ、叶恵達と共に

皆で行きましょう」

叶恵、隆史、真、耀、

そして

楓、5人で共に叶恵の異世界へ…。






















































評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ