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異世界は一瞬の煌き 続編  作者: 肥後 椿
11/30

異世界は一瞬の煌き(第11部分)

隆史の実家に訪れた

隆史、楓、叶恵、真の4人

真っ先に向ったのは隆史の部屋だった


隆史

「僕の部屋からまず始めよう」


「えぇ」


「それじゃ、僕と叶恵はこっちの部屋へ」

叶恵は、真に付いて隣の書斎へと行った


楓は隆史と部屋に残った

何度も訪れたはずの部屋だが

いざ

古布を探すとなると

全く検討がつかない感じがした


隆史

「まさか5枚目の古布が、僕の実家だとは…

僕も想像さえしなかった」


「えぇ、私もょ

まずは、ここから始めましょう」


楓が隆史とともに、最初に探し始めたのは

本棚だ、隆史の書斎は

壁一面が、本棚になっているが

この部屋には、低めの本棚が置いてある

本棚には、古地図等々も置ける様になっている


古地図の、置いてある場所から、

探し始めた楓

丁寧に古地図を広げ

1枚ずつ確認しながらなので

思ったよりも、時間がかかった


午前中に、隆史の実家を訪れてから

既に夜になっていた


隆史

「楓大丈夫かい?…少し休もう

真、少し休憩しないか?」

隆史が真に声をかける


「えぇ、そうね

ありがとう隆史さん

隆史さんは大丈夫?

もうこんな時間なのね、

叶恵達も疲れてるわ」


隆史

「ありがとう楓、僕は大丈夫さ」

そう言いながら

階下へと降りていった


「ああ、わかった

叶恵、疲れたろう?少し休憩しよう」


叶恵

「ありがとう、真さんも疲れたでしょう?」


「僕は大丈夫さ僕達も階下へ行こう?」


叶恵

「えぇ」


真と叶恵が、降りて行くと

楓と隆史が、簡単な料理を、作っている所だった

隆史の家族は旅行で、この日は誰も居なかった


楓は、隆史が言いかけて言葉を詰まらせた

あの話を、聞いてみたいと思った、だが、

今の雰囲気と

何気ない一時を大切にしたいとも

考えていた


隆史

「楓、君の思っている事はわかるよ

5枚目の古布、そして

総て終わったらその時話すよ」


「…私の考えてる事分かるのね?」


隆史

「あぁ…そうだよ」


その時間帯は、とても短く感じた


深夜になり

真と叶恵の壁一面に本棚のある部屋へと

合流した隆史と楓、古布探しは続いていた

朝陽が窓から入ってくる

眩い光に一瞬目を細めた


「…あった!…あったぞ!」

本棚の、一番奥にある

古地図の1枚の中に、古布が巻かれていた

古地図を、保護する布の様に巻かれていた


古布を広げた今度も文字ではなく

地図だったが以前とは異なる地図で

現代の地図をそのまま、転写したような地図だった



























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