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異世界は一瞬の煌き 続編  作者: 肥後 椿
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異世界は一瞬の煌き 続編

楓が出会った異世界の住人

異世界は一瞬の煌きの続編となる小説です

様々に重なった異世界がもたらすもの

選択によって新たな異世界や

全く異なった世界が現れる

そんなお話です


読んで頂ければ幸いです



叶恵が消え…弾き飛ばされる様に

元の世界に戻ってきた

しかし

あの闇夜の異世界は

今までの異世界とは、明らかに異なっていた


あの鐘の音も…また不気味に感じた

叶恵が住んでいた異世界は

今も刻々と、次元の闇に吸い込まれ消えつつある


叶恵の夫 真は一瞬に等しい時間

叶恵をその抱いていた…真は力なく

膝を着き、堪えきれずに泣いていた


楓も隆史も、真と同じ気持ちだった

どうする事もできない…無力感と哀しみが押し寄せ…

3人は、その場を離れ難く数時間が経過していた


真は、力なく立ち上がり、2人を見て

「お願いです…どうか…叶恵を…叶恵を…」

その声はかすれ、とても小さく聞こえた


楓と隆史は、真を抱き抱えるようにして、歩き出した

夜は、白々と明けはじめていた

3人を包むかのような、薄明りの中で

時間が長く感じた…


家へ戻る頃には、周辺は明るくなっていた

真を、部屋へ連れていき、楓と隆史は

椅子に腰掛け、張り裂けそうな気持ちを抑え

どうしたら、また、あの闇の異世界へ行けるのか

2人で話し始めた


隆史

「恐らくあの異世界への扉は、度ごとに変わるのだろう」

「えぇ…私も…そう思うわ…叶恵を助けたい!」

その為には、あの闇の異世界への

扉を見つけないといけない、2人の話は延々と続いていたが


まずは情報を得なければ、隆史はPCを開き

今、自分達が、知っている限りのワードを打ち込み

検索し始めた、楓もスマホを手に探し始めている


そう簡単には、見つからない…何日か経ったある日


ある言葉を見つけた

それは、ブラックホール、総ての物を吸い込み続け

その中心は…闇


2人の脳裏に浮かんだのは…まさか!?

異世界があるのは、2人にとっては普通の事

しかし

ブラックホールは…また別のものだ

だが、有り得ない事もないかもしれない?


もしも、異世界の均衡が崩れ

そのバランスが崩れたのだとしたら?

2人は、何度も首を横に振りながら

例えようのない、今までとは、違う不安に苛まれていた


どうすればいいのだろう?

今は、叶恵や真のいた、あの異世界へは

行くことができない、真にさえわからないのだ


堂々巡りの日々だけが、過ぎていく

焦る気持ちと、裏腹に、時間が過ぎていく

兎に角、今は、手掛かりを探し見つけるしかない


もしくは、何処かに現れるのを、待つしかないのか

叶恵とあの漆黒の闇の異世界に会えた日から

10日あまりが、経っていた






























































読んでいただきありがとうごさいます

よろしければ

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