なんか出て来た第二章の準備稿
第二章を始める前に書いていた準備稿が発掘されたので
生存報告を兼ねて投稿します。
調子悪いパソコン、早く更新しないとなあ……
今度はWin10にします。(え、今更!?)
「ラフ&スムース 第二章」
試合会場に遅刻してきた僕は、とにかく真っ先に試合トーナメント表を探した。
大きな紙に書かれ張り出されていたそれは、
大人のお偉いさん達が集まっている建物の出入り口付近の目につくところに有り、すぐに見つかった。
室内ではおっさん連中がクーラーをガンガンに効かせて涼んでくつろいでいる
「はあ・・・はあ・・・はあ~~・・・よし!とりあえず、ウチの試合はまだ始まってないな」
とりあえず、安堵。
息を切らしながらも既に練習や試合に励んでいる選手たちをフェンス越しに眺めた。
もちろん自分の陣地を探しながらであるが
各コートでは、パコーン!パコーン!・・・と良い音を奏でている
皆それぞれ、気合が入っているようだ。
それは良いのだが
「う~ん・・・やっぱ最近のテニスルックの流行りは若干変わってきてるようだなあ・・・」
昔はスカート派が断然多かったのだが
最近は嘆かわしいことに、徐々にではあるがパンツというか、ズボンとかスパッツが横行しはじめた。
もちろんスカートもいるにはいるのだが・・・
しかし、昔のようなヒラヒラ感が全くないのは・・・一体どういうことか!
そう! プリーツスカートが殆どいない! そして、アンダースコート!
「かわいいのに・・・かわいいのに・・・・・・例え最後の一人になろうと、僕はこのスタイルで・・・頑張るぞ!」
全国の大きいお兄さん達の夢を壊さないように、
ささやかながらも抵抗しようと今一度、胸に固く誓った。
そもそもパンツの上にアンスコ履くんだから、概念はズボンと一緒じゃんか! ブルマもそうだけど。
それで女の子らしいかわいらしさを演出できるんだから、凄いアイテムだと思うんだけどなあ・・・
とりあえず、今のところ部長と春菜には賛同してもらっている
みゆきちゃんと羽曳野先輩も、もうあと少しで陥落しそうな勢いだ。
ウチの部を総プリーツアンスコ軍団にするのが、目下の僕の使命だと思っている
「・・・とまあ、妄想はそれくらいにして、とにかく早く自陣を探さないと」
・・・!
ハタと、ひとりの少女と・・・目が合った。
ちょっとつり目で、陰があり物静かな表情
なんとなく、どこかで・・・見覚えがあるような気がした。
少なくとも鈴音とは面識はない・・・はずだ。
じゃあ、孝志? ・・・いや、そもそもこんな少女に知り合いはいない
ただの・・・気のせいなんだろうか?
でも・・・向こうもこちらをじっと見ている
ということはやはり、鈴音の知り合い?
・・・・・・わからん!
「ああっ! いたいた! こらあっ! 鈴音え~!」
げっ! しまった! 見つかった!
・・・あ、いや・・・見つかっても良いのかこの場合。
でも、贅沢を言えばできればこちらが先に見つけて心の準備をしてから自陣に入りたかったのだが
「いやあ、ごめんごめん! ウチのばあちゃんが危篤になっちゃったもので~」
「いやあんたの家、ばあちゃんいないでしょ?」
「それが、今度は母方の方で~」
「サラッと嘘をつくんじゃないっ! おっぱい揉むぞっ!」
「お、お代官さま~、それだけは勘弁してくだせえ~」
「いーや! もう揉む! 母乳が出るまで揉みちぎってやる! ついでにお尻も!」
わきわきと手を動かしながら近寄ってくる春菜
すっかりおっぱい星人になってしまった。
はっきり言って逃げたいが、逃げたら自陣の位置がわからなくなるのでそれはできない
かくなる上は、仕方がない!
がしっ!がしっ!
春菜とお互いが両の手のひらを抑えあい、プロレスなんかでよくあるガチンコ力勝負の形となってしまった。
「うぎぎ!」
「むぐぐっ!」
「こ・・・の・・・おとなしく・・・揉まれなさい・・・よっ!」
「いくら・・・揉まれても・・・母乳なんか・・・出ない・・・よっ!」
「愛の・・・力で・・・揉み出して・・・あげるわ・・・よっ!」
「も、揉みたきゃ自分の・・・揉んでろ・・・よっ!」
「い・・・いまいち・・・揉みごたえが・・・足りない・・・の・・・よっ!」
「もっと、揉めば・・・大きく・・・なるだろ・・・?・・・ど・・・努力が・・・足りない・・・んだ・・・よっ!」
「じ、じゃあ・・・鈴音が・・・揉んで・・・よっ!」
「なっ・・・なんで僕が・・・揉まなきゃ・・・なんないんだ・・・よっ!」
「人に・・・揉んで・・・もらわないと・・・女性・・・ホルモン・・・多く出ない・・・の・・・よっ!」
「公衆の面前で揉む揉むと・・・あんたら・・・なに・・・やってんの・・・よっ!」
後頭部を、何者かに掴まれたかと思うと
パカンッ!
『ぐあっ!』
目から星が出たような気がした。
『あい・・・てて・・・て』
見ると、目の前の春菜もヘタリ込み、赤くなったオデコを抑えていた。
「て、てんめえ~、何しやがるんだっ・・・よ・・・」
春菜は口を開けたまま、それきり黙ってしまった。
ちょっと半泣き半笑い気味で八重歯が見えたままで固まっている。
「・・・誰に向かってモノ言ってるのよ、春菜?」
春菜の顔が固まったままヒクヒクと痙攣しはじめた。
ゆっくりと振り向いてみた。
そこには、鬼の形相をした堕天使、羽曳野先輩がいた。
すげえ、これだともう既に公式試合始まってるじゃん!
そして睦月さんとは試合会場で初めて会うんですねえ……
展開早くてこのペースだったらもうラフスム終わってたかもしれませんねw
本編の更新はもう少しお待ちください。
追記(’25.1.18)
原稿を書いた当時に描いた睦月の落書きを追加しました。
ラケットサイズは流石にL・Mは重すぎなので現在は設定から外しています。




