4話 もう一つの能力
『さて!いきなりですが、この世界に来るときに理外さんが授かった能力について説明しますね!』
え、これ以外にもなんか有るの?
『はい!先ほどの力はあくまで理外さんが元々持っていた潜在的な力なので、それにこの世界に異世界人の方が来るとどうしても私が加護を与える形になってしまうのです!』
なるほど、だから元々の力とは別に能力が有るのか。
『はい!そして理外さんが授かった能力とは!【技術創造】ですね!この能力はその名の通りスキルを自分で作れる力ですね!まあ作るにしてもそれに見合ったコストと作ろうとするスキルに対する緻密な想像が必要ですがね。』
これまた、チートくさそうなものを・・・
『それがですねえ、このスキル本当にコストバカにならなくて使いこなせた人過去に居なかったんですよねー、一生かけて創れても小さい火を起こす魔法とかなんですよね、だから正直使えないスキルです。』
まじかよ、使えないじゃん。
あ、でも【理を外れた力】でどうにか出来ないかなー?
『うーん、どうでしょう、なんせまだ能力の詳細が分かっていない状態ですからねー、なんとかそうなるように願っておきましょう!さて能力も把握できたところでさっそく近くの街に行ってみませんか?』
おう、そうするか。お前とばっかり声に出さないで喋ってたらコミュ障になりそうだし。
『えー、ひどいですよー理外さんー』
説明回ばっかりですみません。