あらすじ(一般の本編未読の方は見ない方が良いです)
『なろうコン応募作品』への投稿として一時的に上げております。
必要が無くなったら削除すると思います。
特に重要な意味合いが無い上に、本当に粗筋なので本編未読の方は見るのをおやめになった方が得策です。
イシュトラド皇国の第二皇子、アルファレド。至高の錬金術師という二つ名を持つ彼が開発した魔力人形を巡り、権力闘争が巻き起こる。
暗殺から辛くも逃れ、魔力人形を友のアンガースへ託そうとする瀕死のアルファレド。
彼を何とか助けようとする魔力人形。あらゆる手を試し、未知の薬で一命を取り留めることに成功するが、薬の副作用で小さな女の子に姿を変えてしまう。
その後、助けを求める為にアンガースの下へと足を運ぶ魔力人形。アルファレドの葬儀帰りのアンガースとその妻、カルティナに拾われる。
真相を魔力人形から知ったアンガースとカルティナは少女になったアルファレドをかくまう事にするが、肝心のアルファレドは記憶も失っていた。
カルティナはそんな元『彼』を見かねて、名前をアリシアと改めて養女にする事を提案する。
療養と生活の知識を得るための教育を経て、少女らしくなったアリシア。身体も快復へ向かい、自力で活動できるようになった後、正式にアンガースとカルティナの養女として迎え入れられる。
カルティナはこれを機に、生きる事に対してできる限りの手段を教えようと、アリシアに様々な知識と経験を得るための教育を勧める。魔術に医学知識から貴族の嗜みまで……。
2ヶ月の教育によって立派に成長した彼女は準成人を向かえる為に、聖大精霊堂にて行われる『掲慈の儀』と呼ばれる儀式に代表として参加する。
儀式を通して精霊と通じ、準成人として心構えを確かめるアリシア。儀式の終了後、大精霊に向かいささやかな望みと希望を祈る。
しかし、年が明けた頃、彼女たちの下に一通の手紙が届く。
それは差出名義がアルファレドの実弟であるマルケットのもので、皇宮への招待状。中身を確認するとアリシアが名指しされていた。
彼女達は信用の置ける旧友に力を借りて皇宮へと向かうことになる。それが新たな権力闘争の火種になる事になると判っていても。