ドラゴンプリンセス 11
「次のエリアへの扉はどこにあるんだ?」
僕らは食事を終え、コーヒー飲んで寛いでる。
「それには、私がこたえましょう。なにぶん、お嬢様は説明とか論理的な事は苦手ですので」
「ガガ、お坊ちゃまだ」
「はいはい、それはもういいって。ガガ、いじるな。話が進まないだろ。アビゲイルもいちいちツッコむな。まだやりたいなら、僕らが行ってからにしてくれ」
そもそも、アビゲイル、その僕そっくりな格好で自分は男はないだろう。なんでそんなにこだわってるのか?
「次のエリアには広場の城のレリーフにある扉から行けます。誰でも通れるのですけど、精霊城の庭から城に入るのには許可が要ります。多分、マリー様たちを騎士団長が楽しみに待ってるはずです」
「騎士団長って、城には騎士が居るのか?」
「はい、城は精霊騎士団が守ってます。とは言っても、実際はここ黒竜の谷が精霊城の最終防衛拠点のようなものですからね。我らの方が騎士団よりトータル能力では上ですから」
まあ、そうなんだろう。だって、ここに住んでる人、みんな黒竜なんでしょ。アビゲイルとの絡みを思い出すからに、黒竜は重力も操る。そんな化け物と真っ正面から戦うためには、黒竜一体につき、騎士団一師団が必要なんじゃないだろうか? どうでもいいけど、ノリで考えてるけど、この世界で一師団って何人なんだろう? その前に師団って単位ないかもな。まあ国と時代で軍の内部の呼称は違うから独特な団名があるのかもしれない。
「ですが、騎士団長は侮れません」
ガガの言葉で考えが戻る。侮れない? まあ騎士団長って言うくらいだから強いんだろう。けど、騎士団は多分物理特化の集団だろう。なら、うちのウシオの餌食だ。
「精霊騎士団は武技と魔法のエキスパートです。その我々にも劣らぬ長い生で、多くの武術と、訳がわからない魔法を極めてます」
「長い生って?」
「あやつらの大半はハイエルフです」
ハイエルフ! ハイエルフと言えばベル、ベルサイユ。デブなイメージしかない。もしかして、デブ騎士団? んな事無いよな。騎士団だからベルみたいに、ぐうたらしてる訳ないもんな。
「そのハイエルフの騎士団長、モン・サン・ミシェル、通称モンは、時空魔法を操ります。止まった時の中から我々に一方的に攻撃をしかけてきます。ですが、あ奴程度の火力では、うちの姫様には傷一つつけられません。ですから模擬戦じゃなくて、実戦的では姫様の方が強いです!」
「姫様じゃなくて、王子様だっ」
アビゲイルは無視だ。なんだそれ、記者強すぎだろ。それより、なんて名前してるんだ? ハイエルフの名前は世界遺産なのか? マチュピチュとか姫路城とかもいるのか? どうでもいいけど、名付け親は絶対転生者、しかも近代だな。時系列おかしくないか?
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