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 ドラゴンプリンセス 2


「戦わないで、先に行ける方法は無いのか?」


 僕は問う。もし、コイツがさっきの黒竜なら、あのいきなりの超重力をやられたらまた一撃死だ。こんな事なら実利重視でキラのままでいれば良かった。世界魔法を三発も放ってるからマナが回復するには時間かかるだろう。ここでは死なないからって舐めプしすぎた。けど、過ぎた事はしょうがない。今の状況で上手くやるだけだ。


「残念だがそれは出来ない。まあ、俺より強いって事を俺に認めさせたら、先には進ませてやるがな。親切心で言うが、今のお前らは弱すぎる。先には父上、いや族長がいる。悔しいけど俺なんて族長相手には手も足も尻尾も出ないからな」


 まじか。さっきのドラゴンはハンパなかった。それより族長は強いのか。まあ、族長がクソ親父ならそれも納得だ。クソ親父はしゃれになんないくらい強い。底が見えないほどだ。思うに強さと人格というの反比例するんじゃないのだろうか? この世界の強者にはイカレた奴が多すぎる。親父とかエルエルとか。

 コイツに強さを認めさせる? それ厳しいなー。まじ、おかしい。ウシオが握ってるのは穂先。握り難さを考慮しても、ウシオが両手で全力を出してるのに、アビゲイルは片手で会話してやがる。まじ化け物だ。化け物に強さを認めさせる方法。なんかないか?

 そういえば日本では古来から、力試しと言えば相撲だな。なんか神話とか昔話ではなにかと相撲をとってる。鬼とか河童とか伝説の生き物が英雄に相撲で倒される話は枚挙に暇がない。まあ、個人的にはそれは争いの婉曲的な表現とかだと思うけど。さすがに子供に聞かせるための昔話では、鬼をぶっ殺しましたより、鬼を相撲で退治しましたって方が良い感じだもんな。まあ、それはいいとして、とりあえず言ってみるか。


「おい、お前、そんなに自分の強さに自信あるのか?」


「当然だろ。俺は村で二番目に強い」


「その強さはどうやって決めてるんだ? さすがに毎回殺し合いしてたら村に人が居なくなるだろ」


「そんなの当然だ。俺たちは毎年相撲で強さの序列を決めている。族長抜きで総当たりで戦って優勝した者が族長と戦える。俺は十年間族長以外には負けてない!」


「ほう、そうか。そりゃすげぇな。じゃ、お前、相撲じゃ無敵なんだな」


「ああ、そうだ。相撲でお前らなんかに負けるわけがない」


「そっかー。じゃどんな相撲でも僕たちより強いんだろなー」


「当然だ。相撲ならなんでもお前らには負けん」


「じゃ、尻相撲で勝負だっ!」


「いいだろう。そのしり相撲って奴でお前らをけちょんけちょんにしてやるぞ」


 まじか。冗談で言ったのに。こいつ大丈夫か? 尻相撲でけちょんけちょんてどうやるんだ?


「いいのか?」


「ああ、相撲ならどんなルールでも俺は負けんぞ!」


 まじか、尻相撲を知らないのか。けど、言質はとったぞ。


 読んでいただきありがとうございます。


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