表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

500/535

 サウザンドニードル


「タッチヒール!」


 まずは封魔のロザリオを外し、エビシを浄化してやる。プラス、変身へのトリガーだ。久しぶりだから忘れかけてるけど、僕は男に触ると男に戻る。ごっそりとマナはもってかれるけどそれくらい大丈夫だ。けど、ウシオに触れても男に戻ってないのは気のせいじゃないよな?


「グラビティ・ゼロ!」


 軋む体を無理させて、重力をシャットして跳び上がる。さすがに、男状態でマリーの服は恥ずかしい。千切れた服は風圧で飛び落ち、瞬間で全裸になる。エルエルが飛び出したのが見えたが、そんなスピードでは僕には追いつけない。上空で止まり、アイテムボックスを開けようとするけど、ゲッ、そうだよ。こことアイテムボックスが繋がってるから使えないんだよ。クソッ。全裸で戦うしか無いのか? うわ、もうエルエルが近づいて来てる。やるしかないか。


「マジック・ミサイル!」


 とりあえず十発程エルエルに放つ。障壁に弾かれて霧散するけど、少しだけエルエルのスピードが緩む。自由落下し始める僕にエルエルがエネルギー波を放つのを重力の緩急でかわす。まだ、変身の後遺症が。体が痛くて動かない。けど、無理矢理動かし、牽制にまた十発ミサイルを放つ。かわす素振りも見せずエルエルは突っ込んでくる。僕は空中に止まり、体勢を整える。


「え、マリーなの?」


「ああ、そうだ。マリーは仮の姿。こっちが本体。キラ。キラ・シドーだ」


「そうなのねー。私好みじゃあるけど、若すぎるわね。けど、変身したからって、私があなたを倒す事には変わらないわ」


「なんか勘違いしてないか? マリーは弱いけど、俺は弱くはないぜ。食らえ! サウザンドニードル」


 僕は手のひらから極上のマジックミサイルを数えきれぬ程放つ。大きな柱、修学旅行で見た東大寺の大仏殿の柱くらいの小さな光が集まった柱がエルエルにぶっささる。なんか見た目丸太でぶん殴ってるみたいだな。


「そんな貧弱な攻撃じゃ、私の結界は抜けないわよ」


「そうかもな」


 この細かなマジックミサイルは、ゲームとかでいうと、一ダメージの最小攻撃。けど、サウザンドって言ってるけど、実際は万を超える数はある。エルエルがかわそうと移動すると、柱は折れてエルエルに命中する。この最弱の魔法は必中という素晴らしい能力がある。どんなに動いてもずっとエルエルの結界に当たり続ける。これは、昔、ゲームで見た魔法、確か青魔法って言ってたのを参考にしてる。


「なにこれ、うざい。あっ」


 パリンと音を立てて結界が崩れる。凄いな良い結界だ。こんなに保ったのか。そして、エルエルに直接当たり始める。


「残念ね。私は天使。魔法には強いのよ。魔法のダメージは九割カットされるのよ」


「そりゃ凄いな。けど、一割も通るんだな」


「強がりはよしなさい。今は滝に打たれてるみたいに動けないけど、あなたのマナが尽きて動けるようになったら終わりよ」


「ふーん、そうなんだー。俺にはオートヒールってスキルがあってねー。それで回復してる分のマナしかミサイルに回してないんだよねー」


「と、という事は……」


「無限に打てるって事。舐めプして、最初の一撃を受けた時点で、お前は終わってたってわけだ」


 僕は開いてる左手で自分首を掻っ切るジェスチャーをする。




 読んでいただきありがとうございます。


 みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ