表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

483/485

 マグマエリアへ


「なんか暑いなー」


 階段を降りるにつれて温度が上がってくる。息をするだけでムッと暑くなる。


 僕らはウシオを先頭にサリー、僕、シェイドの順番で階段を降りていく。始めの方は普通の石段だったのが、降りるにつれて、ゴツゴツと石の形が残っていて、幅が広いものに変わってくる。自然の石を積んで作ってるようだ。

 ウシオはともかく、あとはみんな体が大きく無いので歩幅が狭く、進むスピードが落ちてくる。


「ご主人様、少し休みましょう」


 ウシオが立ち止まる。僕らは床に座り込む。しばらくしてウシオが口を開く。


「この下の階はマグマエリアです。私は再生能力があるから問題無いですが、皆様には少し厳しいのではないですか?」


 まあ、僕も耐性はあるからな。サリー達はどうなのかな、サリーに目を向ける。サリーは肯くと口を開く。


「私たちも耐性があるから問題無いと思うけど、問題は逆にウシオ君とマリーちゃんだと思うわ」


「えっ、僕は大丈夫だよ?」


「私も、マグマの上を歩けますが?」


 さすがウシオ。僕はマグマの上を歩ける程は極めて無い。サリーが軽く口の端を歪める。


「じゃ、ざっくり言うわ。炎熱耐性で体はどうにかなるわ。けど、誰か持ってるの? 炎熱耐性がついた服」


 そうか、それは盲点だ。僕の持ってる竜戦士の鎧は炎熱耐性で燃えたりしないがマリーじゃ着られない。それに何処にやったか忘れてしまった。どう考えても燃えない服がない。という事は、僕らは裸でマグマエリアを駆け抜けるしか無いって事か?


「私は、先頭を行けば問題無いだろう」


 そうだな。そうすればウシオは僕らの裸を見ないで済む。


「そして、僕が二番手で行けば問題無いだろ」


「マリーちゃんウシオ君、何言ってるの? 多分何かボスキャラ居ると思うわ。あなたたち裸でバトルを耐えられるの?」


 そこで僕は思いだす。王子が作ったくれた赤竜の下着を。


「あの、変態王子がサクラに作らせた下着、お前ら持ってないのか?」


「あっ、そう言えばそういうものあったわねー」


 サリーがシェイドの部屋から赤いビキニを三セットと、赤いふんどしを持ってくる。


「捨てないで良かったわ。まさかこれが役立つ日がくるなんてねー」


 そして、僕らはシェイドの部屋で着替える。それにしてもえげつない下着だ。ブラジャー三角の布は10センチくらいしか無くてほとんど紐でお尻丸出しのようなものだ。なんか歩くだけで、食い込んで気持ち悪い。赤フン少年を先頭にマイクロビキニの巨乳少女が3人。暑いし、気分はリオのカーニバルだよ。


新作始めました。


「秘めたるスキルで異世界転生」です。下のリンクから飛べます。よろしくお願いします。


https://ncode.syosetu.com/n4087jo/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ