表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

466/485

 鬼ごっこ


「それで、ちなみに鬼ごっこってどんなルールでやるつもりか?」


「そうね。私が鬼で、あなたたち全員にタッチするか、あなたたちが鬼で、私にタッチするかで、制限時間10分でどうかしら?」


 なんか思ったよりソフトなゲームだな。コイツは元死王なだけにエグいデスゲーム系を仕掛けてくると思ったんだが。

 これなら何とかなるんじゃないか?


「少し相談させてくれ」


 僕は仲間と一緒にエルエルから少し距離を取る。


「アイツが鬼は厳しいかもしれんが、僕たちが鬼なら楽勝なんじゃねーか?」


「マリーちゃん、アイツ飛べるわよ。あたしたち誰も飛べないわよ」


 まあ、サリーが言うとおりではあるが。


「僕が『グラビティ・ゼロ』でウシオを跳ばして、サリーとシェイドは自力で跳べるだろ。それで何とかならないか?」


 それに、それで難しいなら奥の手もある。


「マリーちゃん、飛んでるハエに石をぶつける事は出来る? それくらい難易度は高いんじゃないかしら?」


「まあ、けど、駄目だったらまた違う種目でチャレンジすればいいんじゃないか?」


「まあ、それもそうね。やるだけやってみましょう。だけど、1つだけは譲れないわ。攻撃禁止という条件をつけましょう」


 そうだ。奴は破壊光線をバカスカ打ちまくれるんだったな。あれは厄介だった。


「エルエル、鬼ごっこしてもいいけど、俺たちが鬼で、あと1つだけ条件がある。お前攻撃無しな」


「うん、いいわよ」


 エルエルは軽く承諾した。まあ、それだけ自信が有るのだろう。


「じゃ、ルールを確認するわ。あたしたちが鬼で、10分以内にエルエルに触ればあたしたちの勝ち。触れなかったらあたしたちの負け。あと、エルエルは攻撃禁止で、攻撃した瞬間にあたしたちの勝ち」


「オッケー! オッケー!」


 エルエルは微笑んでいる。いつまでその余裕が続くかな?


「じゃ始めるぞ!」


「はーーい!」


 間延びした声と共にエルエルはふわりと空中に飛び上がる。みるみるうちに僕たちの手が届か無い高さになる。奴の翼は4対8枚あるが、あの体を浮かせるのには小さすぎる。

 前世では、1番大きい空飛ぶ鳥はコンドルの一種だったと思うが、確か15キロの体重に対して翼を広げたら3メートルはあったと思う。物理的に空を飛ぶならば、ざっくりと考えて、まあ、エルエルの体重が45キロだとしても、コンドルの3倍、翼は9メートルは必要だと思われる。要は奴は魔法的な力で飛んでいて、翼はあくまでもその補助的なものたと思われる。


 と言う事は……


 まずはそれは置いといて、サリー達に頑張って貰うか。



 読んでいただいてありがとうございます。


 この作品は、他サイトのノベルピアさんで三話分先行配信させていただいてます。


 あちらではプラス登録という契約をしてますので、ログインしていただかないと最新話は読めないのですが、登録無料ですのでぜひお手数ですがログインお願いします。


 これからストーリーが加速していきますので、応援よろしくお願いしますっ!


 下のマリーちゃんの表紙絵が私の作品の目印ですっ!(´▽`)ノ


挿絵(By みてみん)


 あと、下にノベルピアさんへのリンク貼ってますので、ぜひ来てくださーい! よろしくお願いしますm(_ _)m


https://novelpia.jp/novel/2067


 

 最後に、みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ