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 アンブロシア改


「どうしようかしら。危険な物質だけど、確かに有用よね」


 サリーは皿の上のアンブロシア改をじっと見つめている。


「ところで、それ、僕が食べたらどうなるんだろう?」


「多分、酔っぱらってサカリがつくだけかしら」


 扉を開けてベルが入ってくる。ゲッ、ベル、戻って来たのか。

 けど、そうか、残念だ。僕の魔力は上がらないのか。チョコは好きだけどコレを食べてもなんも良いこと無いな。


「ベルもさすがにアンブロシアは見てくれが良くないから、色々改造を試したけど、どうしても何か良くない効果がついてしまうのかしら。けど、サリーのその術式は当たりね。ベルが試したのでは、そんな緩い効果のは出来なかったかしら。さすがサリー。魔法に属性がにじみ出てるかしら」


「なによ、それ。あたしがなんかエロい女の子みたいじゃないの?」


「え、もしかして、サリー、自覚無いのかしら?」


「おい、待て待て、じゃ他にもアンブロシア改の種類あるのか?」


 僕はベルとサリーに割り込む。さすがに媚薬は危険だからもっと安全なのは無いのか? 


「そうね、おならが止まらなくなったり、鼻水が止まらなくなったり、ヨダレが止まらなくなったり、涙が止まらなくなったり迷惑な効果つきのものしかないかしら」


 なんかか止まらなくなる系しか無いのか。カスだな。


「けど、ベルは鑑定使えないだろ。どうやって効果を試したんだ?」


「そりゃ、寝てるマリーに食べさせたに決まってるじゃない」


「おい、人が寝てる時に変なもの食わせるなや!」


「冗談よ。冗談かしら」


 むぅ、信用ならないな。


「それはそうと、男子どもは全員アンブロシアで魔力アップしたけど、それがあるなら女子も魔力アップ出来るんじゃないかしら」


「はい、ベル先生、私も食べたいです」


 エリーが手を上げる。そりゃそうだ。今までの人生で魔力を上げる食べ物なんか一度も聞いた事無い。


「そうね、多分、魔力アップ効果は初回限定だとは思うけど、女の子にも食べさせたいよね。1番いいのは魔法を改良して変な効果を無くするのだけど、それは時間かかりそうね」


 サリーは腕を組んで考える。


「実力行使でいいんじゃないか? ケリーみたいに、食べさせて昏睡させる」


 シェイドが危険な事を言う。


「それが1番ね」


 サリーが同意する。決して1番じゃないと思うが……


 かくして、女子全員にアンブロシア改を食べさせて、スタンジャベリンの魔法で強制的に気絶させる事が確定した。気絶した女子の山。過激で危険だけど、シェイドの部屋からアルスを一時追い出す事で安全性は確保された。

 

 読んでいただいてありがとうございます。


 この作品は、他サイトのノベルピアさんで三話分先行配信させていただいてます。


 あちらではプラス登録という契約をしてますので、ログインしていただかないと最新話は読めないのですが、登録無料ですのでぜひお手数ですがログインお願いします。


 下のマリーちゃんの表紙絵が私の作品の目印ですっ!(´▽`)ノ


挿絵(By みてみん)


 あと、下にノベルピアさんへのリンク貼ってますので、ぜひ来てくださーい! よろしくお願いしますm(_ _)m


https://novelpia.jp/novel/2067


 

 最後に、みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

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