バトルイントイレット
「百円。使用料百円だ。汚したらそれに応じて金を貰う」
パペットマンから渋めの声が流れる。ときにコイツらどうやって喋ってんだ?
「おいおい、どうでもいいが、どうやったらトイレを汚したか分かるんだ? いちいちお前が使用後のトイレをチェックするのか? 気持ち悪いヤツだな」
なんか金取られるというのがムカつくから噛み付いてみる。
「マリー様、俺はトイレの管理人。トイレの事ならなんでも分かる。言わば、俺はトイレの一部、いや俺自身がトイレと言っても過言じゃない」
「コイツ気持ち悪いわね。もしかしてアンタ、トイレと感覚を共有してるの?」
サリーが問いかける。
「ああ、そうだ。思う存分ぶっかけまくるがよい!」
ベチン!
「ああそうだじゃねーだろ。なにが『思う存分ぶっかけまくるがよい』だ。そんな気持ち悪いトイレ使えるか! 行くぞ!」
さっさとマップだけ作って帰ろう。
「マリーちゃん、ボクもうやばいよ」
ケリーがもじもじしてる。決壊寸前なのか?
「え、このトイレ使うのか?」
「気にしないよ、それよりヤバい」
「じゃ、行ってこい」
「えー、なんかあるかもしれないから、ついて来てー」
おいおい、トイレで何かある訳無いだろ。と言い切れないのがこの迷宮だな。僕とサリーはケリーに手を引っ張られる。エリーも着いてくる。勘弁して欲しい。
「扉をくぐると、自動的にカードからお金取られるからな」
パペットマンの説明を背に僕らは女子トイレに入る。
「何かあったら大声出して下さい」
ウシオの声を背に扉をエリーが閉めた。
ん、個室が5つあるけど、1番奥が閉まってる?
パタン。
扉を開けて出て来たのは全身黒色の女の子、ツインドリル、え、黒ベル?
『分子分解』
ゆっくりと上げたベルの指先からほとばしる白い光。一直線にサリーに伸びていくが、サリーはケリーを引っ張って盾にする。鬼畜!
「え、なに、なにっ?」
訳分かって無さそうな白い粉を撒き散らすケリーをサリーはトイレの個室に追いやり扉を閉める。白いお尻が可愛いかった。
「え、ボク、裸、何で?」
トイレの中からケリーの声がする。
「服脱ぐ手間が省けてよかったじゃない。さっさとやっちゃいなさい!」
サリー、ひでぇ言い草だ。
「ケリーさんって、裸じゃないとトイレ出来ない人だったのね」
なんかエリーが素っ頓狂な事言ってる。それより、黒ベル。なんでここに?
「マリーちゃん、やるしかないわ!」
サリーが構える。やるもなんも、黒ベルが攻撃するのはベルに悪意を持つ者だけ。要はサリーにしか攻撃しないんじゃ?
「ご主人様! どうかしましたかっ!」
ウシオの鋭い声がする。
「大丈夫だ! 危険は無い!」
「承知いたしました」
まあ、命の危険は無いが、厄介極まりないな。
読んでいただいてありがとう御座います。
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ちなみにこのマリーちゃんはアルゴノートの迷宮脱出後です。
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