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 収納部屋にて

 只今、ノベルピアさんというサイトに投稿中で、そこで報酬を受け取るためには、他のサイトより3話先行させるという縛りがあるのですよ。それで、ガツガツ投稿中ではあるのですが、あっちでは、まだ、迷宮都市に向かう所です。追いつくまでこっちでの投稿が遅くなりますけど、よろしくお願いします。私事でご迷惑おかけして申し訳ございません。


 あと、ずうずうしいかも知れませんが、ぜひ、ノベルピアさんの方の『最強最弱聖女』も応援よろしくお願いします。若干、修正してたりします。新規エピソードも番外編の時に投稿予定です。


 長々と失礼いたしました。


         みやび


「お帰りなさい。マリー様」


 扉をくぐるとパペットマン4号がキンキン声で不動で出迎えてくれた。良かった戻って来た。収納部屋の隣の神殿みたいな広間だ。


「あれ、誰も居ないわね。どこ行ったの?」


 サリーの質問に4号は答えない。相変わらずサリーには厳しいな。


「4号、残った人はどこに居るんだ?」


「マリー様の収納の隣の、机と椅子が沢山ある部屋にいます」


「そっか、じゃ、収納部屋を見たあと行くか」


 僕たちは収納部屋に向かおうとする。


「おい、待てピンク豚!」


 4号のキンキン声が部屋に響く。


「ん、それって誰の事?」


「お前だよ、お前。お前以外にピンクな豚がどこにいる」


「どこが豚なのよ。アンタが痩せすぎなのよ。あたしは決して太っては居ないわ。これはおっぱいよおっぱい。アンタには無いし不要だと思うけどね」


「生意気な豚ね。お前、マリー様を守りきれなかっただろ。ブレスレットしてるから容赦は要らないわね。コロス」


 いきなり動き始めた4号が抜き手をサリーに放つ。それをサリーは握りしめて止める。


「返す言葉が無いわ。確かに守れなかった。けど、もう油断はしない」


 バキバキッ!


 サリーは4号の手を握り潰す。怖えぇーっ!


「まずは、アンタからスクラップに変えてあげるわ」


「上等かしら」


 バキッ!


 4号は自ら左の手刀で右手を叩き折り飛びすさる。そして、4号の折れた手の所から何かが伸び始める。銀色の螺旋状のものドリルだ。そしてそれが音を立てて回り始める。おお、格好いい! ドリルは男のロマンだ。

 いや、そんな事は今はどうでもいい。


「待て待て、2人とも。こんな所でガチで戦うな。4号、サリーは悪く無い。油断した僕が悪いんだ。それに、サリー、4号を壊してどうする。多分こいつはここから弱い者が出て行くのを防ぐだけじゃ無く、多分入って来る者からここを守ってくれてるんだ」


「流石、慧眼ですね。マリー様」


 4号のドリルが元の手に戻る。


「次、ピンク豚って言ったら解体するわよ」


 いかん、これはフリだ。絶対4号はまだまだ言う。


「4号、命令だ。サリーの事を2度とサリーという名前以外で呼ぶな」


「ちっ、はい。畏まりました」


「じゃ、4号門番任せたぞ」


「承知致しました」


 僕たちは4号に背を向けて隣の収納部屋の扉を開ける。


「無い! やっぱ無いわ……」


 サリーは壁の棚から金属製の小箱を取り開けると、ユラユラとその場に女の子座りしてうなだれた。多分金庫だ。まじか……無いのか……


「ああ、マリーちゃん。貧乏になっちゃった……」


 僕はサリーの肩に手を置く。けど、良かった。サンドリバーにお金貸して無かったら、アホみたいな金額をロストする所だった。


「サリー、また稼げばいいよ」


「うん……」


 ここまで意気消沈してるサリーを見るのは久しぶりだ。


「サリーさん、お金、幾らくらいあったんですか?」


 エリーが怖ず怖ずと尋ねる。


「百枚」


「え?」


「大金貨百枚よーーーーーーーーっ!」


「「「えええええええーーーっ!!」」」


 僕、エリー、ケリーの叫び声がこだまする。


 てことは、約1千万円。まじか……田舎のボロい家だったら下手したら土地ごと買えるぞ。いつの間にそんなに貯めてたんだ?



 読んでいただきありがとうございます。


 みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

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