第十四話 焼き肉パーリー
「はぁ、はぁ、はぁ!」
ひとしきり、アナ、サリー、モモさんに揉みしだかれまくりまくって、やっとひとごごちつく。けど、サンドリバーの後なので、そこまで不快じゃない。あのサンドリバー演舞を思いだしかけ、えずきかける。
イカに飛んでもらい、聖都のそばで着地して籠を収納にしまい聖都インする。収納にしまうときになにか忘れてる気がするがほたる。まぁ、大した事ではないだろう! 聖都では巨人が出ただの、壁に穴が開いただのおおわらわだけど、気にしない。
僕はサリーとモモさんと手をつないで聖都を歩く。捕まった宇宙人の気分だ。後ろでは、悲しそうにアナが少年たちと手をつないでいる。
今日の気分は焼き肉だ!
焼き肉をくらいまくってやる!
自分で炭で焼ける店を見つけて入る。仕入れてる肉の種類を聞いてみる。おーげーだ!
「とりあえずノンアルビール5杯と茶2杯と、全種類の肉持って来い!」
ちなみにこの世界では16才以上は飲酒オッケーだ。けど、前の世界の常識でお酒は二十歳を超えてからだ。
「とりあえず、僕たちの未来にかんぱーい!」
僕の音頭で皆グビッと飲む。
今日は無礼講だ! サンドリバーでのストレスを解消してやる。
ロース、カルビを焼きまくる。
牛肉なので、片面を焼き色がつくまで焼き、ひっくり返して焼き色がついたらもういける。
コツはいじらない、1回、ひっくり返したら仕留めてやる事だ。
いじると温度が下がって煮えた様になる。鶏も豚もそうだ、少し焦げてもいじり過ぎない方が美味い。
野菜だってそうだ、一撃でしとめる。
これは摂理だ!
ホルモンも攻める。
まずは牛レバーギリギリの焼加減でいってみる。うん新鮮!
今日たおした奴だな! ホルモンは新鮮であればあるほど美味い。だいたいホルモンが美味い店は肉屋がやっている。
小鍋にごま油を持ってこさせて火に掛ける。それにニンニクをぶち込み湧いたところで、薄切りのレバーを潜らせ塩に付けて口に入れる。
牛レバーのアヒージョだ!
レバ刺しでもいけそうだけどリスキーだからこのスタイルで、激うまだ!
ノンアルビールが進む。
あとのホルモンも焼いてやる!
正直新鮮だったら牛ホルモンは、軽く中に火が入ったらいける。ギアラ、センマイ、ミノ、まるちょう、直腸、ハツ、ガツガツ焼いて食してやる!
女の子たちも、見た目には抵抗があったけど、焼いて食べたらもう虜になっていた。ガンガン焼いて食べさせて、ガンガン食べる。店に許可を取って収納から白飯を出して振る舞う。
焼き肉には白飯だ!
そのあと満足して女子寮に帰る。イカは掃除があるのでモモさんの実家、僕も掃除は手伝うつもりだけど、今日は勘弁して欲しい。ウニは小学校寮へと向かった。僕たちはサリーの部屋へと向かうことにした。
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