表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
182/485

 第六話 キラとシェイド


「キラさん。そこに正座! なにをしてたのかなー?」


 僕は黙って正座する。体はシェイドなのに声はサリーだ。サリーとシェイドってもしかして自由に中身をチェンジ出来るのか?


「ごめんなさい、女湯覗いてました……」


「なんで、そういう事するのかなー? もうこんな事しないでね、覗きは犯罪なのよ! シェイドもシェイドよ! きつく叱っとくわ!」


「うん、もうしない。ごめんなさい。それはそうと、ウニなんで女湯にいるの?」


「子供でしょー? おませな?」


「中身は二十歳前後だよ」


「まじ?」


「まじ!」


「ウゲッ! なんかやたらじろじろあたしの体見ると思った……お母さんいないって言ってたから恋しいのかとおもってたわ! シェイド! チェンジ!」


 サリーの入ってると思われるシェイドは顔を赤くする。


「チッ、エロガキ捕まえようとしたら逃げやがった! あとでお仕置きだな!」


 む、声がかわったような? 


「シェイドなのか?」


「ああ、そうだ、なに正座させられてんだ、完全に尻に敷かれてるな」


「お前のせいだろ!」


「覗きはよくないぞ、まあ、若い娘いないのは確認済みだけどな、サリーがやきもちやくからな!」


 プチン!


 何かが切れた!


「何かがご褒美だ! 変なもの見せやがって! 気が変わった! 口直しだ! お前を剥いてやる!」


 僕はシェイドにとびかかる!


「どうどう! まてまて! サリーチェンジ!」


 僕はシェイドの服を脱がそうとする。


「キラ! 何してるの? そんな事しなくても自分で脱ぐわよ」


「まて、サリー、サリーなのか?」


 僕は脱ごうとするサリー? を必死で止める!


「なーんて、声まねうまいだろ。シェイドだよ!」


「お前!」


 僕はシェイドの服を脱がそうとする。


「まっ、キラさんなにしてるの? そういう事はシェイドじゃなくて、サリーにして、ま、同じようなものだからいいか」


 サリー? が脱いで下着姿になる。


「まて、サリー? 本当にサリーなのか?」


 下着に手をかけるサリー? を必死で止める。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



「で、お前はなにしたいんだ?」


 僕は肩で息している。疲れた。汗かいた。


「えっちにきまってるだろう!」


 シェイドはベッドに横になってる。少しスカートの裾をたくし上げる。


「上等だ! かかってこい! 脱げぃ! そこで全部脱げぃ!」


 僕は中指を立ててシェイドを挑発する!


「わかった。わかった。悪かった。ほんとはキラと銭湯に行こうと思ってたんだよ。キラがマリーになりそうになったら、助けてやるよ。な、さっぱりしたいだろ」


 上から黒い縄ばしごみたいなのが降りてくる。


「またな。登って行けよ。楽しんでこい」


 縄ばしごを登ると、天井に黒い穴が開く。ずんずん登って、元のベッドにもどった。


「ヒャッホー! キタコレ! グッジョブ! グレイト! 男で入浴できるぜぇい!」


 僕は宿の人に聞いて喜び勇んで銭湯へゴーした。


 当然マリーになって、シェイドに助けてもらって、男湯に仮面の巨乳痴女が現れたという噂をぶりまいた……



 読んでいただきありがとうございます。


 みやびからのお願いです。「面白かった」「続きが気になる」などと思っていただけたら、広告の下の☆☆☆☆☆の評価や、ブックマークの登録をお願いします。


 とっても執筆の励みになりますので、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ