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 第五話 サリーの半身シェイド


「とりあえず、抱きついて良いぞ。けどパンツは穿け。なんか見えてるぞ」


 シェイドはそっぽを向く。ツンデレがデレてるみたいだ。そう言えば変身のさなか服を脱いだのだった。


 収納から服を出して着る。僕は椅子に腰掛ける。


「ぎゅーは無しか……サリーはシェイド、シェイドはサリーだぞ……」


「ごめん、まだ慣れなくて」


 とりあえず頭を下げる。なんか悪いことした気になる。


「ここは、どこなんだ?」


「シェイドの部屋だ、キラの影といまは繋がってる。キラの後ろに部屋がある。衣装部屋にしよう。服をある程度そこに置こう。そしたら、シェイドがそばにいたら、ここで着換えられる」


 シェイドが僕の後ろを指差す。うん、扉がある。


「あと、シェイドも服が欲しい。今のはキラから貰ったやつで、下着も欲しい!」


 シェイドは、少し胸をはだける。綺麗な胸元がチラリと見える。よく見ると、ノーブラだ! 胸の形がよく解る。一瞬にして、僕のロンギヌスがグングニルに進化する! こんな事してる場合じゃない! 一生懸命汚いものを思い浮かべる。目を閉じて筆舌に尽くしがたい想像をする。なんとか生き残った。


「キラ! 目を閉じて股間抑えてなにしてんだ? そうか、シェイドの魅力にあてられたんだな! キラになら全部見せてもいいぞ! 服を脱いだから、目を開けろ!」


「なに言ってやがる。これを使え」


 僕は収納からマリー用の未使用の下着を出して突き出す。それをシェイドが受け取ったと思われる。


「冗談だよ。キラは単純だなー」


「冗談か。驚かすなよ」


 僕は目を開けると左手で胸の先を隠して右手に下着を握ってる裸のシェイドがいた!


「冗談ちゃうやんけ!」


 僕は目を閉じるが、鼻血とグングニルは収まらなかった。


「いやー、すまん。すまん。まさか、キラがこんなに女の子に免役ないとはな。マリーの体見慣れてるし、サリーの裸も結構みてるから、大丈夫と思ったんだが……」


 僕たちは隣の部屋に服を並べる。ハンガーや色々欲しいな。


「シェイド、これで色々買ってくれ」


 シェイドに小金貨5枚と小銭を渡す。デジャヴみたいだ。


「ありがとう。お礼に面白いもの見せてやるよ」


 シェイドが僕の手を引いて隣の部屋に行く。サリーと同じ柔らかい手だ。なんか嬉しい。


「サリー・アイ!」


 シェイドの言葉で、奥の壁一面に映画のように動画が映し出される。なんだ? これ? 鏡がいっぱい並んでて、シャワーが付いてる。ん、銭湯? 画面が移り浴槽と富士山のタイル絵が見える。


「オーマイガッ!」


 僕は目を背ける! BBAと太ったおばさんしかいない!


「ウニ君! てれてるの? 可愛いわねー!」


 画面からサリーの声が聞こえて、そっぽ向いてるウニが映し出される。


「ウニ! コロス! 生おしりぺんぺんだな!」


 つい殺意が言葉になってしまう。そうか、これはサリーの視点なんだな。ウニ、何女湯に入ってやがるんだ。という事はウニ、サリーの裸を見てやがるな。


「ん!」


 サリーが立ち止まる。


「頼む! 若い娘を見てくれ!」


 心の叫びが、つい言葉になる!


 画面が切り替わり、男の横向いてる姿に変わる?


 なんか見覚えがある人だ!


 あ、僕だ!


「マリーちゃんの、ばかぁ!」


 サリーの声でシェイドのビンタが僕に炸裂した。訳が分かんない???



 読んでいただきありがとうございます。


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