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攻撃準備完了

さあ、敵の直掩隊は全滅させた。我が方の損害は零戦隊は皆無、雷撃隊が2機だ。


我々は高度を上げ、新たな敵機が居ないか見張りを行いつつ、攻撃隊の戦いを見届けることとした。


敵艦隊に近付くと、その布陣が明らかとなってきた。


空母レキシントンを中心として、重巡洋艦インディアナポリス型など6隻が周囲を固め、外周部を駆逐艦クラス10隻以上が固めた陣形だ。


初めて見るが、アメリカ軍の陣形は空母を守るための陣形だということが一目でわかる。

目的がハッキリしていて合理的だと思った。


攻撃隊は訓練通り、急降下爆撃と雷撃の同時攻撃だ。


一番難しいのは、雷撃隊が適切な攻撃位置につくことで、敵空母を四方又は三方から取り囲むように配置につくのがベストだが、敵艦は素直に直進などしないので、迂回する部隊とタイミングを合わせるのは極めて困難なのだ。


急降下爆撃隊は、3小隊9機ごとに縦隊を作り、6本の連凧となり、1本ずつ、敵空母の概ね後方上空から急降下し、敵艦の回避行動に追従しつつ爆弾を叩き込むのだ。

雷撃隊は4小隊12機ずつとなり、四方からの雷撃攻撃を4回行い、残機は結果を見て攻撃する手筈だ。


雷撃隊の九七式艦上攻撃機が対空砲の有効射程外から大きく回り込む。


急降下爆撃隊の九九式艦上爆撃機は高度を3000メートルに保ち、攻撃準備を整えた。


敵空母はどんな気持ちだろう。直掩機が全滅した以上、有効射程外で着々と攻撃配置につくのを指を咥えて見ているしかできないのだ。


そして数分後、迂回の雷撃隊が配置についた。


いよいよ始まるぞ!日本のため、みんなのために、空母レキシントンを海の底に叩きこめ!


頼むぞ!




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