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敵空母発見

索敵機は次々に飛び立ってゆく。


敵空母艦隊の存在が全く把握できていないため、かなり広範囲の索敵線をとるようだ。


敵空母はエンタープライズ、レキシントン、サラトガの3隻だ。

こいつらを海の藻屑にしなければならない。


私は部屋に戻り皆と合流すると、出撃準備を整え、搭乗員待機室で待機することとなった。


搭乗員待機室には、制空隊の板谷隊長以下9名、そして九九式艦上爆撃機隊の9機18名が待機し、九七式艦上攻撃機の9機27名は入りきらないので下の格納庫等で待機となっている。

赤城の第一次攻撃隊はそれぞれ9機、合計27機の出撃となる。


空母6隻全体だと、約160機の攻撃隊であろう。


機数が多すぎても飛行甲板に並べきらないし、空中集合に時間がかかるので、攻撃のスピードを考えるとこのくらいが丁度良いと思った。


我々が待機する間、整備兵は大忙しだ。零戦には増槽の取付け、艦爆には250キロ爆弾の取付け、艦攻には魚雷の取付けを行い。そして機体を押して飛行甲板に並べるのだ。

昨夜も整備で殆ど寝ていないだろうから、極めて過酷と言える。


それからしばらくの間、待機は続いた。

仲間同士で話をしても、緊張からかあまり長くは続かない。


私はずっと緊張していても仕方ないと思い、熱いお茶を淹れ、ズズッと一口のんだところで、伝令が駆け込んできた!


ガチャ!バン!


敵空母発見!敵空母発見!


全員直ちに甲板指揮所に集合!

全員直ちに甲板指揮所に集合!


体内の血流が沸き立つ!


全員顔を見合せ、9人揃って走り出した!





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