表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/193

風呂と飯

私達3人は走る!


話したいことはたくさんあるが、風呂と飯のあとだ!

階段を駆け降りる!

迅速にトイレを済ませ、部屋に立ち寄り洗面器と下着、手拭いの入浴セットを持ったら浴場に駆け込む!

浴場は決して大きくはないが、3人なら快適だ。


私達は脱衣所で飛行服の脱衣勝負を繰り広げ、浴室に入ると、待ち焦がれた湯煙が充満している。


オォ・・・・


それだけで感動する。

風呂釜から洗面器で貴重な湯を少しすくい、体を拭く。そして湯を溢れさせないように静かに浸かるのだ。


グオォゥ・・・フゥ。


熱い!もともと熱いのだが、冷えた体には灼熱!しかし我慢する。

少しすると体が順応してきて、極楽昇天モードに変わる。

体を弛緩させ、リラックスする。

最高だ。

しかしご褒美モードは終わりだ。すぐに気持ちを切り替えて風呂を出る。


すぐに脱衣場で飛行服を着用。今度は食堂に小走りで移動する!


食堂の扉を開けると、私達はカレーの香りに包まれた。


「やった!カレーだぞ!」


那須一飛曹が叫んで我先に飛び込んで行くと、コック達が笑顔で迎えてくれる。

「お疲れ様でした!カレーをどうぞ!」

コックが素早くカレーをよそってくれるので、礼を言い受け取る。

「どうでした?真珠湾は?」

「バッチリさ!凄い戦果だよ!弁当の海苔巻きのおかげさ!」

「それはなによりです!お疲れ様でした!」

コック達はカレー以外にもおにぎりを大量生産中で忙しい。

戦闘配置中なので、食堂に来れない者のために作っているのだ。


今は私達だけで食べられる。こんなに贅沢なことはない!


「いただきます!」


カレーは艦によって素材も味付けも異なるが、今日は特別仕様で、ゴロリと肉が入っている!


普段は冷静な神鳥谷が叫ぶ!

「こんなご馳走、生まれて初めて食べます!」


私も生きていて良かったと痛感する。


食べ始めたらあっという間に3人同時に食べ終わる。


「ごちそうさまでした!」


さあ、部屋に寄って入浴セットを片付けたら待機室に急ぐぞ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ