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遥かに超える男

「待ってっちゃ~」

「ワンワン!」

「ノア!Come on!」


新海とノアは素早く準備を済ませると、舟をラグーンに残し、徒歩で外

に出た。


目の前に広がるハワイの海。

しかしその美しい海原の奥、水平線には幾筋もの黒煙が立ち登っている。


その黒煙を生み出す源は決まっている。アメリカ太平洋艦隊だ!

新海は入口で立ち尽くす。

すぐに追い付いてきたノアは新海が邪魔でよく見えない。

新海の肩に両手を当て高らかにジャンプする!


「Woah!States Navy Fleets!」


「ノア!」

「はっはい!」

「行こう!」


新海はノアの手を引いて走り出した!


「どうやって行けばいい?山って、この目の前の山かい?」


二人の眼前には結構な斜面の山脈が東西に広がっている。


「そうよ、この山はワイアナエ山脈って言うっちゃよ。頂上まで登れば全部見渡せてとても良い景色だっちゃ!」


「うーん、頂上かい?確かに見晴らしは良いと思うけど、思ったより時間がかかりそうだね。」


「それなら、線路沿いにカエナ岬に行って、少し登るのがベストね!」


「なるほど!OK!Let's Go!」


二人は左手にアメリカ艦隊を見ながら、カエナ岬まで走り出した!


新海少尉は、オアフ島に誰よりも速く上陸し、そしてノアとケオケオという仲間を得て、線路をひた走るのであった。


山本長官の想像を遥かに超える男であった。

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