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gero pandemic  作者: シロボマ
1/1

吐き始め



事件の始まりは一人のゲロから始まった。それは突発的なものだった。松岡龍太郎という少年がある日の朝におはようと母親に挨拶をしたところ、突然の吐き気に襲われ下を向く暇もなく目の前にいた母親の顔面に向かって嘔吐物をぶちまけたのだという。まだその時はめちゃくちゃ怒られるだけで済んでいたのだが、なんならちょっとした面白エピソードとして終わるはずだったのだが、しかしこれでは終わらなかった。その後出張から帰って来た少年の父親に向かって今度は母親が嘔吐物をぶちまけたのだそうだ。そう気づいたであろうか、この嘔吐物は感染するものであったのだ。

この感染は瞬く間に広まり、日本全土に広まった。




…というのをテレビで見た。

正直の感想を言うと「は?」だ。

かなり身近な話なはずなのだが、まったく実感がわかない。まあ仕方ないか、俺の住んでるとこ田舎だし、ゲロのウイルスみたいのが来るわけないか。直接かけることでしか感染しないようだしね。

そんな感じで俺は余裕をこいていた。


「ガチャ…」


ん?あっそっか。父さんが帰ってきたのか。

「おかえりー」と俺が挨拶するとお父さんがニコニコしながら俺の方によって来て、いきなり俺の顔にゲロをぶちまけたのだった。


「うおぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「うおぇぇぇぇじゃねぇよ!ふざけんな!」

「オヤジに向かってなんて言葉遣いだ!ふざけんな!…あとお前くせぇ!」

「オメェのゲロの臭いだわ!」

「は?何言ってんの。俺のゲロなんか芳香剤みたいな臭いするんだそ!」

「は?何言ってんの返し!芳香剤が機能しないくらいの臭いしてるけど!」

「いやいや、良い臭いしてるから!お前鼻おかしいぞ耳鼻科行け!」

「診察料の無駄だから!ていうか俺の鼻優秀過ぎてオヤジの食べたものの臭いわかるんだわ!にんにくくせぇ!」

「はあ?お前ふざけんなよ!にんにくはなぁ(以下略)……


そしてこの言い合いは俺の顔にゲロがついて、胃酸の臭いに耐えたままその後30分続いた。その間夕食を作り終わった母親は手を叩きながらずっと横で笑っていた。

この話を読んでいただきありがとうございます。

それと同時に、あなたの貴重な時間を奪ってしまって誠に申し訳ございませんでした。

もっと趣味や友達との交友関係の向上に努めてください。以上です。でしゃばってすいませんでした。

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