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46『ヒロインは、ざまぁが怖い』

ヒロイン、フェリーナの独白です。

ヒロインである私なんだけど、だからこそ、怖いものがあるの。


それが、バッドエンドと悪役令嬢によるざまぁ!


私、悪役令嬢物の物語も好きだったの。

だって、格好良いじゃない?!


だからね、怖いのよ。ざまぁが!


それにね、このゲームのバッドエンドって、まさにその悪役令嬢物のざまぁって感じなの!


それまでの高位貴族……つまりは、攻略対象たちへの無礼な振る舞いと、散々した忠告によっても直らなかった態度に対して、この学園に相応しくないとされて、学園を退学の上、王都出入り禁止……だっけ。


……妙にリアルじゃない?!

溺愛されすぎて監禁エンドとか、誰かを庇って死とか、駆け落ちとか、そう言うんじゃなくて、追放エンド。

いや、牢獄行きとか処刑とかじゃないだけマシだけどね。


悪役令嬢物になると分からないでしょ。

だから、気を付けないとって。


きちんと忠告には耳を貸すことと、そういう時にはきちんと話し合うようにすることを気を付ける!出来るだけ悪役令嬢様とライバル令嬢様とは、仲良く出来るように頑張らないと!


味方になって貰えたらいざと言う時、強い人たちばかりだから!よっぽど嫌な人じゃなかったら媚びを売るよ!平民な私にプライドは無いよ!



そうそう、一応ね、放棄したとは言え、何があるかは分からないから、現状の確認をきちんとしたよ!


つまりは、攻略対象とか覚えてるキャラと同名の人は居るのか、それと設定と大幅に違う人はいないか。後は、知らないキャラなのに、その人たちと深く関わっている人はいないか。


もしも、設定と大幅に違う人や知らないキャラなのに、深く関わっている人が居たら、転生者の可能性があるから。

転生者は、良くも悪くも、どうなるか分からないからね。警戒しないと!特にヒロインだから、邪魔に思われる確率高いでしょ?!


でもね。

今のところ、違和感がある人はいなかった。強いて言えば、悪役令嬢ソフィアがずっとずっと素晴らしい人だって言うこと。

でも、思い出してみれば、嫉妬によって虐めとかし始めるわけで、キッカケがなければ立派な貴族令嬢だったってこと。高慢とかワガママとか、そういう感じでは無かったなーって……。つまりは、まぁヒロイン視点で見たから嫌な令嬢だったけど、広い視野で見れば……ってことだろう。そりゃそうだよ。じゃなかったら、第二王子様の婚約者候補筆頭なわけないじゃん。

と、言うわけでとりあえずは、許容範囲かなって感じ。


でもでも、悪役令嬢は要注意!

何が勘違いされるか分からないし、転生者かも知れないし。



あとね、怖いのは、ヒロイン補正!


あの頃は気付いていなかったけれど、みんなが優しかったのは、あぁ、あれはそう言うことだったのか、と今更なことに気付いたの。


そう、前世の記憶を思い出す前の私は、よくあるヒロインのごとく、鈍感だった。人の好意と言うものに。

みんなが等しくお友達で、私に優しい子はみんなに優しいと思い込んでいた。

もちろん、自分の容姿に関心もなかった。


……でもね、そんなわけ無かった。


だからね、私は気付いたの。

無闇矢鱈と無邪気に微笑むのは危険だってことに。


今だって、そこまで鋭いとか言えないし、ただの自意識過剰かも知れないけど、それなりに気を付けないと、大変なことになるんだって、分かったの!


うっかり誰かとぶつかるでしょ?

するとどうなるって……物語が始まるのよ……恋の。

怖いよね。


うっかり転びそうになるでしょ?

大体、誰か抱きとめてくれるの。

それは、助かるんだけどね。

こう、何かが始まるのよ。

怖いよね。


うっかり、傷を治すのもダメよ。

そして、微笑んでもダメ。

だって、始まってしまうもの……恋が。


怖いよね。


ちゃんと全部、フラグ折ったよ!

大丈夫!モブさんだから!

きっとすぐに違う人とロマンスが始まってると思うの。


前世の記憶を思い出したおかげで、自分を少し客観視出来るようになったのは、大きな収穫だと思う。

じゃないとあっちこっちで、フラグばら撒くよ!怖い。


幸いにも攻略対象からは、逃げれてるし、まだロマンスのロくらいだから大丈夫。


私がロマンスを起こしたいのは、先生だけなのだ!

隠しキャラの割に地味とか、イマイチ人気を攻略対象じゃないキャラに取られているけど、私には誰よりも格好良い。

そう、正直、先生なら他に格好良い先生が居たけど……衝撃。

いや、何で?

普通、攻略対象が一番格好良いんじゃないの??むしろ、何であっちがキャラじゃないの?ってくらいイケメンでキラキラ先生が居た。ウソでしょ。

でもね、それでも私は先生が好きなのだ。これから、先生のこと知って、もしかしたら好きじゃなくなるかも知れないけど、それでも私の中で一番格好良いのは、バーナード先生なのだ。


だから、一生懸命気を付けてるの!

発言とか表情とか。


だって、無闇矢鱈と好かれても困るもの!

先生に勘違いされたくない!!


貴族の令息にやたらと媚びを売る女になんて、なりたくない!


でもね、難しいのは、だからって塩対応すぎてもダメってこと。

所詮、平民が貴族様に口答えするなって、なるでしょ?


もー、どうしろって言うの!

感じ。



ヒロインも楽じゃないよ!



閲覧ありがとうございます!

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