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チュートリアル

 これで僕のゲーム内でのキャラが決まった。本来ならスキルの選択があるのだが、魔物だから選択はなし。ちなみにスキルは。進化の際にそれまでの行動によって習得できるものが変わるらしい。例えば武器を使って戦っていれば武器に関するスキルをといった感じに、物づくりなら物づくり、魔法なら魔法に関するスキルが手に入るらしい、ただ、なんでも手に入るわけではなく、進化先によってはそもそも使えないスキルもあるし(逆に必要なため強制的に手に入るものもあるらしい)、一回二回使った程度ではだめだそうだ。そして、一度の進化でとれる数も制限があるようです。頑張って良い進化をしていきたいね。


「これにてキャラクタークリエイトを終了します。この後はチュートリアルがありますが受けられますか?」

「はい、お願いします」


 チュートリアルがあるそうで、まともに人から教えてもらえるのはこれが最後の可能性もある、早くゲームを始めたいという感情はあったがそこはぐぐぅっと抑えて受けることにした。


「了解しました。それでは場所を移しますね」

 

 そう言って何か操作をしたと思ったら今まで雲の上のような場所から草原のような場所に変化した。それと同時に僕の体もキモカワなゴブリンの姿に変わった、身長もだいぶ低くなったけどそこまで違和感を感じなかった。補正的なのが働いているのかな?

 そんなことを考えていると目の前に案山子が一本生えていた。私の左側には机がありその上には剣や弓、杖などの様々な武器や盾が置いてあった。

 

「それではこれよりチュートリアルを開始します。アメリア様は魔物ということなので様々な武器を用意しましたそちらから選択してまずは自由に案山子に攻撃をしてみてください」

「わかりました。やってみます」


 ということでとりあえず全部の武器を試してみることにした。元々運動神経が良かったからなのか意外と全部使えた。ただ弓に関しては結構難しい。ナビさんに教えてもらったりしたが、上手いこと真っ直ぐ飛んでいかない。これは要練習かな?

 

「どうやら終わったようなので次はスキルについて教えていきますね。本来ならスキルの関係上使えないのですが今回は練習ということで使えるようにします。剣を持ち、案山子に向かって『スラッシュ』と声をだすか、頭の中でスキルを使うと強く考えてください」


 言われた通り僕は弓を机に置き、剣をとり案山子に向かっていくそして


「スラッシュ‼」


 と声に出すと体が勝手に動き袈裟斬りをした。先ほど自由に攻撃していた時とは違い素早くまた、当たった時の威力も大きく感じた。これがスキルなのか…… 今度は声に出さずにやったりと何度か繰り返し、満足したので剣を机に戻した。


「お見事です。次は魔法の使用方法についてです。魔法に関しては魔物でも最初から使えます。使い方に関してはこちらは魔法によっては詠唱が必要なものもありますが、弱い魔法はほぼ詠唱はいりません、さっそく案山子に向かって『ファイア』と唱えてください」


 魔法が使える理由は最初から使えないと魔法に特化した進化ができなくなってしまうかららしい、とはいえしっかりとしたスキルではないので威力は低いし、ここで使っていってないと進化した後は使えなくなってしまうのだそうだ。まあ、これに関しては後で考えればいいよね、ということでさっそくやってみる


「ファイア‼」


 そう唱えると案山子に向けていた右手から火が出た。……出たんだけど、ちょっとしょぼい、こう、ぼわぁっ て感じだった。まあスキルで得られるものより弱いという話なのでこんなものなのかな?


「はい、魔法も無事発動できましたね。ちなみに魔法を使う際に杖などを装備しておくと威力が増加しますよ」


 その話を聞いて机から杖をとりもう一度使ってみた。のだけど、確かに威力は上がったんだろうけどなんというか……ね(笑)


「一通りの説明は済みましたのでこれでチュートリアルは終了となります。最初は大変だと思いますがレベル10で一回目の進化ができますので頑張ってくださいね、また、成長するまで他種族のプレイヤーとの接触には気を付けてくださいね。」

「はい、頑張ってやっていきます。ありがとうございました」

「それでは今から転送します。この世界を楽しんでくださいね」


 ナビさんとの会話も終わり転送される。これからどのようなことが起きるのか楽しみです。

次回からようやくゲームスタートです

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