戦いは非情なり
「お、今度はでっかいの来たぞ」
また敵を発見したのかクローさんが全体に伝える。それにしてもでっかいの?まだ出会ってないボアのことかな?多分猪なんだろうけど、それならでっかいというのも確かですね。そうして出てきたのが、
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ボア LV:10
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やっぱりこれが最後の依頼書に書かれていた魔物でした。見た目としては大体現実にもいる猪です。ただ現実と違うところがあるとすれば、まず大きいです。いや、現実のをしっかりと見たことがあるわけではないのではっきりと言える訳じゃないのですが、さすがに軽自動車並みの大きさはないでしょう? あともう一つの特徴として牙も大きくだいぶ伸びています。……突き上げとか食らったら恐ろしいことになりそうですが、このゲーム対象は12歳以上なのでそこまであれなことにはならないはず。
向こうもこちらに気づいたようでこちらに向かって威嚇しています。僕も弓をとり、戦闘に備えます。今回もまた最初にマッシュさんがスキルを使用しヘイトを集めます。するとボアもマッシュさんのみを見るようになり、少し体制を低くしたかと思えば突然突進を始めました。あの突進にあたったら盾もちの人でも吹っ飛ばされそうですし、普通の人だとひとたまりもないでしょう、しかし……
「ふんっ‼」 ドゴーーーーーン!!!!!
悲しいかな、突進した相手は自身をも超える巨体で尚且つ全身が岩だ。一応ダメージは入ったようですが、序盤に出てくるような敵が吹き飛ばせる相手ではないでしょう。お相撲さんみたいに構えたマッシュさんの前に彼の自慢の技であろう突進は敗れ去りました。ぶつかった後はそのままマッシュさんが両手を使いホールドしてしまった。そこから抜け出せないのか、足をジタバタさせるのがせいぜいのようです……戦いは非情です。いつの間にかクローさんは猪の上でナイフで切り付けてるし、エリザさんもボアの右から双剣で切り付け、反対側は刹那さんが同じように、スケさんも魔法を唱え始める。僕もぼーっと見ている訳にはいかないので、味方に当てないよう気を付けながら弓を放つ。体がウルフよりも大きいので当てやすく、完全に的でした。ボアはHPが多かったのかゲージの減りは少し遅かったですが、あっという間に終わりました。
その後も依頼のこともあって何度かボアと戦いましたが……まあ、同じ感じだったと言っておきましょう。




