冒険者組合へ寄り道
「まだ何か聞きたいことはあるかしら?」
エリザさんに聞かれたけど、今一番重要だと思うことはすでに聞いたので、うん、大丈夫だろう。僕は首を横に振る。
「分かったわ、もしまた何か分からないことがあったら聞いて頂戴。さすがに私にも分からないことは無理だけど、教えられることだったら教えてあげるから」
そう言って彼女は腕を組み胸を張る。……こんなこと言っちゃいけないのかもしれないけど、なんというか背の低さも相まって。自分を大きく見せようと頑張っている子供の様に見えてとても微笑ましい.
「さて、話も終わったことだし、一度街の外へ戦いに行こうと思うけどどうかしら?」
「俺っちはいいっすよ」
「俺も構わない」
「私もいいぞ」
「あ、もちろん僕も行きますよ~」
皆さん外に行くことに賛成のようです。というかスケさん回復してたんですね、床にバラバラになってたのは衝撃的でしたが。
「アメリアはどうかしら?ついでに冒険者組合に寄って行くつもりだけど」
初めて他の人とパーティーを組む……参加せずにはいられません。それに組合で依頼を受ける経験もしておきたいですね。
「はい‼行きます」
ということで、僕たちは店を出て組合に向かうことにしました。ちなみに、シュミットさんとシルクさんは生産活動があるとかでここで別れました。あと、店の代金はエリザさんが出してくれました。あとで返さないとね。
という訳で、今僕たちは噴水広場に居ます。冒険者組合は北東区画の広場に面したところにありました。僕が街に来て探索したときによく分からない建物がそうでした。
……それにしても、この集団目立ちますね。ここまで移動するのにもそうですが、ここに来てからも注目されてます。エリザさん以外身体に大きな特徴があるため周りのプレイヤーから二度見されたりします。それも一度ではなく何度も、僕も頭の花が気になるのかよく見られます。まあ、これに関しては慣れれば何とかなるでしょう。
冒険者組合の入り口はまるで西部劇に出てくるような両開きのスイングドアでした。中に入ると目の前にカウンターが四つ並び左側に掲示板、右側にテーブルとイスが何セットかあり、プレイヤーがそこで話し合ったりしていた。
「さて、依頼の受け方なんだけど、まず掲示板を見に行くの、そこに依頼が貼ってあるわ。」
そう言って彼女は掲示板へと向かっていくので僕もついていく。掲示板前につくと依頼の書いた紙が等間隔に貼ってあり、緑、黄、赤の紙がいくつかありました。多分これが依頼書なのでしょう。
「依頼には種類があるわ、採取、収集、討伐の三つね」
先ほどの色は、採取が緑、収集が黄、討伐が赤といった感じでした。あと、内容を見ると納品するだけで依頼を達成できるものがいくつかありました。
「ちなみに、右上に推奨LVが書いてあるから、参考にすると良いわ。あと、下には期限が書いてあるから気を付けるようにね。 ここで受ける依頼を決めたらカウンターの方に持っていくの、依頼は5つまで同時に受けることが出来るから、まとめて受けるようにした方が便利よ、じゃあ早速受けてみましょう」
僕はすぐ依頼達成できる薬草五本の採取の依頼と、ホーンラビットの角五本の収集の依頼を取り、残りの三枚はこれから狩りにいく場所で出るというウルフ、スライム、ボア各五体討伐の依頼を一枚ずつ取った。
「さて、取ったわね?それじゃカウンターに行きましょう」
カウンターにはすでに何人かプレイヤーが並んでいたが、意外と進みが早くあっという間に僕の番になった。
「冒険者組合へようこそ。依頼の受注でよろしかったですね?こちらに依頼書をお願いします」
僕は言われた通り、カウンターのお姉さんに依頼書を渡す。
「はい、それではカードの提示をお願いします。……はい、確かに」
一瞬カードが何か分からなかったがエリザさんが街に入る時にもらったカードのことだと教えてくれたのでそれを出した。
「これで受注は完了です。頑張ってくださいね」
そう言われ、送り出される。受けた依頼はメニュー画面から確認出来るらしい。開いて確認してみると確かに先ほど受けた依頼の情報が書いてありました。
「そういえば薬草の採取とホーンラビットの角の収集の依頼受けてたけど、二つとも数そろってるの?それなら報告に行く?」
うーん、多分報告って四つあるカウンターの右二つで行えると思うんだよね。それに他の人たちを待たせてしまってるし、あとは自分で何とかしよう。うん!
「報告はあとで纏めて行います。なのでもう外に行きましょう」
「ん、分かったわ、でももし分からなかったら言って頂戴、それじゃ行きましょうか」
昨日戦闘をするといいましたが申し訳ありませんそこまでいきませんでした。
ですが明日はちゃんと、ちゃんとやります。本当です
あと、ブックマーク登録数が400いってました。こんな自分の作品を読んでくださりありがとうございます。




