1話 異世界に転移した頃
まだ、置いていかれないよ!
次の話から0話の続きになると思うよ!
松村海斗はロリコンではあるがそれ以外ではごく普通の高校生である。
勉強も得意不得意はあるが赤点は取らず、友達もおり、部活動にも所属している。
まぁ、部活動については入学してからこの学校にロリっ娘がいる事を知り、その娘が弓道部に入部していることを知った彼が、彼女の袴姿を見たいがためだけに入部した、ただそれだけであるが、彼女が朝練に出ていれば必ず朝練に出るという理由はあれだがそれなりに頑張っていた事もあり先生方からの信頼もあったようだ。
そんな高校生活を送っていたある日の授業中
彼は寝ていた・・・彼いわく英語?俺日本人だよ?要らないよね?との事だ。
何とも分からなくもない理由だが寝るのはどうだろうか?
しかし彼が次に目が覚めると・・・
「・・・・・・起きろ!」
「お、やっと起きたか?」
寝ている彼をクラスの友人が起こした
「せっかく夢で少女達とイチャイチャしていたのになんで起こしたんだよ」
「お前なぁ、少し周りを見てみろよ」
「へ?」
(あれ?さっきまで教室で寝てたよな?なんかRPGの王城みたいだな?しかもおっさんと騎士?っぽいのも居るな)
「まさか、お前!」
「そうだ」
「いくらお前がホモだからって授業中に誘拐することはないだろ」
「いや、違うだろ!確かに俺はホモだが流石に授業中に誘拐なんかしねぇよ」
「じゃあ、ここは何処だよ?」
おっさんが俺達に言った。
「勇者様方、ようこそこちらの世界へいらっしゃいました。」
「は?」
(勇者?こちらの世界?)
「だから、お前が寝てる間に俺達は異世界に来ちまったんだって!」
「へー」
「へーってお前なぁ」
「おい、おっさん此処は何処なんだよ!」
「貴様!国王陛下になんて口の聞き方をしている!」
騎士っぽい人が怒鳴った。
(国王陛下?まさか本当に異世界なのか?)
「止めぬか!クロエ、勇者様方であるぞ!」
「済まなかった。私はホルヒト王国の国王ホルヒト・ヤランカと申します。」
それから王様がなんか色々喋っていたがめんどくさいので聞き流した。
話が終わるとステータスの確認をするらしい。
「それでは、ステータスプレートを1人1枚配るので、その板を持って『ステータス』といってみてください。」
(へー、ステータス何てのがあるのか、まるでゲームだな)
「「「ステータス」」」
松村 海斗 (17)男
Lv.1
経験値0/10
HP:20
MP:10
スキル
ヤンデレ体質
ロリコンホイホイ
(ふむ、ヤンデレ体質は置いといてロリコンホイホイはなかなか素晴らしそうだな?)
「勇者様方ステータスの確認が出来ましたか?」
「ちなみに一般的なステータスですと、Lv.1でだいたいHP:20~30、MP:10~20位でスキルがなんかしら1つある感じです。」
(あれ?スキルが2つある以外、俺結構一般的なステータスなんだけど?)
「おお!HP:200もあるぞ!MPは5しかないけど」
「俺なんかMP300もあるぞ!」
と、彼のクラスメイト達は盛り上がっていた
「あれ?スキルに集団帰還ってあるけど使用不可って何?」
「おお!やはり有りましたか、そのスキルであちらの世界へ帰ることが出来ますが、やはり魔王を倒さない限り使えそうに無いのですな。」
「先程話した通り魔王によってこの世界の人類はあと数年の内に滅ぼされそうになっています。」
「どうか、勇者様方で魔王を倒して貰えないでしょうか?」
が皆に問いかける
「皆!俺は地球に帰りたいし、この世界も救いたい、だから皆で協力して魔王を倒さないか!」
「そ、そうだね!」
「しょうがねぇないっちょやりますか!」
(流石イケメンは反応が違うな)
「すいません、ヤンデレ体質ってなんですか?」
松村は気になっていたスキルについて質問した
「は?いや、まさか!ヤンデレ体質をお持ちなのですか?」
「え?は、はい」
「クロエ!この者を別室へ連れていってくれ!」
「はっ!」
「え?あっ、ちょ待っ」
ほかの部屋へ連れていかれる松村
「クロエさんどうして俺は別室に連れてかれたのですか?」
「ヤンデレ体質とは、貴方の周りにいる女の子を見境なくヤンデレにしてしまう恐ろしいスキルです。」
「マジで?」
「まじ?です」
「じゃあ、あともう一つのスキルであるロリコンホイホイって何ですか?」
「は?ロリコンホイホイもお持ちなんですか?」
「えっ?あっはい」
「そのスキルはロリコンにしか、与えられないスキルでロリコンである証拠みたいなスキルです、ロリコンにとって都合の良い事が起きるようになるスキルです」
「都合の良い事?」
「例えば幼女や少女が自然と貴方に寄ってきたり、懐いたりします。」
「大したこと無くね?」
(あれ?幼女や少女が俺に寄ってくるってことはだ、そのままヤンデレにならね?)
「あのーもしかして?」
「はい、貴方は幼女や少女に限定されますがヤンデレにしてしまう、言わばヤンデレ製造機ですね。」
「で、でも、すぐにヤンデレになる訳じゃ無いんだろ?」
「まぁ、そうですが大体半日一緒にいたら病みますよ?」
「ヤンデレ体質の周りってどれくらいなん?」
「大体貴方の周り2~3mくらいじゃないですかね?」
「あれ?それ意外とやばい感じ?」
「そうですね、だからほかの勇者様方とは別の部屋にされたわけですし。」
「マジかよ・・・・・・」
「それじゃ、私はこの辺で失礼します。おそらくですがこの部屋で魔王が倒されるまで過ごすことになるか、最悪殺されちゃうんじゃないですかね?」
そう言って騎士は部屋から出ていった。
「・・・・・・っは!」
(や、やばい、この部屋で過ごすなんてまっぴらごめんだし、殺されるかも?だったらこんな所に居られるかっての!)
扉を開けようとすると
ガチャガチャガチャ
「あの騎士め!鍵まで掛けやがったのか!」
「だ、誰かそこに居るの?」
扉の向こうから声が聞こえる
「ああ、この部屋に閉じ込められてるんだ!鍵を開けてくれないか?」
カチャ
「大丈夫ですか?」
扉が開くとそこには、小学生位の女の子がいた。
「ありがとうな」
女の子の頭を撫でながらお礼を言う
「なんで、お兄ちゃんは部屋に閉じ込められてたの?」
「それは・・・・・・」
(スキルのせいなんて言えない)
「そ、それがこの部屋で休んでたら誰かが鍵を外から掛けちゃたみたいなんだ」
「ふーん、そうなんだ!」
(何とかごまかせたかな?)
「でも、お兄ちゃんお城の人じゃないでしょ?服も何か変だし」
(やべぇ)
「えっとね、実は・・・・・・」
「まあ、いいわ!私と遊んでよ!お兄ちゃん!」
「ちょ、ちょっと待ってくれないか?」
「えっ、どうして?なんで!お兄ちゃんは私と遊びたくないの!」
(あれ?ま、まさかね?)
「僕は海斗、松村海斗だお嬢ちゃん?まず、名前を教えてくれないか?」
「そうよね!自己紹介は大切よね?私の名前はマリア!ホルヒト・マリアだよ、お兄ちゃん!」
「マリアちゃん?とりあえず何して遊びたい?」
「おままごと!」
「あっ!お嬢さま!」
(やべっ!)
「お嬢さま!勇者様にご迷惑を掛けてはいけません!」
(あれ?まだ俺の事を知らない?)
「さあ!勇者様こちらへ!」
「ですよね〜」
「お兄ちゃん!次は遊んでね、絶対だよ!」
「そ、そうだね・・・・・・」
そしてしばらくして、彼は王様の前にいた。
(なぜだなぜこうなった)
「松村殿、余り娘に近づかないでもらえるかの?それで、今後についてなのだが」
「こ、殺されるのですか!」
「いやいや、殺しはせんよただ王城の部屋で魔王が倒されるまで待つか、王城から離れ1人で暮らしてもらうかになるな」
(城で待つ?ただの軟禁じゃね?それ)
「私としては1人で暮らして貰えると助かるのだがな」
(ぶっちゃけやがったなこのジジイ、つまり俺の管理が面倒だからどっか行けってことかよ)
「1人で暮らしてもらえるのならそれなりの金ぐらいは用意しよう。」
(ふむ、城で軟禁されて過ごすよりはいいかもな)
「では、1人で暮らしたいと思います」
「本当か!では、速急に色々準備させるのでそれまでは王城で武器を選んで貰えるか?」
「え?あっはい」
「では、クロエ松村殿を武器庫へ」
「はっ!」
~武器庫~
「好きな物をお選びください」
「好きな物って」
(俺武器なんて使ったことねぇしな、弓っても?和弓しか使ったことねぇしな、しかも矢が無くなったら終わるしやっぱここは剣かねー?)
「何かおすすめの剣とかありますかクロエさん?」
「剣ですか、そうですねぇ今まで剣を持ったことは・・・無さそうですね」
「えっ?あっはい」
(この娘?勝手に決めつけやがったよ!確かに持ったことないけどさ)
「では、最初はヒノキの棒(笑)とかどうでしょう?」
「ねぇ、なんか後ろに(笑)ついてるよね!冗談だよね!そんなんだよね!」
「ええ、半分冗談です。初めてでしたら短剣でよろしいかと」
「半分ってどこからだよ!短剣ですか」
言われた通り短剣を探す
(軽めのやつでいいな。)
「おっ!これがいいな!」
「見つかりましたか?戦闘スタイルはどうするかお考えですか?」
「戦闘スタイル?双剣とか?」
(確かにこの世界じゃ魔物とかと戦うんだもんな)
「双剣はまず厳しいでしょう、まず圧倒的に筋肉が足りませんね木刀の二刀流(笑)ならできるでしょうが、とりあえずは盾を持つ方が良いでしょう」
「盾ですかこれとか?」
大きな四角い盾を指指しながら言うが
「大きすぎです!それじゃ、剣と一緒に持てないでしょう!こんなのでいいんですよ!」
と、腕につけれるような丸い小さな木の盾を持ってくる
「えー?なんか、防御力低そう」
「とりあえず付けてみて!短剣も持ってみてください!」
「はっはい!」
とりあえず短剣と木の盾を持ってみる
「重くね!動けはするけどさ」
「それに、鎧と槍も持っていた方がいいでしょう」
「鎧は良いとしてなぜに槍?」
「貴方、剣もまともに使ったことないのでしょう?槍の方が生き残る確率は断然上がりますしかし狭い所などでは扱いが難しいくなるので短剣と併用するのがいいでしょうね」
と、鎧と槍を選ぶ
「結局皮の鎧と普通に長い槍になったな」
「では、明日には旅立ってもらうので食事が済んだら休んで下さい」
「はいはい、ってえ?明日?」
「ええ、余り長く居られると余りよろしく無いので」
(どんだけ、俺にいて欲しくないんだよ・・・・・・)
「では、この後ほかの勇者様方と合流して明日には荷物をまとめておくので心配しないで旅立ってください。」
「はー?」
~次の日〜
えっ?ご飯?美味しかったよ?なんか薄味で健康的だったけど、ほかのクラスメイト?俺、クラスではボッチだからさ・・・ね?
「では、これがほかの荷物です」
と、クロエさんが小さな布袋を渡した
「えっ?これだけ?」
「ああ、それ魔法の袋になっているので結構な量の荷物が入るんですよ」
「取り出したい時は頭の中でイメージしてください。お金については一応1年程でしたら普通に暮らせるだけ入っているのでそれで頑張ってください」
「は、はー?」
「では転移魔法で街まで送るので、さよならです」
「え?あっ、今までありがとうございました。」
(松村です、街につきましたがなんか人居なくね?ほんとに街なのここ?)
「とりま、建物探すか」
~その頃王城にて~
「あっやばい間違えちゃった!まっ、いっか!」
「お兄ちゃん?お兄ちゃんはどこ!どこなの!」
「お嬢さま、松村様はもうこの城にはいません、旅に出てしまったのですよ?」
「お兄ちゃんが、マリアを置いてくわけないでしょう?ねぇ?本当はどこにいるの!」
王城はだいぶカオスである。
申し訳ないです、まだ投稿の仕方とか分からずサブタイトルミスりました。