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余の名は課金王  作者: 劇鼠らてこ
課金王と格闘家
13/56

格闘家達の別れ

区切りだからちょーみじかいね!



「わ、レベルあがった!」


 

 つい先ほどまで残虐ともとれる戦闘を行っていたとは思えない程快活な声をあげたカナ。

 そのカナに近づいていく影が1つ、ぴーちゃんだ。


「レベルアップおめでとう。それで、そっちにもメールが届いてると思うのだけれど……」



 言われてメール一覧を見ると、確かに更新が。

 聖二からである。そのキャラに似合わない顔文字をふんだんに使ったメールは要約すると腹を下して遅れたからすまない、という文面だった。文の最後にある(ゝω・)テヘペロという顔文字に殺意が湧く。あとで殴ろう。


「セインが来たみたいね? じゃ、これでお開きかしら」

「あ、はい。ありがとうございました」



 スキルの使い方や戦い方、それにワープ結晶まで使ってもらったのだ。礼を欠かすことは無い。


「ふふ、もう一度飛ぶわよ。準備はいい?」

「お願いします」

「それじゃ、ワープ結晶……目的地は、プライマの街」



 2人を光が包んだ。










「あ、待った? ごめんごめんぶへぇッ」



 軽い感じで話しかけてきた聖二を殴り飛ばす。街中ではスキルを使えないらしい。残念だ。


「ふふ、セイン。約束を破ってしまったのなら、しっかりと謝らないとダメよ?」

「イテテテ……あ? あー? あー! あぁすまんかったなカナ。連絡入れられなくて」



 ぴーちゃんに声をかけられて、聖二は一瞬誰だかわからなかったようだ。こんな美人、一度見たら忘れられないと思うんだけどな……。

 

「……まぁスキルも覚えられたからいいけどさ……」

「ん? カ……あぁP.f.K.に教えてもらったのか? つか今までどこにいたんだ?」

「ぴーちゃんと呼びなさい」



 P.f.K.と呼ばれたぴーちゃんが即座に訂正を入れる。速い。

そういえばP.f.K.ってどういう意味なんだろう。何かの頭文字なんだろうけど。


「えーと、ヴィンティルの雷雨林ってとこでグリフォン倒してた」

「……また知らないトコか……今度連れてけよ? 観光じゃないほうで」

「えぇ、いいわよ。ぴーちゃんと呼ぶのなら」



 呼ばせたいらしい。

 よし。

 セインの耳を引っ張る。


「痛テテテ!? なんだよ、謝っただろ!?」

「そうじゃなくて、ぴーちゃんの名前の由来ってなんなの?」

「はぁ? んなの自分で聞けよ! リアルネームきかなけりゃ大丈夫だって!」



 聞くのが恥ずかしいから頼ったのに、使えない。

 聖二の耳を離してぴーちゃんの方を向く。


「あーっと、ぴーちゃんの名前ってどんな意味があるの?」

「うふふふふ、paying for kingよ。それじゃセイン、また後で」

「おう、掘ってる最中だったろうに、ありがとな」



 そう言ってぴーちゃんはどこかへワープしていった。掘るって何?





「paying for king……ってどういう意味?」

「そいやお前英語ダメだったな……自分で調べな」

「めんどいからセインに聞いてるんじゃん……」



 後で調べよう。


「それで? スキルは使えたのか? グリフォンがどうのって言ってたけど」

「うん。剛衝拳ってスキル使えたよ。『ハースト・グリフォン』ってのを倒せたんだ」

「やっぱ知らねぇモンスター……P.f.K.に置いて行ってもらうべきだったか」



 なんでぴーちゃんって呼ばないんだろう。恥ずかしいのだろうか。

 

「あ、あと格闘家って別に弱いわけじゃなかったんだね。なんで不遇なのかも聞いたよ」

「……ちっ、どこまで勘違いするか見ものだったのに」

「うん? なんか言った?」



 気のせいだろうか? 気のせいじゃない気がするので腹を殴っておこう。


「イッテ!? 地獄耳かよ……俺が認可してなかったらPKモンだぞ……」

「セインだから殴ってるんだよ?」



 他の人にこんな乱暴するわけがないだろう。

 聖二なら許してくれるよね、きゃるぅん。


「何グロッキーになってんだ?」

「自分で自分に吐き気が……」










「ま、ロールは大切よね。RPGなんだし」

「あっちとのギャップが大きすぎて反応に困るだけなんスよねぇ」


章終わりだからちょーみじかいね!

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