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最初の  作者: リナット
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第7章 アクシス。

— この化け物を焼き払え! — ソフィラが叫んだ。— 今だ!

剣が閃き、二つの醜い頭を持つ怪物の腕が地面に落ち、轟音が響いた。怪物は耳をつんざくような咆哮を上げ、大地が揺れた。

— 俺の攻撃じゃ厚すぎる! — グレブは叫んだが、次の瞬間には切り落とされた肢が触手のようにうごめきながら再び生え始めた。

「首も手足も斬った……」とソフィラの頭にひらめく。彼女は木の枝の上を走るリスのように怪物のうねる体を駆け上がった。「残るは腹だ。核があるはず!」

グレブは目を閉じ、残された力をかき集めた。最後の一撃。これが唯一のチャンスだ。

ソフィラは怪物の爪のある手を蹴って跳び上がり、脈打つ腹に剣を突き刺した。内部の輝く核が露わになる。しかし刃はその内部で止まり、核心には届かない。血が噴き出し、石を濡らし、鉄のような刺激臭が皮膚を焼いた。

迷うことなくグレブは突進した。アドレナリンが彼を突き動かし、頭には過去の断片が閃く——騎士との戦い、その勝敗を決めた一撃。彼は拳を握りしめ、炎が立ち上り、掌を紅の光で包んだ。

振りかぶり——一撃。

核が鈍い音とともにひび割れ、砕け散った。粘つく黒い液体が噴き出し、地面を侵食しながら草と石を蝕む。怪物は最後の咆哮を上げ——そして倒れ、大地を震わせた。

グレブは息を切らしながら前かがみになった。

— もう……力がない……

— 弱すぎだね、老人でもあるまいし。 — ソフィラは鼻で笑った。

背後で狂ったような叫び声が響いた。

— 私の……私の孫を殺した!

老婆が大鎌を振りかざして突進したが、次の瞬間、彼女の体は湿った音とともに裂け、肉片が飛び散った。その一片がソフィラの頬に張り付く。

彼女は何事もなかったかのようにそれを指で取り、口に運んだ。

— まあまあだね。おばあちゃんのパイみたいな味。

グレブは彼女を見つめ、目に明確な恐怖が宿っていた。

グレンが駆け寄り、主の足元に座った。センサーは緑に光っている。

— グレン!どこに行ってたんだ!

— それは……何だ? — グレブは驚きの声を漏らした。

— その「何だ」が私たちを救ったの。私の犬——グレン。

— それってロボットか? — そう言いかけたグレブは力尽きて倒れた。

— 弱いね。 — ソフィラは見下ろした。

グレブが目を開けると、月は同じ位置にあった。焚き火が揺れ、光が踊っている。彼は体を起こし、ソフィラを見た。

彼女は火で何かを焼いていた。肉が焼け、煙が立つ。グレンはその横に座り、内部の歯車が回るような音を立てていた。

— 起きた? 食事はもうすぐよ。

グレブは火を見た。焼ける肉の匂いが鼻を突き、次の瞬間、先ほどの光景が蘇る——魔女の肉を舐めるソフィラ。彼は吐き気を感じ、身を引いた。

— 食べない!お前、正気じゃない!

ソフィラは眉を上げた。

— これは五本尾のビーバーの肉だよ。食べな。

グレブは渋々受け取り、口に運んだ。

— 川の匂いがする。

— そりゃビーバーだし。たぶん放射性だね。

彼は飲み込み、彼女を見た。

— ここが魂の地獄なら、このロボ犬はどうしている?

— 父が魂を込めたのかもね。ある意味ここにいるのかもしれない。できれば天国にいてほしいけど。

— どうやって動いてる?

— 知らない。多分エネルギーを……クリスタルから?

— クリスタル? — グレブは皮肉っぽく言った。

— うるさいな。光ってるでしょ?エネルギーだよ。

グレンは鉱物のそばに立ち、何かをしていた。

— 爆発するなよ、グレン!

電子音が返事のように鳴った。

— なんで夜が終わらないんだ? — グレブが月を見上げた。 — 不気味だ。

— 細かいことを考えるな。まずは力を取り戻す方法を考えろ。

— 夜って、光がないんじゃなくて、光を忘れている状態だとしたら?

— なら思い出すだけよ。行動で。戦い続ける限り、闇に抗える。

— 勝てなくても?

— だからこそ戦うの。勝つためじゃない。負けないために。

突然、すべてが止まった。

焚き火の炎も、煙も、空気も凍りついた。

グレンのセンサーが赤く点滅し、黄色に変わる。

— グレン?

空気にオゾンの匂いが満ちた。恐怖と高揚が同時に二人を包む。空間が歪み——そして彼は現れた。

人ではない存在。左右で異なる肉体、鋭い骨格、滑らかな肌。光を宿す瞳、鹿の角。

グレンは攻撃態勢を取るが、視線だけで停止した。

— お前は誰だ? — ソフィラが震え声で問う。

— 私はアクシス。エリジウムの守護者。

彼の声は空間そのものから響いた。

— バランスが揺らいでいる。お前たちは触れてはならないものに触れた。

— 何もしていない! — グレブは叫んだ。

アクシスは微笑した。

— 存在そのものが干渉だ。呼吸も思考も波紋を生む。

— 何のバランス?

— 封印だ。闇の王を閉じ込める塔の。

その瞬間、彼は不意に態度を変えた。

— ……ああ、もう無理。

威厳ある姿は崩れ、普通の少年へと変わった。

— 何見てんの? — 彼はぼやいた。

— お前は神なのか? — ソフィラ。

— 一応ね。でもめんどい。

— 何でそんな姿を?

— 人間をビビらせるため。

彼は肩をすくめた。

— で、協力してくれる?

沈黙。

— いいわ、 — ソフィラは言った。 — やる。

— よし。塔へ行こう。だが覚悟しろ。

アクシスは消えた。

焚き火だけが残された。

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