何気なくて、どうでも良いこと
今日は、赤ちゃんと二人暮らし。
夫は明日の朝まで帰って来ない。
今日は、涼しくなってきたし、ベッドで寝た方が体の疲れが取れる気がするので、久々に二階で寝ることにした。
最近は、暑いのと、めんどうなので、一階に布団を敷いて寝ていた。
夫の家には、一階と二階にトイレがある。
一階は、私やお客さんが使用して、二階は、夫が使用している。
なので、私が二階のトイレを使用する時は、二階で寝た時くらいだ。
今日は、久々に二階のトイレを使う。少し緊張する。夫の家であるし、普段使わないので、何が待っているか、お尻に汗が出てきて、冷えてきた気がする。
すでに、トイレに座って、下衣を下げていたから、冷えて突然だった。
…
普通にできた。良かった。よし、あとは拭くだけ。
トイレットペーパーに手を伸ばすと、ん?ない。一瞬紙の感触があったが、あとは茶色の芯になってしまった。
「… まただ。これで二度目だ。何で補充してないんだ」
夫を恨んだ。私は怒った。トイレットペーパーを交換していないだけで、憎しみが一気にあふれた。
いや、待て。
こんなことで怒る私も、呆れた。
誰だって、こんなこともあるじゃないか。
しかも、夫じゃないかもしれない。
私の可能性だってある。
犯人が誰かわからないのに、夫と決めつけるのは早い。
犯人にさせられた夫が可哀想だ。
落ち着け、私。
明日、夫が帰って来たら、この事実と、今後も穏やかに過ごすための伝え方を考えた。
そうだ。怒りに支配されている今こそ、とびっきりのアイドルになりきって、可愛く伝えたら良いじゃないか。
明日、夫が帰って来たら、上目遣いで、「トイレットペーパー使おうと思ったんだけど、なかったのー」と、とびっきりの笑顔で伝えよう。
夫を、芯まで、私の虜にしよう。
そして、理不尽な怒りは水に流す。
仲良く過ごすのだ。




