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美神戦隊アンナセイヴァー  作者: 敷金
第5章 XENOVIA暗躍編
194/226

●第106話【前触】

※今回のエピソードは、拙作「押しかけメイドが男の娘だった件」ACT-79と同時進行の内容となります。

 「押しかけメイド~」では、今回のエピソードとは異なる視点での内容となっております。

 必ず両方読まなければわからない、といった展開ではありませんが、宜しければマルチサイト(複数視点)での展開をお楽しみください。



「ああ……XENOVIA共の策略の可能性が高い。

 急ぐぞ、地下迷宮ダンジョンへ向かう!」


 地下迷宮ダンジョンの所在地は、不明である。

 都内のどこか地下深くだと、以前凱が話していたことを愛美は覚えていたものの、具体的な位置は全く不明だ。

 その為、SVアークプレイスの専用エレベーター同様、各所に特殊な“隠された入口”が存在している。


 電磁ゲートと呼ばれる電送テレポーターのようなシステムであり、パーソナルユニットを介して条件を満たした“SAVE.”のメンバー及び車両が、特定の場所を通過した瞬間に転送されるのだ。


 迷宮園ラビリンスも同様のシステムを利用しているようで、ナオトと霞が乗る黒いバイク「ドルージュ」と愛美を乗せたナイトクローラーは、いつの間にか江東区の潮見通りを北に向かって疾走していた。


「これから何処へ向かわれるのですか、ナイトクローラーさん?」


 不安げに外を見つめながら、愛美が尋ねる。


『今、誘導案内が来た。

 木場駅方面に向かうよ!』


「えっと……あ、ありがとうございます!」


 場所が良くわからない愛美の為に、ナイトクロ―ラーは彼女の目の前に空間投影モニタを開き、マップを提示した。


『ナオトさん達にも情報は行ってる筈だから、彼らの後をついて行こう』


「はい」


 引き続き外を眺めつつ、愛美は胸中に拡がる言い知れない不安に耐えていた。


 何か、猛烈に嫌な予感がする。

 それも、今まで感じたことのないような。


 そんな不安を誤魔化すように、愛美は目に移る見慣れない景色に更に見入った。


 

 




 美神戦隊アンナセイヴァー


 第106話【前触】

 





 件SNSの書き込みは、愉快犯による悪戯という意見とXENOVIAの罠という意見で、“SAVE.”内は割れていた。

 確かにどちらも信憑性がありそうな話ではあったが、勇次の鶴の一声で、本件は後者であるという前提で対策を行うことに決まっていた。

 問題は場所の特定だが、


「二十三区内で人の集まる場所、というヒントだけでは、特定は困難だな」


 勇次の呟きに、凱が同意する。


「そもそもその情報自体が本当だって保証もないしな。

 陽動の可能性もなきにしもだし」


「シェイドIIIを使って何とか出来ないものっすかね?」


 今日三つ目のハンバーガーを手に取りながら、今川が提案する。

 シェイドIIIというのは、“SAVE.”専用の情報通信衛星だ。

 ナイトシェイドや“SAVE.”のメインコンピューターと連携されており、常時地上監視を行えるシステムを搭載している。

 パワージグラット使用時、並行世界の位置を特定して異世界間の通信をもサポートしている。


「シェイドIIIで反応が確認出来るのは、ある程度大事になってからだ。

 それでは間に合わん」


「ショボン」


「こういうのはどうでしょう」


 次に提案を示したのは、未来だった。


「ナイトシェイドとナイトクローラー全機で可能性のある場所を周回して、異常事態が起きたら通報してもらいます。

 その情報を統合してポイントを絞り、アンナセイヴァーを集結させます」


「人が多い地区の自動走行は、それだけでかなりのリソースを使用するぜ。

 その上で情報を統合、分析して送信だと、結構きついんじゃないかな」


 難色を示したのは凱だった。

 しかし未来は、まるでその反論を見越していたかのように、首を振る。


「私がやります」


「え?」


「具体的には、アンナパラディンの情報統合システムを使います。

 非戦闘状態であれば、複数の複雑な情報でも充分統合整理が可能です」


「しかしそれでは、事前に実装しなきゃならないだろ?」


「当然そうなります。

 ですから――」


 同席していながらも全然話に加わらず、先程からずっと漫画を読んでいるありさに、全員の視線が一度に集中する。

 それに気付いて顔を上げると、未来が満面の笑みを浮かべて話しかけて来た。


「頼むわね、ありさ」


「え? な、何?

 聞いてなかった!」


「頼むよ、ありさちゃん」

「頼むぞ、石川」

「ありさちゃん、大変だと思うけど、協力してね~」


「へ? へ?」


 結局、有耶無耶のうちに未来との実装に付き合わされる羽目になったありさは、読んでいた漫画を閉じると、意味不明な叫び声を上げてどこかに走り去っていった。


「うお、アブねっ!

 悪ぃ! って、霞じゃん」


 エレベーターで下りて来た霞達にぶつかりそうになったありさは、急停止すると目を丸くした。


「って、愛美も?

 よっ、しばらく」


「ありささん!

 ご体調は問題ありませんか?」


「ああ、もう大丈夫だよ?

 それよりあんたらは?」


「はい、私達も――」

「すまんが急いでいる。

 蛭田達はいるか」


 愛美達の会話を遮るように、ナオトが少し焦り気味に尋ねる。

 一瞬ムッとするも、ありさは右親指でミーティングルームの方を指し示した。


「あっちで明日の件の話し合いしてるよ」


「わかった。すまん」


「え? お、おぅ」


 まさか礼を言われるとは思ってなかったので、ありさはキョトンとして三人を見送る。

 愛美は少し申し訳なさそうに頭を下げ、ナオトと霞の後を追った。


「なんか妙に連携取れてるなあ、あの三人」


 頭をボリボリ掻きながら、ありさはまた特に目的もなく地下迷宮ダンジョン内を歩き回り出した。







 翌日。

 ここは区立南如月高等学校。


 休憩時間、亜紀は大垣美鈴を呼び出し、校舎裏に居た。

 

「ねえ大垣ぃ、実はちょっと頼みがあってさぁ」


「頼み?」


「実はアタシ、今日新しいバイトすんだけどさ。

 あんたも一緒にやってくんない?」


「どうして私が」


 反論しようとすると、脚に激痛が走る。

 亜紀が蹴りを入れたのだ。


「バイトの内容は簡単なんだよ。

 あるものを預かって適当なとこに置くだけなんだよね。

 それだけで三十万貰えるんだ」


「……」


「申し込み先教えるからさ。

 あんたも申し込んでよ」


「……」


「それでさ、貰ったバイト代全部アタシに回して」


 物凄く下衆な表情を浮かべつつ、顔を近付ける。

 安っぽい化粧品の臭いが、鼻を突く。


「は?」

 

「何その反抗的な目?

 いいじゃん、代わりにしばらく何もしないでおいたげるからさ」


「……」


「スマホ出しなよ」


「どこまで……」


 美鈴の顔に、怒りの色がこもる。

 と同時に、周辺の木々が風もないのに大きく揺れ始めた。


 亜紀は勝手にLINE登録を済ませると、そこに闇バイトの電話番号送信して来た。


「ホラ、早く」


「今?!」


「そうだよ、これ先着順なんだからさ」


「くっ……」


 亜紀の足元に、何処から伸びて来たのか植物の根のようなものが這い寄る。

 あと少しで亜紀の足を絡めとる、という所で、美鈴の頭の中に誰かが話しかけて来た。


(いいのよ、いう通りにして)


 聞き覚えのある声……デリュージョンリングだ。

 美鈴は、頭の中で応える。


(どうしてですか?! 今コイツを一気に――)


(この女は活用させてもらうわ。

 あなたは電話をかけて。適当に話を合わせるのよ)


(わかりました)


 脳内の通信が終わると、美鈴は諦め切った表情で電話を掛け始める。

 それを満足そうに、腕組みをしながら見つめる亜紀。

 その口元は、下品に歪んでいた。






 電話をかけ終え、一息ついているデリュ―ジョンリングに、一つの足音が接近する。

 ここは工場の廃墟。

 明り取りの窓から差し込む陽光に照らされ、マントを羽織った男のシルエットが浮かぶ。


「あら、キリエ。

 何の用?」


 心の中では驚いていたが、表情に出さずこちらから声をかける。

 キリエは不敵な笑みを浮かべながら、彼女の手前まで歩み寄って来た。


「不思議なことがあってな」


「不思議なこと?」


「今日、都内にアンナユニット共が現れるという書き込みが、SNS上に出回っていてな」


「あらそう」


「あいつらが出て来るということは、それはXENOが出現する予告を意味するだろう。

 デリュ―ジョンリングよ、お前は何か知らないか?」


「さあね、知らないわ」


「そうか」


 そう言うと、キリエはデリュージョンリングの右腕を強く掴み上げた。

 その手には、先程まで使われていたスマホが握られている。


「何するのよ」


「フン、お前が我々に黙って何かしようとしている事はわかっている。

 その気配がプンプン漂っているからな」


「それが私達の活動の一環なら、何も問題ないんじゃないの?」


「ほう」


 デリュ―ジョンリングの腕が、激しく締め上げられる。

 だが、彼女は表情を全く変えようとしない。


「確かにお前のいう通りだ。

 だがな、想定外の行動を取られるとこちらも都合が悪くてな」


「あらそう」


 尚も腕の締め付けは続く。

 デリュージョンリングの右前腕は青黒く変色し始めている。


「お前、XENOの幼体を何処で手に入れた?」


「は? 何よそれ」


「とぼけるな。

 XENOの幼体のストックは、とっくに使い果たしている。

 そしてそれを、今粛清で潰して回っているところだ。

 だが実態はどうだ?」


「……」


「何者かが、新しいXENOの幼体を入手する手段を知ってそれをばら撒いている。

 ――デリュ―ジョンリング、それがお前なのではないか?」


「……」


 表情に出さない。

 彼女の態度に突如激昂したキリエは、そのまま腕を握り潰した。

 千切れた前腕が、床にボトリと落ちる。

 しかし、それでもデリュージョンリングの表情は変わらない。


「あなた、何を焦ってるの?」


「何ぃ?」


 徐々に朽ちて行く腕を眺めながら、デリュージョンリングは感情のこもらない声で語り掛ける。

 傷口からは、即座に新しい前腕が生えて来る。


「あなたまるで、誰かがXENOの幼体を“手に入れる事”に怯えてるみたいね」


「何を言う! 俺は……」


「XENOが増えても別に影響ないんでしょ?

 あの贋作達をおびき寄せる材料になるんだし。

 あなた、そう言ってたじゃない」


「ぬぅ」


 腕に付着した血が、肌に溶け込むように消滅する。

 右手を軽くパッパッと振ると、デリュージョンリングは床に落ちたスマホを手に取った。


「あ~あ、画面割れちゃった。

 ねえ、直してよ」


「……」


 彼女からスマホを奪い取ると、キリエは画面を掌でさっと撫で、突き返した。

 激しくひび割れていた画面が、完全に元に戻っている。


「高かったんだからね、これ」


「どうせ、お前のその姿の“元の持ち主”のものだろうが」


「そうよ? だから何?」


 当然でしょ? といわんがばかりの顔で何故かドヤるデリュージョンリングに呆れると、キリエは踵を返した。


「もういい!

 だがなデリュージョンリングよ。

 お前の企んでいることは、必ず暴いてやる」


「お好きにどうぞ」


 マントをバサッと翻し、キリエは何処へともなく消えて行く。

 しばらく姿が完全に見えなくなるのを待っていたデリュージョンリングは、ふぅと息を吐くと、額の汗を手で払った。


「意外と勘が鋭いのね。用心しなくちゃ」


 誰に言うでもなく、独り言を呟いた。








 時は経ち、午後四時。

 闇バイトの要項に従って、亜紀はJR渋谷駅ハチ公口前改札付近で待機していた。


 今日は、なんだか様子がいつもと違う。

 この時間に渋谷に来ることはよくあるが、その基準で見ても人の数が段違いに多い。

 しかも駅周辺からあまり動かず、かといって待ち合わせをしているとは思えない雰囲気の者達ばかり。


 更に加えて、あまり渋谷に似つかわしくない――秋葉原辺りにいそうな中年男性の集団まで集まっている。

 中にはバズーカ砲のようなレンズを付けたカメラを抱え、しきりに辺りの様子を窺っている者達まで居る。

 そんな連中に奇妙な違和感と嫌悪感を覚えながらスマホを眺めていると、中学生くらいの少女が、不安そうに声をかけてきた。


「あの」


「あ、何あんた?」


「336番さん、ですか?」


「え? あ、う、うん!」


 中学生くらいの少女は、紙切れのようなものを手にしながら亜紀の顔を見つめている。

 彼女が反応すると、ホッとした顔で手に持っている白い紙袋を渡して来た。


「これ、さっきそこで頼まれたんです。

 336番さんに渡して欲しいって」


「え、それだけ?」


「そうです。

 じゃあ、確かに渡しましたので」


 そう言うと、少女はぺこりと頭を下げて何処かへ行ってしまう。

 渡された紙袋の中を見ると、小さな四角い紙製の箱と、一枚の手紙が入っていた。


「えっと……なになに?


 “紙袋の中の箱を、人の多そうな所に置いてください。

 その後、回収は不要です。

 この手紙と袋は処分してください。

 報酬の入金は、後日連絡時に詳細をお伝えします”


 ――え~、即日じゃないのかよ!」


 少々当てが外れはしたが、それでも三十万円はありがたい。

 箱に手を触れてみると、保冷剤が入っているみたいでかなり冷たい。

 箱を開けてみると、中には乳白色の円筒形カプセルが十個以上詰められている。


「なんだろこれ?」


 亜紀はカプセルの一つを摘まみ出してみるが、完全に密封されている上、氷のように冷たいので長く持っていられない。

 箱にカプセルを戻すと、軽く背伸びして周囲をきょろきょろと見渡す。


「アイツは……別な場所なのかな。

 まぁいいか。

 ――ぱるるでも寄って帰ろっと」


 そう呟くと、紙袋を肩に掛け、亜紀は渋谷ぱるるへと足を向けた。




「――いいわ、あの女は紙袋を持って渋谷ぱるるの方角に向かってる。

 あなたの出番よ」


 先程、亜紀に紙袋を手渡した少女が、スマホで何者かに語り掛ける。

 その声は、先程の子供っぽいものではなく、まるで成熟した大人の女性のようだ。


 ぺろりと舌を出して唇を舐めると、少女は駅の柱の影を通り過ぎる。

 再び柱から姿を現した時、その外観は赤いチャイナドレスをまとった美しい女性の姿になっていた。


「――里美~、どこ行ったの~?」


「里美ったら~!」


 何処からともなく、人を捜すような声が聞こえてくる。

 二人の中学生くらいの少女が、困り果てた顔で改札の方へ走って行くのが見えた。



 それを尻目に、デリュージョンリングはもう一度ペロリと唇を舐めた。






 渋谷ぱるる。

 JR渋谷駅ハチ公口付近、スクランブル交差点を渡って渋谷センター街方面に向かうと見えて来る、大型の商業施設。

 109より手前であり、直接交差点に面しているということもあり非常にアクセスが容易である上、地下街とも繋がっている。

 低階層に若年層向けの、そして高階層には様々な世代の客層をターゲットにした有名テナントが入っている上、最上階のレストラン街、また映画館等もあり、今とても人気の高いポイントだ。


 通い慣れたような体で、亜紀は一階入口から中に入って行く。

 その様子を、二階のバルコニーから眺めている美鈴の姿があった。


 彼女のすぐ傍にあった鉢植えの観葉植物が、突如ざわざわと蠢き始めた。



 


「あの、様子はいかがですか、ナイトクローラーさん?」


 アンナローグは、車の中から心配そうに話しかける。

 緊張感のない、軽いノリの声が反応する。


『今のところ特に何もないね。

 他の方面からも何の連絡もないし』


「そうですか。

 皆さんの様子はいかがでしょう?」


『全員相変わらずの待機状態だねぇ。

 さぁアンナローグ、渋谷駅の方に向かうよ』


「よろしくお願いします」


 アンナローグは、祈るように両手を握った。



 アンナセイヴァーは、全員実装を果たしてそれぞれの受け持ち地区に向かって分散した。


 アンナウィザードは新宿、アンナミスティックは巣鴨から池袋方面、アンナブレイザーは品川、そしてアンナチェイサーはナオトと共に新橋、ナイトシェイドに乗った凱は下北沢方面、今川とティノはナイトクローラー五号機に乗って杉並方面を受け持っている。

 アンナローグは、渋谷方面の担当だ。


 実はその後、SNS上に更なる書き込みが行われた。




“謎のコスプレ集団出現情報 続報でーす

 二十三区内でSが付く場所

 時間はたぶん夕方かな?”




 この書き込みを確認した“SAVE.”は、その情報を受けて可能な限りメンバーを分散させていた。

 非戦闘員である今川やティノまで駆り出しての対応である。

 勇次はオペレーター達と共に地下迷宮ダンジョン内から、更なるネット上の動きを監視しつつ、彼女からの情報を待つ。


 東京上空約千二百メートル程の高さで、滞空待機しているアンナパラディンからの。







 そして更にもう一人、この場所に姿を現した者がいる。

 その片耳には、何故か黒いイヤホンが着けられている。


「フン、あいつもここに来たか。

 これは面白い、好都合だ」



 それは、キリエ――渋谷ぱるるの近くにあるビルの屋上に佇む彼は、ある人物の姿を遠視により監視している。


 その人物の名は“新崎未央にいさき みお”。


 女性のような恰好で姿を現した“彼”は、同行者と思われる女性と何やら楽し気に話しながら、渋谷ぱるるの中へ入って行った。







 それから三時間後の、午後四時過ぎ。

 遂に、動きが現れた。





『大変だ!

 渋谷ぱるるで事件発生! XENO の可能性大!

 アンナローグ、発進出来る?!』


 ナイトクローラーが、沈黙を破って突然叫ぶ。

 その声に、それまでぼうっと窓の外を眺めていたアンナローグが、即座に反応する。


「わかりました! 上を開けてください!」


『気を付けてね! 行ってらっしゃい!!』


 ナイトクローラーは天井のハッチを展開し、アンナローグの立つ床をリフトアップする。


 夕刻の渋谷の街、フィンガーアベニューと神宮通りが交わる交差点。

 赤信号で停車する一台のタウンエースの上に、ピンク色の髪とコスチュームの少女が立ち上がり、爆音を上げて大空へ飛翔した。





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