旧統一教会叩きは世界的単一宗教誕生への布石 ~宗教は大衆を縛る為の道具~
前回記事で保留した統一教会の件に結論が出たので書いておく。支配者連中の最終目標は世界統一政府の実現だが、その為の具体的な方策として、
①家庭の破壊
②国家の破壊
③宗教の破壊
ということを思い出した。
①については核家族化やメディアを使った女性の社会進出やLGBTの奨励、法整備による離婚の奨励、老人ホームの整備によってほぼ達成されている。これらによって分断された人々は人同士の絆ではなくカネで動くので支配者連中の言いなりになる。
②について。安倍元総理の国葬をメディアを使って叩くことで政府への信頼はある程度失われた。そして機を見計らってワクチンの致命的な害を大手メディアが一斉に報道を開始すると、国民はパニックに陥り自分たちを騙した政府に怒りの矛先を向ける。
「こんな政府なんか信用できない!誰か助けてくれ!」と叫ぶ大衆の前に「安心してください。私たちが全て解決します」と世界政府が登場する。人々は自由も権利も喜んで差し出し、世界政府を受け入れる。
③。世界中の宗教は全て支配者連中が大衆の搾取や分断統治を目的に作ったもので、これまで大いに連中の役に立った。しかし世界政府の誕生で用済みになる。なるのだが、宗教の持つ結束力や彼らが植え付けた狂信性が世界政府へのスムーズな移行を阻害するだろう。そこで宗教のスキャンダルを徹底的に暴露する。ネタは暴力、恐喝、収賄、脱税、聖職者による性的虐待などいくらでもある。信徒が幻滅したところで全宗教を弾圧し、世界政府の王を神と崇めさせるのだ。
人間を拝むなんて馬鹿なことあるかと思うだろうが、ヨハネの黙示録13章にはこうある。
4 また、龍がその権威を獣に与えたので、人々は龍を拝み、さらに、その獣を拝んで言った、「だれが、この獣に匹敵し得えようか。だれが、これと戦かうことができようか」
8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、その名を世の初めからしるされていない者はみな、この獣を拝むであろう。
14 さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、かつ、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じた。
15 それから、その獣の像に息を吹き込こんで、その獣の像が物を言うことさえできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
15については当時の人々にはチンプンカンプンだっただろうが今の技術なら難しくない。
勘違いしないで欲しいが聖書を引用したのは私がキリスト教徒でも聖書信者だからでもなく、もちろん読者を「見ろ、2000年前に聖書に書かれたことが実現しようとしている! 神が書いたんだから正しくて当然だ! キリストを信じろ!」と言ってキリスト教に誘導しようとしているのでもない。
先に書いたように宗教は支配者が作った。当然聖書も彼らが書いた物ということになる。ヨハネの黙示録は連中が自分たちの計画を自慢げにわざわざばらしてくれてたので(連中は良くこういうことをする)引用させてもらったというわけだ。
聖書に限らず宗教の経典には愛や寛容など良いことがたくさん書かれている。それは信じたら良いし大いに実行したら良いと思う。
しかし神による裁きや救いの預言は支配者連中が仕込んだ罠だから絶対に信じてはいけない。
神がいずれ救ってくださる、神がいずれ裁いてくださるという思考になると、そのいずれを死ぬまで待ち続けるだけで目の前の悪に何も行動しなくなる。それこそが連中の狙いであり、連中を自由にさせた結果が今の世界なのだから。
そもそも教祖がためになることを語ったり奇跡を起こしたイコール彼の預言も成就する、という図式は成り立たない。それとこれとは全くの別問題だ。①奇跡を起こした→②彼は神or神の子or神の代理人→③だから彼の言動は絶対に正しい→④だから彼の預言も絶対に成就する、というのが信者の思考だろう。しかし、
①は悪魔でもできる可能性がある(奇跡が神だけの特権である証明ができない)のだから②が否定される。彼が悪魔の力を借りていたなら③も否定される。自動的に④も否定される。信者の頭にあるのは奇跡=神だけで、奇跡=神以外を想定できないのが落とし穴。もちろんそうなるように思考誘導されたわけだが。
よしんば奇跡が神によるものだとしても神の絶対性など証明できないのだから③は成り立たず、ということは④も成り立たないことになる。「神は絶対に間違えない! 間違うような神は神じゃないんだ!」と信者は思うだろうが、「唯一絶対の神」は本人が自称してるだけだし、ギリシャ神話の神などは相当に人間臭い。どっかの国の女神は姉弟ゲンカにへそを曲げて仕事を放りだした挙句、世界を闇に閉ざすという超迷惑行為まで働いたし。あんなんでも一応最高神なんだってさ。マジかよ。
世の中には神や天使、霊、宇宙人と交信できると言う人達がいる。中には神の生まれ変わりを自称する者もいるが、無条件でありがたがる前にその異次元存在がマトモな存在か見極めなければいけない。アマテラスはあんな奴だったし(大国主が豊かにした国をとんでもない理由で強奪したりもした)、北欧神話のロキだったら目も当てられない。相手が神を名乗っても真実を語るとは限らないし、神を騙る悪魔というケースもある。
しかし絶対性を持った神の実在も否定はできない。その場合はなぜ日時を明確にしなかったのかという疑問が生じる。何年何月何日あの国でこういうことが起こると言って、それが成就すれば信者は爆増するのに、いつも曖昧なことばかり。曖昧なことを言って受け取った側にあれこれ解釈させるのは占い師の手法だ。
また多くの宗教では最後の審判と称して神による世界的大殺戮を予告する。殺戮を宣告・容認している時点でその神が愛でも正義でもないのが分かるはず。むしろ神ではなく悪魔と解釈した方がすっきりする。
黙示録ではその後、龍と獣が滅び神の千年王国が誕生することになっている。もちろん誕生しないだろう。イエスが「悔い改めよ。神の国は近づいた」と説いてから2000年経っても神の国が現れなかったように。