話し合う女子高生5
A子「超能力がほしいよ!」
B子「具体的には?」
A子「空中浮遊とか!信号待ちせずに横断歩道が渡れるよ!」
B子「でもそれって周りの人にスカートの中丸見えになるだろ。」
A子「あ、ほんとだ。私みたいな繊細な子には使えないね…。」
B子「せん…さい……?」
A子「あ、私のことバカにしてるでしょ!私だって乙女なんだからね!」
A子「寝る時はぬいぐるみさんに囲まれてないと眠れないんだからね!」
B子「そういえばお前の部屋ぬいぐるみがたくさんあったな。」
A子「超能力でぬいぐるみさんを動かすとか良いかも!」
B子「あの量のぬいぐるみが動き出すとか…まるでホラーだな…。」
A子「えー、かわいいじゃん!童話の世界みたいでいいじゃん!」
B子「まあお前がそれでいいなら別にいいんだけどさ。」
A子「B子ちゃんはどんな超能力使ってみたいの?」
B子「私?私は…テレパシーとか使えたら良いかもな。」
A子「なんでなんで?」
B子「携帯代が浮くからな。…ちょっと地味かな?」
A子「そんなことないよ!テレパシーが使えたらいつでもB子ちゃんとお話が出来るもん!素敵だと思うよ!」
B子「あ…うんそうだね。」
A子「あーあ、ホントにテレパシー使えたらいいのになー。」
B子「テレパシーなんかなくても言いたいことは言葉にして伝えりゃいいんだよ。」
A子「言葉にするのって難しいよー…。」
B子「大丈夫、あんたはしっかり出来てるよ。」
A子「え、そうなの?私何か言ったっけ?」
B子「あんたは分かってなくても相手が分かってたらそれでいいんだよ。」
A子「そうなんだ。ならよかった!」
A子「あ、そろそろ帰らなきゃだね。」
B子「あ、ああそうだな…。」
A子「どうかしたの?」
B子「い、いやなんでもないよ…。それじゃあ帰ろうか。」
A子「そうだ!夜に電話してもいい?」
B子「えっ、あっ、う、うん、いいよいつでも電話してきて!」
A子「実は私まだまだ話したいことが山ほどあるんだー!今夜は寝かさないよー!」
B子「そうか…。ありがとな。」
A子「あれ?その反応…。まさかB子ちゃんエッチなこと期待してるー?」
B子「ば、バカ!そんなんじゃないし!わ、私はただあんたと電話できるのが嬉しくて…。」
A子「ふふっ…。」
B子「な、なんだよ…。」
A子「B子ちゃんも言いたいことを言葉にして伝えてくれたね!」
B子「あ…。」
A子「あ、B子ちゃん顔真っ赤になった!カッワイイー!」
B子「う、うるさい!帰るぞ!」
A子「はーい!あー今夜が楽しみだなー!」
是非感想や評価をお願いします。